レセプト電算処理システム用コード(初再診)

レセプト伝送処理について


皆様、診療報酬改定後初のレセプト業務お疲れ様です。当院では昨日無事に伝送処理が終わりました。

電子カルテですので、レセプトチェックをしたらあとは電子カルテにお任せ!なんですが、その伝送も診療報酬改定のような電子カルテがアップデートした後はトラブルが続くもの。残業は覚悟でしたが、すんなり何事もなく伝送が済んで、ほっと一息ついているところです。


レセプト電算処理システム用コードについて


レセプトを送信する際に、摘要欄に決まった入力の仕方って沢山ありますよね。簡単なところでは、保険記載の箇所に、本人外来の場合は、「2 本外」と〇するなどです。

今回、診療行為のいくつかにレセプト電算処理システム用コードを入力して、決まったレセプト表示文言が表示するよう指示されました。

以前の記事でも書きましたが、→レセプト摘要欄の変更事項(特定薬剤治療管理料1)、このように決まった番号を選んで入力すること。とされたものがまだ他にもあります。



初診料、再診料


初診、又は再診の後に、検査やレントゲンなどを別の日に受けにいったり、または初診、再診時に検査をして、後日結果だけを聞きに行くことってありますよね。初再診時とその検査や画像の実施日が別日の場合、以下のような通則があります。

早見表(P38 参照)
初・再診料に関する通則(2)

初診又は再診が行われた同一日であるか否かにかかわらず、当該初診又は再診に付随する一連の行為とみなされる次に掲げる場合には、これらに要する費用は当該初診料又は再診料若しくは外来診療料に含まれ、別に再診料又は外来診療料を算定できない。


  • ア 初診時又は再診時に行った検査、画像診断の結果のみを聞きに来た場合

  • イ 往診等の後に薬剤のみを取りに来た場合

  • ウ 初診又は再診の際検査・画像診断、手術等の必要を認めたが、一旦帰宅し、後刻又は後日検査、画像診断、手術等を受けに来た場合



今回、(例えば、4月30日に頭痛で初診の際にMRIが必要と判断されたがその日は検査がいっぱいなどの理由で検査が出来ず、5月1日にMRIのみを受けに来院」)のように月を隔てて、上記のような一連の行為が行われた場合に決まった電算コードを使用することとされました。


区分A000 初診料 (初診の後、当該初診に付随する一連の行為を後日行った場合であって当該初診日が前月である場合)



  • ア 初診又は再診時に行った検査、画像診断の結果のみを聞きに来院【レセプト電算処理システム用コード(820100001)】

  • イ 往診等の後に薬剤のみを取りに来院【レセプト電算処理システム用コード(820100002)】

  • ウ 一旦帰宅し、後刻又は後日検査、画像診断、手術等を受けに来院【レセプト電算処理システム用コード(820100003)】


区分A001 再診料 (再診の後、当該再診に付随する一連の行為を後日行った場合であって当該再診日が前月である場合)



  • ア 初診又は再診時に行った検査、画像診断の結果のみを聞きに来院【レセプト電算処理システム用コード(820100001)】

  • イ 往診等の後に薬剤のみを取りに来院【レセプト電算処理システム用コード(820100002)】

  • ウ 一旦帰宅し、後刻又は後日検査、画像診断、手術等を受けに来院【レセプト電算処理システム用コード(820100003)】



どうしてこんな電算コードが必要になったのか???月をまたがった場合の診療の一連の行為がレセプトでは見えにくいからということでしょうか。

例えば、4月30日に初診料 (病名:脳腫瘍疑い) 5月1日にMRI検査料のみの場合は、5月1日の行為に再診料は算定できません。

再診料は「医師の診察行為」がある場合に算定が認められるもので、検査のみの場合は当然再診料は算定できないというわけです。但し検査の結果から、併せて診察が行われて今後の診療計画を立て患者へ療養上の指導を行った場合は再診料を算定できます。


まとめ


診療点数改訂があって、とにかくバタバタとそれに付随する事務に追われて忙しい春でした。しかしやっと落ち着てい冷静に考えてみるとこのように「何故?今回からこうなったのかな?」と思うことがあります。指示に忠実に従うのが医療事務の仕事ですが、「なぜ?どうして?」と考えてみるのは面白いものです。

電算コードを決めるというのは、厚労省が何かをデータ化するか、統率しようとする意思の表れ。レセプト電算化がほぼ100%の時代を迎え、そのデーターは膨大なものです。このビッグデーターを分析し、有効に活用していって欲しいものです。







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ヘパリンナトリウムの処方について

ヘパリンナトリウム、ヘパリン類似物質とは


以前、こんな記事を書きました。→ヒルドイドソフトは医薬品か

2018年の診療報酬改定でいよいよ、処方制限か?と思われましたが、とりあえず今回は湿布のような処方制限はなかったですね。ヒルドイドローション、軟膏の医薬品会社のマルホ株式会社さんも少しほっとしているところでしょうか。




2018年通則の改訂を確認


今回の改訂で、ヘパリンナトリウムについて以下のような文面がありました。


  1. 血行促進・皮膚保湿剤(ヘパリンナトリウム、ヘパリン類似物質)について、疾病の治療を目的とし、かつ医師が当該保湿剤の使用が有効であると判断した場合以外は、保険給付の対象外とすることが明記された。





「これだけ?」という感じです。当たり前といえば当たり前のことを書いてあります。保険医薬なので疾病の治療は当然のことですしね。しかし、他の薬品ではわざわざこのような注記をしないところを、このように記載してあるところが、ポイントです。

2016年度には、湿布を必要以上に気軽に処方していた医師に対し、70枚までと厚労省が規制しました。同じようなことをこのヘパリンナトリウムについて、今回はg数までは規制しないけれども、当然心得ておきなさいよ。という警告です。




診療点数早見表を確認


早見表の「外用薬の保険適用上の取り扱い等」を確認してみるとこう書いてあります。


  • ヘパリン類似物質(血液凝固阻止剤/ヘパリン類似物質)【ヒルドイドクリーム、ヒルドイド軟膏、ヒルドイドローション】 原則、「ヘパリン類似物質【外用薬】を「アトピー性皮膚炎に伴う乾皮症」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める




疑義解釈より



  • 血行促進・皮膚保湿剤(ヘパリンナトリウム、ヘパリン類似物質)(以下「保湿剤」)は疾病の治療目的であることが明確であり、かつ、医師が有効であると判断した場合以外は保険給付の対象外とすることが明記されたが、治療の必要性があったとしても、保険給付の対象外となるのか。 


 治療の必要性があれば、従来通り保険給付の対象となる。



  • 保湿剤の算定にあたっては、レセプトの「摘要」欄にコメントの記載が必要となるのか。


 必要ない。


まとめ


今の段階では従来通り、特に湿布薬の時のように、制限もないし、「1日〇g 〇日分」などのようなレセプト摘要欄への記載もありません。医学的にみて、必要以上に処方された場合は、病名によっては、審査で返戻、減点が行われる可能性はありますが。
しかし、美容目的で医療保険を使ってヒルドイドを処方していたとしたら、厳に慎んでほしいですよね。本来アトピー性皮膚炎等で苦しんでいる人にまで影響が及ぶようになっては、大変です。

レセプト摘要欄の変更事項(特別訪問看護指示加算)

レセプト摘要欄の変更事項について


今日は、残業ですっかり遅くなってしまいました。少し早めですが、4月分の紙レセプトを出力して、レセプト点検を始めました。今回はいつもより気を付けるべき点も多く、点検にも時間がかかります。

さて、前回からレセプト摘要欄の変更事項についてアップしていますが、このブログは厚生労働省の【「診療報酬請求書等の記載要領について」等の一部改正について】平成30年3月26日 保医発0326号 別表Ⅰ→診療報酬明細書の「摘要」欄への記載事項等一覧(医科)を参考に書いています。

C007 特別訪問指示料の特別訪問看護指示加算


医師が書く書類の中でよく見かけるのが、訪問看護指示書です。頻回な訪問が必要になった時に出されるのがこの特別訪問看護指示加算です。点数は従来据え置きのまま100点ですが、一部レセプト記載が変更になっています。

算定については、従来と考え方は変わっていませんので、内容についてはこちらを参考にしてください。→特別訪問看護指示加算



レセプト記載事項



  • 算定日

  • 頻回の指定訪問看護を行う必要性を認めた理由として、(該当するものを選択)

  • なお「その他」を選択した場合は具体的な理由を記載する。





電算処理システム用コード


該当するものを選択→とありますが、選択肢は、以下の通り。こちらに電算処理システム用コードが指示されています。


  • 急性増悪

  • 終末期

  • 退院直後

  • その他  「その他」を選択した場合は具体的な理由を記載する。




まとめ


今までは自由に理由をコメントしていたところが、統一化されたということですね。選択するだけですので、簡単になった感じもしますが、政府に統率された感じもします。

最近のニュースで2020年頃からマイナンバーを保険証の代わりに使えるようになるとも。国家に住所から税金、医療まで全てを管理されるのですね。全国民に番号がつけられて統率されているなんて、AIも人間も同じアンドロイドです。



レセプト摘要欄の変更事項(特定薬剤治療管理料1)

レセプト摘要欄


診療報酬改定で新点数が出たり、点数が変わったり。今回のレセプトはいつもよりも、特に注意を配ってチェックする必要がありますね。

私もいつものレセプトチェックに加えて、今回から新たに必要となったチェック事項をチェックしているところです。(チェック、チェックとわかりにくい日本語ですね~

その中でも特に注意している点は、摘要欄への記載です。今回から新たに変更になったレセプト摘要欄について今日はお話します。




B001の2 特定薬剤治療管理料1


今回の改正で、摘要欄に記載が必要な項目のうち一部について、「厚生労働省が定めた定型文を記載すること」と変更されました。

そのうちの一つが、特定薬剤治療管理料1です。




改正前


改正前は、特定薬剤治療管理料を算定した場合、「血中濃度を測定している薬剤名を記載すること」となっていましたので、レセプトには、


  • (13)特定薬剤治療管理料 開始日2014/3/1 エクセグラン錠100㎎ 470×1


のように記載していました。




改正後


改正後は、「該当するものを選択して記載すること」と変更されましたので、以下の中から選択して記載する必要があります。


  • (イ)心疾患患者でジギタリス製剤を投与

  • (ロ)てんかん患者で抗てんかん剤を投与

  • (ハ)気管支喘息等の患者でテオフィリン製剤を投与

  • (ニ)不整脈の患者でテオフィリン製剤を投与

  • (ホ)統合失調症の患者でハロペリドール製剤等を投与

  • (ヘ)躁うつ病の患者でリチウム製剤を投与

  • (ト)躁うつ病又は躁病の患者でバルプロ酸ナトリウム等を投与

  • (チ)臓器移植術を受けた患者でバルプロ酸ナトリウムを投与

  • (リ)留意事項通知に規定する患者でシクロスポリンを投与

  • (ヌ)若年性関節リウマチ等の患者でサリチル酸系製剤を継続投与

  • (ル)悪性腫瘍の患者でメトトレキサートを投与

  • (ヲ)留意事項通知に規定する患者でタクロリムス水和物を投与

  • (ワ)留意事項通知に規定する患者でトリアゾール系抗真菌剤を投与

  • (カ)片頭痛の患者でバルプロ酸ナトリウムを投与

  • (ヨ)イマチニブを投与

  • (タ)留意事項通知に規定する患者でエベロリムスを投与

  • (レ)リンパ脈管筋腫症の患者でシロリムス製剤を投与

  • (ソ)腎細胞癌の患者で抗悪性腫瘍剤としてスニチニブを投与





レセプトには以下のようになります。


  • (13)特定薬剤治療管理料1 開始日2018/4/5 エクセグラン錠100㎎(ロ)てんかん患者で抗てんかん剤を投与


(下線部分を選択することとなりました)



まとめ


今回からこのように厚生労働省が定めた定型文で入力するようになったものが他にもいくつかあります。
定型文には専用の電算コードが割り当てられており、正しい定型文が入力されていない場合には、返戻となるようです。ちょっとした事務ミスで、返戻になったら大変です。レセプトチェックの時には十分注意が必要ですね。






(新設点数)算定しましたか?

初算定!妊婦加算

診療報酬改定が4月から始まって、10日目。初めて、妊婦さんが来られました!
「やったー!妊婦さんだ!」思わずワクワク。
準備していた算定事項を確認して、いざ算定
  • 妊婦さんであることを医師が確認
  • 妊婦である旨をカルテに記載
  • 病名に妊娠していることのわかる病名も入力
「よしよし」準備通りです。さて、それらを踏まえて電子カルテマニュアルの入力方法通りに丁寧に入力してみると・・・
「あれ?算定できない!」焦りました。「マニュアル通りに妊婦加算の番号を入力しているのに???」
だめですね~緊張しすぎて大切なことを一つ忘れていましたね。当院の電子カルテの数字や記号は半角で入力しないと駄目だったんですね。
一息いれて半角入力し直すと、あこがれの妊婦加算が算定できました。めでたしめでたしです。


認知症サポート指導料

こちらも新設点数。当院の医師は認知症サポート医でもあるので、こちらも4月から算定するぞ~!と準備万端のはずでしたが・・・
  • 他の医療機関からの紹介で来院
  • 認知症の療養上の指導も無事終了
  • 紹介元の医療機関に対し、助言を行う文書も作成
  • 診療情報提供書Ⅰとの併算定不可
  • 助言を行う文書に認知症サポート指導料を算定したことも記載
「ここまでは、よしよし、完璧!」だったのですが・・・
大事なことを一つ忘れてました。
(留意事項)認知症サポート指導料は、認知症サポート医が他の保険医療機関から紹介された認知症の患者に対して、患者又は家族等の同意を得た上で、患者又は家族等に文書を用いて療養上の指導を行うとともに今後の療養方針について、紹介を受けた他の保険医療機関に対して文書にて助言を行った場合に、1人につき6月に1回に限り算定する。なお、患者及び紹介を受けた他の医療機関に交付した文書の写しを診療録に貼付する。
そう、助言は患者様にも文書でお渡しする必要があったのです。口頭だけではダメなんですね。まずは文書の準備が必要でした。慌てて文書作成を始めた次第です・・・というわけでまだ初算定は出来ておりません。トホホ・・・。


一般名処方加算

従来の一般名処方加算1が3点→6点に、一般名処方加算2が2点→4点へ。

これ案外侮れません。ただ一般名で薬を処方するだけで、何もなかったところから+6点の加算。イコール60円の儲けです。今までまだ一般名にしていない医療機関があるとしたら、是非するべきですね。いくらこちらが先発薬で処方したって、薬局では積極的にジェネリックを勧めているのですから。多分もうジェネリックに替わってるよって患者様の方が多いかもしれません。知らぬは医師ばかり。なんせ医療機関としては、患者様がどこの薬局に行って、そのあとジェネリックになっているかどうかなんて、わからないものですからね。

  • 一日に100人外来患者のある医療機関なら、1日で、60円×100人=6,000円
  • それを週5日診療するとしたら、1週間で、6000円×5日=30,000円
  • 一月いくらかを計算すると、1か月で、30000円×4週=120,000円
  • さらに一年それを続けると、1年で、120000円×12か月=1,440,000円
驚くべき数字です。
もちろん、先発薬じゃないと調子が悪いという患者様もいらっしゃいますし、全てを機械的に一般名にするわけにはいきません。


まとめ

実は2日前から些細な事で、久しぶりに夫と喧嘩をして口をきいておりません。喧嘩は、1年ぶりぐらいでしょうか、どうしようもなく腹立たしいのは更年期のせいかもなと思ったり。

ふと、ブログに向かおうと部屋にこもってパソコンを開けてみると、くしゃくしゃのメモの切れ端が挟んでありました。



先手を打たれてしまいました。

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