学会は旅行のチャンス!

診療所は土曜日も出勤です


診療所に勤めて一番嫌だったことは、土曜日が出勤になったことでした。

病院勤めをしている時は、救急日以外は、週休二日制が当たり前でしたので、診療所に転職してからは、土曜日の出勤がとても苦痛でした。世間は花の金曜日でも、あと半日乗り越えなくてはいけませんからね。

家族も土曜日は休みで週休二日なこともあり、一人出勤をする虚しさ。子供たちが学生の頃は、土曜日に部活の試合が行われることも多かったため、中々応援に駆けつけることが出来なかったり、一緒に旅行に行ったりなども敬遠しがちになりました。

しかし、世間は土曜日が休みの方が多いため、患者様が(特に若い方々)どっと押し寄せて、半日のみならず3時頃まで患者様が途切れないこともあり、ほぼ一日つぶれてしまうような感じです。

今では大分慣れましたが、たまには土日と続けて休んでみたいなあ~と思います。




学会は旅行のチャンス?


しかし、診療所というところは、先生が学会に行くときは、臨時休診になります。病院と違って、代診の先生もいないため、先生の不在はイコール休みになるのです。

実は今週の平日2日間、当院の院長も学会に出かけました。学会の時は、前もって知らされるので、患者様への休診の案内など諸用事も増えるのですが、心の中は、ほくほくです。

大抵のスタッフはこの学会の期間を利用して、旅行に行ったり、買い物に行ったり、大掃除をしたり、一日中ゴロゴロしたり、とにかく平日なこともあり、自分の時間がたっぷりと持てるのがうれしい限りです。




軍艦島に行ってきました


私は今回、夫に休みを合わせてもらって、夫婦で長崎旅行に出かけることにしました。以前から軍艦島に興味があって、世界遺産にもなったことだし、いつか行ってみたいなあ~と前々から思っていたのですが、診療所の休みに合わせるとすると、お盆や正月、ゴールデンウィークなど、どこも旅行代金が高くつくのが現実。もちろん有給もありますが、スタッフ人数の少ない診療所では、有給を取りにくいのも現実。

そこでこの学会はチャンス!到来だったのです。学会の間は大概平日ですし、お盆や正月、ゴールデンウィークとは違う時ですので、旅行代金がすこぶる安いのです。


私の選んだのは、某旅行会社主催の一泊二日長崎ツアー【往復航空チケット+軍艦島ツアー(これは別料金で現地払い)+ホテルツイン(朝食付き)】2名で、なんと、合計37400円。関西から通常だと九州まで飛行機で移動するだけでも2名(片道)でこの程度はかかりますので、格安になっているのは一目瞭然ですよね。

ホテルもそこそこ快適で利便性も良かったですし、飛行機も隣同士で座ることも出来ました。平日ですので、観光客も少なめで(春休みのせいか学生旅行の方々はちらほら見かけましたが)、食事も観光もゆったりと出来ました。

1日目は、到着してすぐに、長崎平和公園、大浦天主堂、オランダ坂、グラバー園と市電で観光をしました。

そして2日目には待ちに待った軍艦島ツアー。当日の朝まで雨が降っていたので上陸できるか不安でしたが、乗船の頃には雨も止んで、軍艦島に上陸することも出来ました。しけが強い時には、上陸が出来ず接近するだけになることもあるようですが、ラッキーにも上陸出来て、石炭で栄えた端島(軍艦島)をこの目で見ることが出来ました。

今では島全体が老朽化し、時の止まった軍艦島。一種異様な雰囲気でしたが、ガイドさんの名解説で、大正昭和と活気に溢れた石炭の町、軍艦島を頭に思い描いて見てみると、心に染み入るような深い感慨に陥りました。そして崩れ行く当時の高級アパートの残骸に人間の影と日向を見るようで、熱いものがこみ上げてきました。

そしてもちろん最後には長崎ちゃんぽんと皿うどんをお昼に食べて帰りの途につきました。



まとめ


診療所の先生にもよるのでしょうが、当院では1年に2~3回は、先生が学会に出かけられます。土曜日休めないのは残念ですが、平日にぽこっと休みがあるのも中々いいですよ。有給が減る休みではないので、気兼ねなく旅行にも行けますしね。

実は5月にも学会休みがあるので、「さあ~今度はどうしようかなあ~。」とにやにやと計画を立てている私です。また、どこかへ行ったらブログで報告しますね。

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2017年最後の失敗

ミスは起こるものです


このタイトルはダメダメですね~。「ミスは起こるもの」そういうスタンスで仕事はしてはいけません。ミスをしないこと、それが一番大切なはず・・・・・しかし、

どんなに気を付けていても、どんなに経験があっても、何故かミスは起こってしまうのです。言い訳になるだけですが、私も今年多くのミスを重ねてきました。

「でもこれが、医師や看護師のミスだったら?」命にかかわってしまうかもしれないのです。
私は医師や看護師さんは偉大だといつも尊敬しています。その注射の針一本、投薬一個に命が左右される可能性もあるからです。お金はお金で解決できますが、命は命をもってしても解決できませんから。

私はやはり事務員、そう、命の責任まで背負っていないせいか、甘いのかもしれません。多くはお金で解決できるミスがほとんどなので。





今年最後の失敗


今年最後の失敗は、12月のレセプトを送信した後にやってきました。「やれやれ、今年最後のレセプトを無事送信したぞ。」と思ったのもつかの間、返戻レセプトを郵送してから3日目に、社保から電話がかかってきました。
「今月の返戻レセプトのことですが、送られてきた紙レセプトにミスがあります。至急再送して下さい。」
「どんなミスですか?」
「送られてきた紙レセプトですが、『仮レセプト』との表記があります。『本レセ』を再送してください。」
「?????まさか・・・」
紙レセプトは通常、電子カルテから、決まった操作で簡単に出すことが出来るのですが、どうも私は、いつも院内チェック用で使用する『仮レセプト』の方を送ったようです。レセプトをプリントアウトする際に、何気なく間違った操作をしたようでした。送った本人としては、正しい『本レセ』を出したつもりでいたので、全くそのミスに気付きませんでした。レセプトの上部に『仮レセプト』と表記されているのすら気付かずに。情けないことでした。
「これはもしかしたら国保にも同じミスをしているはず。」慌てて国保にも電話をし、間違って『仮レセプト』を郵送していることを説明し、正しい『本レセ』を郵送しなおすことを承諾して頂きました。
今月の場合、早めの7日に処理をしていたこともあり、なんとか今月中に再送して事なきを得ました。
「なんでこんなミスを!」と嘆いたところで始まりません。次からは郵送の際にも誰か他の人に第二確認をしてもらうことで、対処することにしました。


ミスをしたら・・・



  • 保険証間違い

  • 算定ミス

  • 患者様とのトラブル

  • 会計間違い


毎日様々な間違い、ミスが起こります。その都度、「インシデントリポート」や「ヒヤリハット」を記載し、職場に提出します。その事実は次のミーティングで全員の前でさらし者?にされるので、正直辛いです。毎日の会計で最後に10円たりとも合わなければ、くら~い気分になります。いつどこで誰におつりを間違えたのかなんて、見当もつかないからです。


  • 出来て当たり前、出来ないと責められる


結構、現実は厳しいです。





ミスを未然に防ぐ努力


今日、ぶらっと寄ったコンビニに面白い本がありました。









実はうちの家族にもミスをして落ち込んで、何もかもうまくいかないと思い込んでいるどん底君がいるので、この本を衝動買いしてしまった次第。小林弘幸さん曰く、色々な不調は自立神経を整えることでかなり改善できるようです。ミスは疲れた時に起こりやすいもの。ミスをすれば落ち込んで、落ち込むとミスをして。そういう悪いサイクルに巻き込まれている人には是非ともお勧めな1冊です。




まとめ


今年もあと1日。黒豆を炊きながらのブログです。どうぞ皆様の来年もよい一年でありますように。

駐車場内での事故の対応について

年の瀬

年の瀬ですね。明後日からは待ちに待った8連休です。長い休みに入る前は、決まって患者様が押し寄せて来ます。「年末年始で薬が足りなくなるから」と朝早くから夜遅くまで、途切れることなく患者様が来られます。数にして、普段の1.5倍から2倍近くの患者様が来られている感じです。
そんな状態ですから、待合室も芋洗い状態。テレビの音もかき消されるような賑わいです。
待合室が満杯なので、当然、駐車場も満車状態。車が止められなくてクレームをつけてくる方も。地方では車での来院が普通ですので、仕方がありません。

駐車場内での事故

駐車場が満車に近い状態の時、時々、患者様同士で車の接触事故が起きたりします。駐車する際の事故ですので、大きな事故というよりは、軽い接触事故がほとんどです。
今日も接触事故で軽く擦り傷をおわれた患者様がいらっしゃいました。接触事故を起こした車は、気付いたのか気付かなかったのか、そのまま逃走してしまったようです。パトカーも来て、それでなくてもごった返している駐車場が大変なことになっていました。
そういう時は、病院側としてはどうしたらいいでしょう。
基本は、あくまでも駐車場内の事故は、病院とは関係ないので、当事者同士の解決となります。警察を呼ぶのも個人の責任。病院としては、何もしないのがほとんどです。
しかし、今日はちょっと困ったことになりました。接触事故でけがを負われた方は、当院の患者様で予約で来られた方でした。


事故の怪我の処置

「さっき、そこの駐車場で、隣の車と軽く接触して、腕に傷が出来たんですけど、ちょっと消毒してくれないでしょうか・・・」みると確かに軽い切傷のようです。医療機関としては、当然処置を施したくなるところですが、ちょっとストップ!

こういう場合、簡単に処置をすることは出来ません。なぜなら、当院では事故を扱っていないクリニックなのです。もし、これが事故扱いになった場合、少し面倒なことになります。

患者様に話を聞くと、警察を呼んだけど、軽く車と擦っただけの怪我だし、事故扱いはしないということです。

その話を聞いてから、「それなら保険で」と創傷処置をしました。


事故の場合の費用

交通事故の場合、健康保険ではなく、自賠責保険や任意保険を使うことになります。診療の費用は自費診療となり、基本的には各医療機関で1点あたりの価格を自由に設定できます。(概ね1点=11.5円~12円)の労災に準ずる算定協定があります。)

事故の診断書も自費になり、医療機関によって差はありますが3000円から5000円といったところでしょうか。費用は自賠責保険に請求することとなります


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基本的に医療機関の駐車場に限らず、事故になった場合は、当事者同士で警察を介入しての処理になります。病院としては、馴染みの患者様同士の事故であっても、言い方が悪いですが、見て見ぬふりです。勿論、敷地内で患者様同士の喧嘩が起こったとしたら、他の患者様に迷惑がかからないよう介入せざるを得ない場合もあるでしょうがね。
年の瀬は道路も大変混みあいますし、皆さんも十分事故には気を付けましょうね。


クリニックの12月 裏事情

クリニック業務について


開院当初からの採用で、早3年が経過しました。最初は病院からの転職でしたので、戸惑うことばかりの毎日。

「それって私の仕事?」

「こんなに夜遅くなるの?」

「責任の所在ってだれ?」

「不満は誰に言えばいいの?」

「こんな仕事は契約にないよ」

などなど、病院勤めの時とは違う業務の曖昧さに?ばかりの日々でした。




最初にクリニック務めを決めた理由は給料が多くなること!

ただその1点だけでした。何しろ子供たちにお金がかかる時期でしたので、迷うことなく飛び込んだわけです。




正直、数字上の給料は上がりました。しかし、仕事の忙しさや拘束時間の長さを鑑みると、果たして本当に給料が上がったと言えるのかどうかわかりませんがね。







クリニックの仕事内容


クリニックで働くということは、病院勤めの時とは少し違います。病院の場合、自分の部署や専門担当などが分かれていることが多いと思いますが、クリニックは人数が限られているので、「医療事務」として雇われたとしても、なんでもやらなくてはいけません。

  • 朝の掃除、ゴミ出し

  • 備品管理

  • 花・植木の管理

  • 受付

  • 会計

  • レセコンの計算

  • レセプトチェックにレセプト送信

  • レセプト統計

  • 各施設や市町村への請求書

  • ドクター秘書


ざっと上げるだけでもこの程度あります。

電球が切れれば、買いに走って替えますし、柿の季節は、柿の実も取ります。要するに何でもやるのです。出来ないのは看護師・医師業務ぐらいなもの。契約にないからと言ってやらないわけにはいきません。勿論、そのクリニックの院長の方針によって、仕事内容は違うとは思いますが。




クリニックの12月


クリニックに来て良かったなあ~と思えるのは、スタッフの食事会。
12月には、忘年会。1月には新年会が行われますが、当院の場合は、全部院長持ちです。要するに無料ってことです。おまけにスタッフの食べたいところに連れて行ってくれるので、みんなで美味しいものをごちそうになれるってわけです。
12月の場合は、忘年会でビンゴゲームもあります。勿論景品も全て院長からのプレゼント。当院の場合はあまり高価なものはありませんが、近隣のクリニックでは、家電が全員に当たるそうです。お掃除ロボやiPad、電子レンジなど。羨ましい話ですね~。
1月には新年会がありますが、当院の場合は日帰り旅行です。温泉に入って、美味しいものを食べて・・・というコース。これも当然院長持ち。ありがたや、ありがたやです。しかしもっと羨ましいのは、海外旅行に連れていってくれるクリニックもあるとか。院長がスタッフをどれだけ大切に思っているかよくわかりますよね。感謝を形にしてくれるわけですね。


クリニックの困るとこ


業務が多岐に渡るのも大変ですが、それ以上に困ることは、休みを取りにくいこと。

とにかく人数がいませんので、1人減ると業務が大幅に増えるのです。多少の風邪程度で休むものなどは一人もいません。計画的な休みでさえ、プライベート的な用事は取りにくいもの。どうしても必要な子供の用事や病院の付き添いなどで休むことが出来る程度。旅行などは、長い休みに取るようにという雰囲気です。長い休みは世間も休みですので、行楽地は人が多いですし、費用もかさみますが仕方ありません。

そもそも熱があったとしても、即診察して、解熱剤で熱が下がれば、業務に戻る始末。それぐらいスタッフの人数に余裕がないのです。


まとめ


病院と違って、個人経営ですので、お歳暮シーズやお中元シーズンはどしどしとお届け物も届きます。それをスタッフで山分けさせてくれる医院も多いようです。いわゆる現物支給ですね。
もちろん全クリニックでそういうことが行われている訳ではありませんが、このように何らかのメリットがあるのも事実。
これから医療事務につこうと思う方は、いいことも悪いこともすべてひっくるめて、天秤にかけてから、病院かクリニックか決めるといいかもしれません。但し、このような裏事情は、当然、表には出ないので、最初はわかりませんがね。

こんな時どうしますか?

毎日病院にいると、色々な事件が起きるものです。これは今週実際に当院に来られた患者の家族とスタッフの会話です。みなさんはこんな時どうしますか?


事例1 



  • 先月、当院から〇〇病院へ紹介となった方です

  • 紹介状を渡して、当院は終診となりました

  • カルテも病名はすべて、転院のため、中止となりました

  • レセプトも送信済み





本日この患者様の家族が来院されました。

家族「薬がなくなったので、もらえませんか?」

スタッフ「確か、○○病院へ紹介となりましたよね。そちらでもらって頂けませんか?」

家族「いやあ、実はまだ○○病院へは行っていないんです。来週が予約なもんで。それまでの薬が無くなって困ってるんです。」

スタッフ「わかりました。院長に確認を取りますね。」




初診?再診?


この患者様は一旦当院では、病名上は中止となっているので、診察するとしたら、初診扱いになります。しかし、今日は家族様のみの来院。本人を診察なくして、初診料は算定できません。

本当は、○○病院へ行って薬をもらって欲しいところですが、○○病院の予約が来週とのことなので、その分だけ、処方することにしました。

レセプトが送信済みですので、初診料を取りたいところですが、家族のみの来院なので、仕方なく再診料で算定し、処方しました。




事例2



  • 当院を先月、終診となった方です

  • 在宅医療を受けることになったので、在宅専門の✖✖医院に紹介となっています

  • 在宅自己注射+血糖自己測定器加算を算定していました

  • カルテも病名はすべて、転院のため、中止となりました

  • レセプトも送信済み



血糖自己測定器のチップが足りないと来られた場合


先月の在宅自己注射指導管理料算定時に、血糖自己測定器チップと針を30本手渡しています。血糖自己測定器加算20本以上400点で算定していました。
「足りない!」と言われても、当院は終診となっている上に、レセプト請求も終わっています。
仮に血糖自己測定器のチップを追加で渡したとしても、当院が終了となっているため、管理料も算定出来ません。
紹介状を書いて渡してあるので、新しい✖✖医院でもらって頂くよう説明し、帰って頂きました

事例3



  • 現在特養入所中

  • 元々は当院かかりつけ患者様でした





家族が薬が欲しいと来られた場合


元々は当院かかりつけ患者様でしたが、先月から特養に入所となっています。薬がなくなったので欲しいと家族様がふらっと訪れてきました。

スタッフ:「施設から何か手紙とかを預かってきましたか?」

家族:「いえ、薬が無くなったから来ただけなのですが。」

スタッフ:「通常、特養の場合は、施設の医師が薬を処方するはずなんですがね。もしそちらで出せない場合は、何らかの手紙(診療情報提供書)を持って来院してもらわなくては困るのですが。」

家族:「え?そうなんですか?」よくわからない様子

スタッフ:「施設に確認を取ってみますね。」




施設に確認を取ったところ、やはり勝手に家族が来られた様子。施設に戻って、施設の医師に処方してもらうよう説明しました。



まとめ


病院同士のルール、算定方法などはやはり一般の患者様にはわかりにくいものです。こんな風に患者様が間違って来られても、なるべく嫌な顔をせずに対応したいものです。忙しい最中だとつい口調が冷たくなってしまいがちですが、こんな時こそ、ニッコリ笑って、患者様に分かり易く説明できるといいですよね。



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Author:なつこ
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(ちなみに、当ブログで掲載された診療点数の内容に関しては私個人の見解ですので、内容に関してのトラブルには一切責任を負いません。)

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