FC2ブログ

外国人の方が診察に来られたら

増えていく外国人労働者

最近、日本に外国人労働者が増えてきましたよね。私の住んでいる田舎でも、外国人労働者があちらこちらで仕事をし生活しているのが当たり前の風景になって来ました。このブログの中でも時々紹介していますが、私は日本語を教えるボランティアもしていて、最近は学習希望者(外国人)がとても増えたので、ボランティアの支援者(日本人)が足りないため、半年以上待ってもらうことも。私の住む地域では、半分が日本の学校で英語を教えるALT(外国人指導助手)の方で、残り半分はベトナムを中心とした東南アジア出身者の方が占めています。

クリニックを訪れる外国人も増加

外国人労働者が増えた影響で、田舎のクリニックにも普通に外国人の方々が、受診されることも多くなってきました。先日来院されたのは、ブラジル人のご夫婦。片言の日本語が少し話せるお父さんと、全く日本語の話せないお母さん。英語が通じればまだいいのですが、どうもポルトガル語が母語のようで、当院のドクターが必死で英語を駆使して説明しても、会話不能。翻訳機器なども用意していなかったので、慌ててスマホの翻訳機能を使って、文章にしてみても、どうも変な訳になっているみたいで、わかったようなわからなかったような。その次の週にはベトナム人の方も来院されたものの、やはり英語は分からず、日本語が少し通じる程度。少し日本語が堪能なベトナム人の友達がなんとか通訳をしてくれて、診療をした感じでした。
きっと都会や大きな病院では、外国人の方のための通訳者やポケトークなんかも用意されていて、もっとシステム化されているのでしょうが、小さなクリニックでは、手ぶり身振りで説明してなんとか診察をしている状況です。

ポケトークが大活躍

予算があるならポケトークを一台用意しておきましょう。ポケトークとは、音声翻訳機のことで、話しかけるだけで多言語に訳してくれる、夢のAI通訳機です。対応言語も74言語と多種にわたり、瞬時に音声を聞いて通訳してくれる優れものです。医療のように細かい症状を聞き出したりするには、本当に力強い味方です。費用も24880円からで、それほど高いものでもないのも嬉しいところ。誰でも手軽に使えるので、一台用意していてもいいかもですね。


医療に役立つ英会話の本

いやあ、ポケトークは手軽だけど、やっぱりスタッフの質も同時に上げたい。そう思うのだったら、医療スタッフのための英会話本で勉強するのも一手です。私も受付会計で使える英語ぐらいは勉強しようとこの本を買って勉強しています。
この本の良い所は、職種別、シーン別に医療現場で使える表現を集めてあるところ。一番知りたい受付での会話もこれを理解すれば、とても心強くなります。特に役立つなあ~と思ったのは、たとえ英語圏以外の方でもイラストで相互理解できるようにコミュニケーションシート一覧が織り込まれている所。
このイラストを使って、「今からレントゲンですよ。」とか「体の部位のどこが痛いですか?」とか「アレルギーはありますか?」などとても役立つイラスト集です。(本より一部抜粋☟)


まとめ

この秋、娘が結婚します。娘と彼は家族全員をグアムに連れて行ってくれて、結婚式を挙げる予定です。実は私もかれこれ27年前にグアムにお互いの両親を連れて行って、結婚式をあげました。当時海外挙式はまだ珍しく、思い出多い旅行になりましたが、まさか娘も同じようにグアムで結婚式を挙げるなんて!と感激。27年前は結婚式を挙げるだけの簡易なツアーでしたが、今ではアロハシャツを全員で着て家族写真を撮ったり、ウエディングの演出も色々と凝っているようで、今からとても楽しみです。久々の海外旅行。パスポートを取り直したり、スーツケースを買ったりと年甲斐もなくはしゃいでいます。さてあとは英会話も久々に勉強しなくては。とこんな本も買いました。

スポンサーサイト



英語で受付出来ますか?

外国人の患者様


最近、私の住んでいる地域にも多くの外国人を見かけるようになりました。私がボランティアで参加している日本語教室にも、毎週20人程の外国人の方が日本語を勉強しに来ています。多くは、中国やベトナムやタイ、カンボジアなどの東南アジアから仕事の関係で来ている方々。そのほかは各小中高等学校でALTとして、英語を教えている英語圏の方々です。
彼らに話を聞くと、一番困るのがやはり病院にかかる時だそうです。この辺の病院・医院では英語や中国語を話せるスタッフは殆どいないので、なんとか日本語で症状を伝えようとするのですが、日本に来たばかりの彼らにはかなり難しいことのようです。病院側も翻訳機能を駆使してスマホで会話をしてみたり、身振り手振り漢字を用いてコミュニケーションを図ろうとしてくれてはいるが、なんとなくしかわからないのが現状のようです。


英語力を磨く


実は私は学生時代、英語が得意科目でした。とはいうものの、英検2級程度。留学の経験もありません。最近久しぶりにTOEICを受けてみたところ、ようやく550点取れた程度の実力です。

しかし、今でも英語は好きなので、仕事でも役に立つかもと思い、医療現場での英会話を勉強しています。勉強を発揮できる機会は、ほとんどないのですが、「もし、こういう時だったら、英語でどういうんだろう。」そう思いながら毎日仕事をしています。




受付の英会話


受付対応で絶対必要なフレーズです。覚えておくと便利です。


  • おはようございます/こんにちは(Good morning/Hello)

  • どうなさいましたか?(How can I help you?)

  • 当院は初めてですか?(Is this your first visit here?)

  • もう一度おっしゃっていただけますか?(Sorry? /Excuse me?)

  • お待たせして申し訳ありません。(Sorry to keep your waiting.)

  • 紹介状をお持ちですか?(Do you have a referral document?)

  • 名前のスペルと生年月日を教えてください。(How do you spell your name? Tell me your date of birth, please.)

  • 保険証を見せていただけますか?(May I see your health insurance card?)

  • 確認のため、コピーをいただきます。(We will copy it for our records.)


    診察室の英会話



  • どうなさいましたか?(What is  the problem?)

  • 頭痛はありますか?(Do you have a headache?)

  • 熱はありますか?(Do you have a fever?)

  • 喉は痛いですか?(Do you have a sore throat?)

  • 咳は出ますか?(Do you have a cough?)

  • 吐き気はありますか?(Do you feel like vomitting?)

  • 何か薬のアレルギーはありますか?(Are you allergic to any medicine?)





薬の英語



  • 抗生物質(antibiotic)

  • 解熱剤(fever reducer)

  • 吐き気止め(antiemetic)

  • 便秘薬(laxative)

  • 胃薬(stomach medicine)

  • 痛み止め(pain killer)

  • 咳止め(cough medicine)

  • 睡眠薬(sleeping pill)

  • 湿布(compress)



まとめ


このブログを訪問してくれた方の中には、英会話が普通に必要な方もいらっしゃるのではないでしょうか。私のように殆ど英会話が必要のない地域でも、いざというときにどう対応するのか。英会話シートなどを準備しておく必要はあると思います。もちろん、英語だけでなく、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語など様々な事情に応じて準備してあれば言うことなしです。

それではみなさん、Take care.




外国人の方の医療保険について

実は私、地域のボランティアで外国人に日本語を教えています。今、私が支援しているのは、ベトナム人のホア君という23歳の男の人です。彼は、地元の企業で技術を学びながら3年間日本で生活をしています。日本語検定という試験があり、その級が上がるごとに給料も少しあがるようで、必死で日本語を勉強しています。その影響を受けて、日本語のブログも立ち上げています。➡Nihongo良かったら覗いてみて下さいね。


ベトナム研修生の待遇

彼の給与は、13~14万円ほど。高卒の日本人男性より低い給料だと言っていました。
家はアパートを会社が借りていて、一部屋2~3人で生活しています。家賃、光熱費等はその人数で分割するそうです。食費、お小遣いを除いたお金はベトナムの両親に仕送りしているそう。頭が下がります。うちの息子に聞かせたい話です。夏休みには、青春18きっぷで富士山まで行きたいと話してくれました。
日本に来たばかりの頃、ストレスで胃が痛くなり日本の病院を受診したそう。日本にいる間は、会社の健康保険に加入しているため、比較的気楽に病院を受診できるので助かると言っていました。
しかし、ベトナムに帰ると健康保険があるのか聞いてみると、似たような制度はあるそうですが、全員加入している訳ではないそうで、彼の先輩にあたるベトナム人が、緊急でペースメーカーの手術を受け、一命は取り止めたのですが、その後すぐにベトナムに帰国。問題はその後のことで、ベトナムに帰国後保険制度に加入していないため、術後のペースメーカーのチェックをベトナムの病院で指示されたものの、病院代が高くなるので受診できないと嘆いていたそうです。

国民皆保険

世界を見渡してみると、日本のように公的健康保険制度が充実した国はないのでは。アメリカも「オバマケア」政策を通じて国民に保険制度を充実させようとしたのはつい最近のことです。健康保険のレベルによって受ける恩恵も変わってくるということです。半ば強制的ではあるものの、国民全員に健康保険を充実させている日本は幸せな国民なんでしょう。診療報酬も全員一緒の考え方で済みますし、全国どこへ行っても医療事務は統一ですしね。もし外国でレセプト業務に携わっている方がいたら是非ご一報ください。とても興味があります。


外国人の方の受診

最近は、外国人の方の受診が目立ってくるようになりました。日本語が話せる外国人なら問題はそれほどないのですが、まったくわからない場合はホトホト困り果てます。英語がわかるならまだマシですが、中には全くこちらも理解できない言語である場合もあります。
先日ブラジル人の夫婦が受診され、夫は多少日本語がわかるものの、患者である妻が全く日本語がわからず、診察に苦労しました。
しかし、今は便利な世の中になったもので、パソコンやモバイルで素早くどんな言語にも翻訳することができます。外国人の患者様が来られた場合は、診察室に設置してあるパソコンで、グーグル翻訳を立ち上げ、先生の問いかけや患者様の訴えを翻訳機を通じて会話することにしています。多少、変な翻訳をすることもあるのか、時々通じないこともありますが、翻訳の日本語をなるべく遠回しではなく、直接的な日本語にすると、うまく翻訳してくれるようです。

例えば:めまいの患者様にいつから起きているか聞く場合


このようになんだか変な翻訳になります。それよりももっと直接的に主語+述語の形で入力するとわかりやすい翻訳になります。


まとめ

以前、応援で遠方の病院から来てくださっていた婦人科のドクターに聞かれたことがあります。
「あなた、中国語出来る?」

「いえ、出来ませんが。」

「最近、うちの病院、中国の患者様が多くてね。中国語を話せる事務員を探しているのよ。」とのこと。

病院の事務もそんな時代が来ているのですね。

小さな医院でも、海外の方むけの対応も考慮した体制が必要ですね。

スポンサーリンク
最新コメント
訪問有難うございます
プロフィール

なつこ

Author:なつこ
某クリニックの医療事務をしております「なつこ」と申します。
現在、医療事務と医師事務作業補助者の二束のわらじで勤務中。
全国の医療事務員の皆さま。診療報酬でつまずいた時、どうされてますか?
医師事務作業補助者の皆さま。あなたのドクターに不満はありませんか?

診療報酬早見表を調べる
(((uдu*)ゥンゥン
国保・社保に問い合わせる
(((uдu*)ゥンゥン
よくわからないまま算定する
(゚Д゚;)
医師事務作業補助者にもっと光を
✨✨
特にクリニック勤務の場合、病院勤務に比べ、相談する相手がいなくて困っていませんか?
かく言う私がその一人。診療報酬に携わる皆さん、医師事務作業補助者の皆さんへの応援ブログです。

(ちなみに、当ブログで掲載された診療点数の内容に関しては私個人の見解ですので、内容に関してのトラブルには一切責任を負いません。)
Google AdSense

当サイトは第三者配信の広告サービス「Google Adsense グーグルアドセンス」を利用しています。

広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた広告を表示するためにCookie(クッキー)を使用することがあります。

Cookie(クッキー)を無効にする設定およびGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご覧ください。



Google アナリティクス

当サイトではアクセス解析のためにGoogle アナリティクスを使用しております。

データ収集のためにCookieを使用します。

データが収集、処理される仕組みについては、ユーザーが Google パートナーのサイトやアプリを使用する際の Google によるデータ使用をご覧ください。



Amazon.co.jpアソシエイト

当サイトは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、訪問者から直接情報を収集し、訪問者のブラウザにクッキーを設定したりこれを認識したりする場合があります。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログ内の記事から探す
入力した語句が含まれる記事を探せます!
『最後までお読み頂きありがとうございました。』
検査・画像のことなら
これが無ければ始まらない。是非とも一人一冊お勧めします
医療事務初心者さん推薦
薬のことならこの1冊で全て解決。持ち歩くのにも最適なサイズ感。絶対おすすめです。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
.posi { margin:5px 0px 20px 5px; }