予防接種一覧

12月から順次入荷

例年ですと、インフルエンザワクチン接種は11月がピーク。12月の中旬頃になると、ワクチン接種シーズンは殆ど終了となります。
しかし、今年はご存知のようにワクチン入荷が遅れていることもあり、ワクチン接種済み者は去年の3分の1程度。接種希望者には12月以降、入荷数をみて接種する旨、伝えてあります。
幸いにも今年はまだ当院ではインフルエンザ発症の方がいらっしゃらないので、なんとか流行する前に、接種希望者に行きわたることを望んではいますが。

65歳以上は無料接種

私の住んでいる周辺地域は、インフルエンザワクチンが65歳以上は無料です。そのためあってか、インフルエンザ希望者がとても多いです。というよりも、インフルエンザを打つのは高齢者の恒例行事となっている感じ。

今年のようにワクチンが不足すると、「毎年打っているのに、かかったらどうするんや」とか「なんで今年は遅いんや。ワシは毎年10月に打っとる」とか文句の連続です。

これが1本10000円もすれば、誰も打たないのかもしれませんがね。ただより怖いものはないです。


法的予防接種一覧

今の日本の法律で定められているワクチンは以下の通り。ほとんどが子供対象ですが、私の子育て時代とは若干変わってきているようです。小さなお子さんのいるご家庭では、管理が大変ですね。


A類疾病(定期接種)
発病すると重病になったり、後遺症を残したりする病気が対象~1995年より努力義務になりました。
  • 結核(BCG)
  • 百日咳、ジフテリア、破傷風、急性灰白髄炎(ポリオ、小児麻痺)
  • 麻疹(はしか)風疹
  • 日本脳炎
  • インフルエンザ菌b型(ヒブ)
  • 小児の肺炎球菌感染症
  • 水痘(水ぼうそう)
  • ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)
  • B型肝炎ワクチン

B類接種
65歳以上の者および65歳未満の者であって、政令で定めるもの(慢性高度心・肺・腎・免疫機能不全者)が法的対象です。努力義務はありません。
  • インフルエンザ
  • 高齢者の肺炎球菌感染症

任意接種
  • おたふくかぜ(ムンプス)
  • ロタウイルス

まとめ

今年はインフルエンザワクチン不足で、医療関係者を悩ます冬です。何故遅れたのか、どうやってインフルエンザの株を決めるのか。こちらにNHKのとてもわかりやすい記事が載っていましたので、是非ご欄下さい。➡足りるの?インフルエンザワクチン(NHK解説委員室)より


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インフルエンザワクチン不足でピンチ

インフルエンザワクチン2017


先日インフルエンザワクチンについて記事を書きました。あれから1週間。事態は深刻になってきました。




ワクチン予定供給量が大幅減!


取引をしている卸売業者からの連絡で11月初旬に供給予定であったインフルエンザワクチンが、中旬にずれ込むそうです。入荷数も今は未定。12月以降であれば、順次、順を追って供給予定であるとか。

全体的に入荷出来る数も、当院が毎月打っている本数の8割程度だそうです。

さて、困りました。入ってくるワクチンの数だけ予約制をとっていたのですが、急きょ一時的に予約も受けられない状況になりました。

慌てて、インフルエンザ予約制の掲示物を剥がし、「インフルエンザワクチンの不足状況」という文書に張り替えました。患者様への案内も「現在不足しておりますので、次回入荷は11月中旬になっていますので、再度お問い合わせ願います。」とのアナウンスに変えることに。

しかし、ワクチンが不足と聞けば聞くほど、打ってほしくなるもの。患者様からの問い合わせがつきません。患者様の中には、「お宅が来月になったら打てるって言ったじゃないか!今日、予約も取れないのか!」と怒り出される方も。

施設利用者の方は、施設から「ワクチンを打って来て下さい。」と言われているようで、大変困っているようです。

こちらとしては、状況が刻一刻と変わるだけに、前回と同じアナウンスが出来ないことに、平謝りをするしかありません。ワクチンに関する問い合わせの電話も次から次へとかかってくる状況。スタッフ一同、対応に疲れ果ててしまいました。




完全入荷は12月


結局のところ、ワクチンがスムーズに入ってきて自由に接種できる見込みは12月に入ってからになりそうです。それまでは入荷数をみながら予約を入れていくしかありません。

例年ですと、10月から打ち始めて12月初旬には、ワクチン接種も終了するのですが、今年は、来年までに持ち越しそうです。12月と言えば、インフルエンザそのものが蔓延しはじめる時期。ワクチンを打ちながら、インフルエンザ検査をするということになりそうです。

恐ろしいのはワクチン接種を待っていらした患者様が、先にインフルエンザにかかること。なんでも病院のせいにされがちですので、病院のせいで、「インフルエンザワクチンが打てなくて、かかってしまった!」など文句を言われることになりそうです。

問題は、症状が万が一重症化したときのこと。ワクチン接種が出来なかったせいだとなると、事態は深刻です。こういう場合、誰が責任を取ってくれるのでしょうね。



患者様の話


患者様の話です。当院で現在打てない事情をお話ししたところ、あちらこちらの病院医院に聞いてみたらしく、中には「いつでも来てください。」と言ってくれる病院医院もあるそうです。

ワクチンはあるところには、あるということでしょうか。

当院以外にもかかることの出来る患者様には、「早めに打ちたいなら、他の病院医院さんも聞いてみて下さいね。」と言ってはいるのですが、なんせ高齢者が多いこともあり、かかりつけの当院でしか打てない方もいらっしゃり、もし余っているところがあるなら分けて欲しいぐらいです。

皆さんの病院医院では、どうですか?



まとめ


この辺では、65歳以上の方は、インフルエンザワクチンは無料です。これも地域によっては違ってくるのでしょうが、無料なだけに、この地域の高齢者は毎年接種するのが当たり前になっています。当たり前のことが当たり前に出来ない。ないとわかると、却って焦って欲しくなる。

今年のインフルエンザワクチンは、民衆の心理をつく、負のスパイラルに陥ってしまいました。

インフルエンザワクチン2017事情

インフルエンザワクチン2017


10月に入り、インフルエンザワクチン接種の季節がやってきました。当院でも例年通り、忙しく接種が始まっています。・・・と言いたいところなんですが、今年は少し違います。

今年はインフルエンザワクチンが足りない!のです。

厚生労働省からも今年のワクチン製造量約2528万本は昨年の使用量2642万本を下回るとのこと。「13歳以上の人は1回接種が原則」と自治体に2回接種を控える通知がありました。

また「今期のワクチンに使用する株が製造過程で変更になり、最終的な株の決定がずれ込んだこともあり、各メーカーの製造開始が遅くなっている」と、噂では聞いていましたが、実際に医薬品卸売業者からも「今年はまとめて入荷出来ません。なんとか例年通りの本数は確保したいのですが、次の入荷がいつで何本とは今時点ではお約束できません。」とのこと。

ということで、末端の現場ではそれに対処するしかありません。去年まではいつでも打ちたいと申し出た方に、その場で接種していたのですが、今年からは完全予約制にすることにしました。


ワクチンって誰が作ってるの?


実は日本では、以下の株式会社、財団法人がワクチン開発・生産を行っています。


  • 北里第一三共ワクチン株式会社

  • 武田薬品工業株式会社

  • 化血研(一般財団法人化学及血清療法研究所)

  • 阪大微研会(一般法人阪大微生物病研究会)

  • デンカ生研株式会社

  • 日本ビーシージー製造株式会社


詳しくはこちらの日本ワクチン製造協会のホームページをご覧ください。➡ワクチン類製造販売業者別品目一覧表

要するに製薬会社がこぞって作っているのではなく、この限定6社のみが日本ではワクチンを製造しているということです。ワクチンの開発には数々の臨床試験が必要で長い時間がかかり、費用も前臨床試験まで10~20億円、その後市販されるまで550~1100億円かかるそうで、相当な財政基盤が必要とされます。これでは採算が合わないと中々他社が踏み込めませんよね。


ワクチンはどこで買えるの?


「ワクチンを売ってください。」と個人が薬局で買うことは勿論できません。

ワクチンも含め医薬品の販売は、厚労省に許可をもらった、医薬品卸売販売業者が売ることができます。


  • メディセオ

  • 岡野薬品

  • エバルス

  • ケーエスケー

  • スズケン 等多数


医療機関がそれらの卸売業者と取引をし、購入をする仕組みになっています。




ワクチンの株は誰が決めるの?


インフルエンザワクチンの今年の株の決定は以下のように行われます。


  1. 厚生労働省健康局長が国立感染症研究所(感染研)にインフルエンザワクチン製造株の検討を依頼

  2. 感染研が「インフルエンザワクチン株選定のための検討会議」を開催

  3. 議論の結果、製造株を選定し、健康局長に回答

  4. 健康局長が決定の通知



今年のワクチンは効かない?


興味深い記事を見つけました。➡不足だけではないインフルエンザワクチンへの懸念(日経メディカルより)

今年はワクチン不足だけではなく、もしかしたら、ワクチンそのものが効きにくいという可能性もあるかもとのこと。ワクチン株と流行が予想される株との間で抗原性の一致度が低いというハンディを背負っているらしいです。

難しいことはわかりませんが、医療現場としてはインフルエンザにかかる人が増え、患者が押し寄せてくるかもということです。

例年にも増して、インフルエンザ患者来院時マニュアルを充実しておかなくてはと思います。



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インフルエンザらしき患者様が来院された場合のシュミレーションは出来ていますか?

当院では、車で来院される方が殆どなので以下のようにルールを決めています。


  1. 車で待機してもらう(徒歩の方は院内の小部屋で待機してもらう)

  2. インフルエンザ検査を医師が待機中の車(院内小部屋)に赴いて、検査をする

  3. 検査結果陽性の場合はそのまま車内(院内小部屋)で待機してもらい、医師が陽性の事実を伝え、投薬会計共、車内(院内小部屋)で済ます。

  4. 検査結果陰性の場合は、看護師が車内(院内小部屋)に赴き、一般患者様の待合室に移動してもらい、3同様にその後の診察、投薬、会計の流れとする。


まずはスタッフがかからないことを祈りつつ、いざ、インフルエンザ支度です!



インフルエンザワクチン接種準備について

9月も秋分の日を迎える頃、最近めっきり涼しくなってきましたね。急な寒暖さのせいか、クリニックにも風邪で来院される方が増えてきました。私も稲のアレルギーがあるので(周りは田んぼだらけです)、稲穂が実り、稲刈りが終わるまでのシーズンは、鼻アレルギーやら喘息様症状やら。秋風は嬉しいもののちょっと辛い季節です。今年は小青竜湯を連日服用して乗り切ろうと思っています。


インフルエンザワクチン始まります


例年のようにインフルエンザワクチンの接種時期が近付いてきました。昨年度は10月の第二週からスタート。例年10月から12月までの約3か月間、通常業務とインフルエンザ業務との兼ね合いで忙しくなります。今月の院内スタッフミーティングでも今年のインフルエンザワクチン対策について話し合いをもちました。昨年度の反省も踏まえ、今年度は予約の段階から見直すことに。昨日、ようやく近隣の市町村の高齢者ワクチン接種補助額も決まり、いよいよ準備開始です。




準備すること



  • インフルエンザワクチン接種日を決める(当院では、インフルエンザワクチン特別外来を週2日午前のみ、通常外来とは別に、応援医師を依頼します。当院通院患者様は予約診察日に同時にインフルエンザ接種をします。)

  • 予約枠を設ける(インフルエンザを希望する方には、問診票を手渡すと同時に接種日を決めてもらいます。インフルエンザを希望した方には、予約を取って頂き、予約票を配布すると同時に院内でのインフルエンザワクチン本数を把握します。予約本数をみながら、インフルエンザワクチンの発注をします。今年は近隣のMRさんの情報では発注が間に合っていないとのことで、まとめて購入するのではなく、細目にワクチン本数を確保することになりそうです。)

  • 問診票、説明書を準備する(市町村からインフルエンザ問診票、説明書が届くのは毎年接種日直前です。届いたと同時に、全員で問診票、説明書、接種シールをセットします。)

  • 電子カルテの自費項目に今年のインフルエンザ費用を追加する(電子カルテに入力するための自費項目をセット項目にする作業です。)

  • インフルエンザ予約要領を決める(電話受付と来院受付の両方で対応します。予約時に氏名、生年月日、住所、電話番号を確認します。高齢者でも住所によっては、当院では無料にならない場合もあります。毎年数名、住所が遠方にもかかわらず、事情で近隣に住んでいる高齢者が来院し、ワクチンを接種した後、現住所と住民票住所が違うことに気付き、自費で頂く事例が発生しています。)

  • ワクチン接種時の対応の流れをスタッフ全員でシュミレーションする(受付➡問診票記載➡体温測定➡診察➡接種➡会計)診察とは別室で行われるバージョン、診察中に同時に打つバージョン、2パターンでシュミレーションします。

  • 接種後、市町村への請求事務方法の確認




前年度の失敗を活かす


昨年度の失敗例として、1回接種したにも関わらず、同じ人にインフルエンザを2回接種したことがありました。その方は、施設でも接種していたようですが、家族が気付かずに、診察中に接種を希望したことにより2回接種することになった結末。幸い、接種時期が離れていたので、インフルエンザワクチンを大人でも2回接種することもあるので、身体的影響はなかったのですが、インフルエンザ補助は1回しか受けられないので、その方には接種料金を自費で頂きなおしたことがあります。

その他、他府県の国保の保険証をお持ちの高齢患者様でしたので、(現在のお住まいは近隣でした)、無料ではなく自費で頂いてしまったこともあります。(あとで市役所に確認すると、保険証の保険者の場所ではなく、住民票を基準に補助を実施しているとのこと。あとで無料と分かり、返金致しました。)

どちらも確認をしっかり取れていれば防げたことですので、今年はそのようなことがないようにと、スタッフ全員で確認事項を増やしています。



まとめ


各医院、病院さんによってやり方は色々あると思いますが、その病院の都合にあったベストな方法見つけることが大切ですね。今年のインフルエンザワクチンは

A型株
  • A/シンガポール/GP1908/2015 (IVR-180) (H1N1)pdm09
  • A/香港/4801/2014 (X-263) (H3N2)

B型株
  • B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
  • B/テキサス/2/2013 (ビクトリア系統)ワクチン だとか。



首都圏では既にインフルエンザ患者もチラホラ出てきた模様です。ワクチンを接種したからといって、インフルエンザにかからないわけではありませんが、感染した時に少しでも軽症ですむことが出来ます。家庭環境、個人の体質などを見極めて、ワクチン接種を決めて欲しいと思います。

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