漢字が読めて褒められる
夫が最近右足の親指を骨折し、近所の整形外科に通院しています。右足をかばって、左足を踏みしめて歩くせいか?以前から時々あった左足のたこが硬く大きくなって痛むらしく、整形外科の先生に相談したところ「切ってあげるよ。」と言ってささっとその場で切ってくれたようです。
「怖かったよ。いきなり切るんだから。ハハハ」と。「今日はいつもより高いのはそのせいか。これなんて読むの?」と明細書を見せてくれました。
「けいがん・べんち処置だよ。さらりと答えた私を「すげー。さすがエキスパートー」と感心しきり。久しぶりに夫に褒められて、悪い気はしませんでしたね。「あー私って医療事務のエキスパートなんだ。」とちょっと鼻高々さんになりました。
鶏眼・胼胝処置とは
鶏眼とは「うおのめ」のこと。にわとりの眼って書くんですよね。不思議ですよね。うおのめっていうんだから「魚眼」って書けばいいのに、なんて思いますが。どうもドイツ語でHuhnerauge(鶏の眼)と呼ぶようで医学的に鶏眼になったのでしょう。
うおのめは、比較的よく起こる病気で、自分で治す方も多い病気です。足の裏や指などの角質層が硬くなり、くさび型の芯(眼のようなもの)が出来て、皮膚の内側にどんどん入り込んで神経を刺激して痛みを伴う症状です。市販の魚の目パッチ剤などで角質層を柔らかくして、自分で取ることも出来ますが、繰り返す場合は、病院(皮膚科や外科等)に行くと芯の部分までしっかり除去してくれます。
胼胝とは「たこ」のこと。こちらも外力などにより角質が肥厚する病気で、足裏の一部やかかとなど部分的に摩擦や体重など大きな刺激を受け続け、角質層が更に固くなる病気です。うおのめと違ってあまり痛みを生じることは少ないようですが、夫の場合、右足を必要以上にかばって左足に体重をかけすぎて、たこが出来てしまい、痛みも生じたようです。病院に行くと角質をメスなどで剥離処置してもらうことができました。
保険請求上の注意点
- 月2回に限り算定する(同一部位について、その範囲にかかわらず月2回を限度として算定する)
- 麻酔を使用して切除後縫合を行う場合には、手術のK006-2、K006-3の鶏眼・胼胝切除術により算定する。
処置の内容をもっと知ろう
私は普段は内科に勤めているので、実はあまり処置の内容を知りません。簡単な基本診療用に含まれるような処置ばかりなので。簡単な処置とは、
- 浣腸
- 注腸
- 吸入
- 100㎠未満の第1度熱傷の熱傷処置
- 100㎠未満の皮膚科軟膏処置
- 洗眼
- 点眼
- 点耳
- 簡単な耳垢栓除去
- 鼻洗浄
- 狭い範囲の湿布処置
- その他第1節処置料に掲げられていない処置
つまり、ちょっと薬を塗ったりとか、消毒したりとか、そういのは基本診療料に含まれるということですね。但し、その時に使用した薬剤は算定できます。
処置料が発生するものなのかどうか、見極めるのも医療事務員の仕事の一つ。言葉で知るだけでなく、どういう行為をするものなのか知っておくと、自信をもって算定できると思います。
そんな時はこの本がとても役に立ちますよ。以前病院の入院係の仕事をしていたころは、随分とこの本に助けられました。処置についてもっと知りたいという方にお勧めです。
まとめ
実は今、夜中の3時です。台風の風で外があまりにもガーガー、ゴーゴーと鳴るので目が覚めてしまいました。昨日久しぶりのハーフマラソンを走ったこともあって、熟睡出来ないんですよね。普段なら雨風の音などで起きたりなどしないのですが、何故かマラソン大会のあとは、疲れすぎてか、神経が興奮してるのか、眠れないんです。
眠れないのもいい機会だと思って、久しぶりにブログに向かいました。
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