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抗認知症薬の病名について

アリセプト8㎎減点


先日、アリセプト8㎎の処方が減点されました。理由はアルツハイマー型認知症の病名に高度がなかったことによるもの。通常アリセプトは3㎎を2週間で開始し、5㎎、8㎎、10㎎と増量していくもので、当院では10㎎に上がった段階で、高度アルツハイマー型認知症の病名をつけていました。8㎎で高度がないことによる減点のようです。




薬剤の本を確認する


私の愛読する「今日の治療薬」南江堂を確認してみると、




適応:アルツハイマー型認知症
用量:1日1回3㎎から開始、1~2週間後に5㎎に増量、高度には5㎎で4週間以上経過後、10㎎に増量




とあります。なるほど、8㎎にするという状態については明記していませんが、5㎎を4週間以上経過後、それ以上に増えた場合は高度病名がいるということでしょうか。

実際、査定されてしまったので、次回から気を付けるしかありません。




抗認知症薬4剤の病名について


抗認知症薬にはアリセプトの他に、イクセロンパッチ、レミニール、メマリーなどが処方されます。4剤は症状や体質などによって、変更になることがあります。実際の患者さんの状態が高度認知症であっても、薬剤によっては、高度を削除しないとレセプトは通過できません。

例えば、アリセプト10㎎を服用されていた方が、薬の副作用で興奮状態が持続したり、食欲不振が増強し、イクセロンパッチに変更した場合、病名を高度アルツハイマー型認知症➡アルツハイマー型認知症に戻します。実際の患者様の状態は高度アルツハイマー型認知症のままであっても、レセプト病名として、高度を外すという訳です。



4剤を薬剤本で確認する












イクセロン、レミニールの場合は、軽・中等度

アリセプトは、軽度から高度

メマリーは、中等度・高度

の病名が適応のようですね。

4剤とも副作用も多いので、薬剤の変更は度々起こります。薬剤が変わる度に、病名は大丈夫かチェックする必要がありそうです。



レビー小体型認知症は、ドネペジル(後発薬)不可の原則


上記の表、アリセプトの②をご覧下さい。
レビー小体型認知症の場合、後発医薬品は未取得になっています。要するに、レビー小体型認知症の場合は、アリセプト(先発薬)のみが適応病名です。ついうっかり一般名で処方することのないよう、注意します。


まとめ


抗認知症薬は現在4剤のみ。認知症が世間に広く知れ渡って、治療を望む患者様が増えているので需要が増えています。今の段階では認知症をよくすることはできませんが、少しでも認知を遅らせたいという患者様が、次から次に今日も病院を訪れてきます。お蔭で業務時間が延びる一方。疲弊しているスタッフ一同です。

インスリンと管理料について

在宅自己注射指導管理料


今日、他院から紹介になった患者様。在宅自己注射を算定している方でした。在宅自己注射って薬の種類によって注入器加算が取れたり、針加算が取れたり、単位数によってインスリンの本数を計算したり、結構複雑ですよね。初めての患者様は尚更。色々管理料が複雑です。

医師事務作業補助者として、医療事務として在宅自己注射の患者様が来られた時、何を気をつけたらいいのか、ポイントを押さえてみました。以前のブログでは在宅自己注射指導管理用について詳しく書いています。こちらもご覧下さい。➡在宅自己注射指導管理料



ポイント1 病名


糖尿病の方で、在宅自己注射指導管理料を算定するとき、病名が1型糖尿病か2型糖尿病かが重要になってきます。

1型糖尿病とは、子供や若い人に多く、急激に発症し、症状の悪化も急速です。インスリンでの治療が必要になります。

2型糖尿病とは、中高年に多く、緩やかに発病し、進行もゆっくりです。運動食事療法を中心に改善なき場合は飲み薬やインスリンでの治療になります。

なぜ、1型か2型かが大切かというと、在宅自己注射指導管理料の血糖自己測定器加算を算定する時に、どちらかによってコストが変わってくるからです


血糖自己測定器加算(月1回)

1.月20回以上測定 400点

2.月40回以上測定 580点

3.月60回以上測定 860点

4.月80回以上測定1型糖尿病のみ) 1140点

5.月100回以上算定1型糖尿病のみ1320点

6.月120回以上算定1型糖尿病のみ1500点





注入器用注射針加算(処方した月1回)

1.1型糖尿病もしくは血友病の患者又はこれに準ずる疾患にある患者 200点

2.1以外の患者 130点



ポイント2 単位数


インスリンは、単位によって処方する本数が変わってきます。
例:「ノボリン30R注100フレックスペン 300単位」を1回4単位(1日2回)打つ場合、1か月(30日)で何単位必要になるでしょうか。
考え方:1回4単位ですが、1回空打ちをその都度1単位分足すとして考える(1回5単位)

    1日分は、(1回5単位×2回)で10単位。
    1か月(30日分)は(10単位×30日)で300単位
答え:1か月1本 針も同様に1日2本の計算最低限60本は必要になります。打ち損じ等を考えて、多めに処方していることと思います。


ポイント3 インスリンの種類




インスリンの種類によって様々な加算の可否が違ってきます。基本は下の表を参考にして下さい。










注入器加算、針加算を算定出来る時は忘れずに算定しましょう。院内処方、院外処方によってもちがう


こともあるので気を付けましょう。こちらを参考にどうぞ。➡在宅自己注射指導管理料


ポイント4 血糖自己測定器加算


血糖コントロールのために、自宅で血糖を測定してもらうことがあります。そのときの機械は病院からの貸与が基本。貸出後は、毎月の診察時に血糖自己測定器に使うチップや針は病院からの持ち出しです。その分を血糖自己測定器加算として患者様から頂くわけです。患者様が1日に何回血糖を測るのか、それによってコストが変わってきます。(ポイント1参照)
在宅自己注射指導管理料を算定するときに同時に血糖自己測定器加算が取れているか、チップや針を何箱、何本渡したのかカルテに記載します。



ポイント5 インスリンの変更


初回の指導を行った日から3か月まで導入初期加算580点が算定できますが、同様にインスリンの種類が変わった場合もさらに1か月を限度として1回に限り導入初期加算を算定できます。但し、過去1年以内に使用した一般名が同じ薬剤に変更したとしても算定できません。


まとめ


在宅自己注射指導管理料は色々と細かいルールがあります。点数改定の度に少しづつ変化するので、覚えにくい算定の一つです。私も最初、インスリンそのものも普段目にしないもので、どういう仕組みになっているのかわかりにくく、血糖自己測定器も一体何なのか、単位数が何なのか、全くわかりませんでした。薬剤部に行って実物を見せて頂き、インスリンの指導をされているところをのぞかせてもらったりして、ようやく理解できるようになりました。上のポイントの他にも他の在宅点数との併用不可(加算はOK)とか、難病との併算定OKとか、算定上のルールもまだまだあります。まずは、実物をみてイメージを膨らませてから算定の勉強をすることをお勧めします。







HbA1cを月2回、取りにいく!

診療報酬の原則


診療報酬には、「原則~」などという法則が多くあります。原則ってことは、「それを遵守しなきゃダメです。」ということですが、私はそういう時でもなんとか入り込む余地がないだろうか。と考えるタイプの人間です。
先日、検査の指示間違いで、偶然、HbA1cを月2回測定してしまったことがありました。検査の指示の通り、患者さんから採血し、結果を伝え、診察が終わり、会計の段階で気付いたのです。

さてどうしたものやら。先生に報告して、1回分を非算定にするのがいつものやり方なのですが、実はその日は私の中の闘争心がむくむくと湧き上がって、このまま2回取りにいこう!と先生に直談判に行きました。


HbA1cは月1回


実はこの検査。1回目は月初(6/2 金曜日)に行われ、2回目は4週後の月末(6/30 金曜日)に行われました。つまり、その週の金曜日は5回あった訳です。薬は28日分処方してますので、この患者様が月2回来ることは、当然の流れで、たまたま同月内であったというだけ。糖尿病のコントロールも不良の方でしたし、HbA1cの測定は診察上、当然必要なことです。これを原則に縛られて、1回を非算定にするのはおかしいのでは。と思った訳です。

しかし、このまま何もせずにレセプトを提出すると、減点されるのは目に見えています。症状詳記を添えてレセプト請求すればいいのではないかと考えたのです。



電子カルテに阻まれる


当院の使用している電子カルテは、例えば特定疾患療養管理料を月3回以上算定したりしないようにしたり、在宅指導料同士を同時算定しないようにしたりと様々な工夫が凝らしてあります。しかし、HbA1cに関しては電子カルテが自動に2回目以降を削除するプログラムは組んでなかったので、取りすぎた場合は手動で消して下さいと以前、電子カルテ業者から言われていました。なので今回は敢えて2回目を削除せずに、そのまま算定しました。

しかし、最近の電子カルテのアップデートで、どんなにこちらが2回以上算定しようとしても、電子カルテが勝手に1回は非算定にするプログラムに変わってしまっていたのです。どう頑張っても2回目は取れない。ということ。

(電子カルテ会社に連絡をして、非算定を解除してもらって、・・・作業には結構時間がかかりそうです)

大勢の方が待つ会計中に、電子カルテ会社に相談して、などという時間もなく、今回の私の野望はむなしく消えていきました。


まとめ


電子カルテのアップデートで以前出来なかったことが出来るようになったり、却って不便になったり。その都度アップデートのお知らせが来ていたのに、今回の件はチェック漏れでした。電子カルテは便利な反面、不便であるなと感じた出来事でした。「原則」に従うのは大切ですが、「原則」に沿えない時もあります。正しいと思った時は、原則を打ち破ってでも、算定を取りに行く!という姿勢だけは持ち続けたいと思います。

医師事務作業補助者としての努力

台風が日本列島を縦断しています。私は昨日は有給を頂いて久々の三連休です。というのも、午後からは、この連休を利用して、夫と一緒に東京に来ています。東京は学生時代から現在の住まいに転居するまでの20年間を過ごした大切な場所。久しぶりに懐かしい場所を訪ねたり、友人と会ったり、現在東京の大学に在籍している末娘の顔を見に行ったりと色々計画を立てているのですが・・・なぜにこの台風。「雨女」と「晴男」の夫婦円満旅行のはずが・・・完全に「雨女」の勝利となってしまいました。(´;ω;`)

ドクターの趣味を知る


医師事務作業補助者で大切な仕事の一つに、担当医師と親しくなる!という大原則があります。もちろん変な意味ではありませんよ。誤解なさらぬように。

医師とタックを組んで業務を進める身としては、仕事の基本、技術はもちろんのことですが、それよりもまず、担当医師と仲良くすることが必要です。仲良くといってもずかずかと医師のプライベートにまで踏み込むのではなく、そうさりげなく医師の心の琴線に触れることが必要になります。

こちらの記事も参考にどうぞ➡医師事務作業補助者の裏技


実は最近になって私の担当医師が、映画の「宇宙もの」が大好きなことを知りました。私もほとんど同じ世代ですので、確かにこの手の映画は大好きでした。ハリウッド映画でいうと「スターウォーズ」「スタートレック」「ET」、アニメでいうと「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「ガンダム」などなど。(世代がばれますね)この時代の子供たちは、一度はNASAや宇宙に憧れるもの。私も担当医師も同じ時代をたどっていたのです。

そこから話が盛り上がって、一歩お互い近づけたような感じがしました。




担当医師が一番こよなく愛している映画は「スターウォーズ」。「スターウォーズ」に関しては、私は中学校時代にみた「エピソード4/新たなる希望 1977年」や「エピソード5/帝国の逆襲 1980年」しか観ていなかったのですが、担当医師は全作観ているとのこと。今年公開される「エピソード8/最後のジェダイ 2017年」も当然観に行く予定だそうです。今回の作品は「エピソード6/ジェダイの帰還」の30年後を描いた作品だとか。話がマニアックすぎて途中からついていけませんでした。

それで、これはいけない!と思い、先週から家で「スターウォーズ」の復習を始めました。U-NEXTに登録をし、初期の作品から見直しはじめています。新作が公開されるまでになんとか見終わっておかなくては!と仕事のつもりで観はじめましたが、すっかり私もはまってしまい、毎晩寝るのが遅くなっています。




以前の男性医師の時は、山登りが好きな方で百名山を制覇された方でした。私は山登りまで始める気はありませんでしたが、日本の百名山を覚えたり、医師が登った山について調べたりしました。しかし、山登りという男らしい趣味がある反面、ロマンチックなところがあって、詩がお好きで、カール・ブッセの「山の彼方の空遠く 幸い住むと人のいう。ああ・・・」などとつぶやく時がありましたので、私も全文をしっかり暗唱したりしました。






女性の担当医師は、庭造りに興味がある方で、ターシャ・チューダーさんの庭がとても好きだと伺い、偶然私もターシャの生き方が好きだったこともあり、話があい、先生が本を貸して下さったこともあります。それ以来、先生の誕生日などのメッセージカードは、ターシャの絵葉書を使用しています。





まとめ


医師事務作業補助者は、医師のことをとにかく好きになることが一番大切です。どんなに嫌なタイプ、自分と合わないタイプでも必ず、趣味のあうところ、好感のもてるところはあるはずです。あとは、その担当医師を好きだと自分に思い込ませること!これは私の後輩たちにも最初に伝えていますが、「この人を好きだ」と脳に思い込ませることで、仕事の質はぐーんと上がります。是非みなさまもお試し下さい。


訪問看護指示料 衛生材料加算とは

訪問看護指示料は、当院の医師が記載する最も多い書類の一つです。各訪問看護ステーションからの依頼を受け、月に1回、300点をレセプト請求します。

以前のブログでも訪問看護指示料について詳しく書いています。ご覧下さい。➡訪問看護指示料

訪問看護指示料 衛生材料加算(80点)







2016年度4月の改正で、訪問看護指示料に衛生材料加算(80点)が新設されました。






訪問看護指示書を交付した患者に必要かつ十分な量の衛生材料及び保険医療材料を支給した場合に80点を加算できるというもの。





では、衛生材料、保険医療材料とはどのようなものを指すのでしょうか。

衛生材料は、ガーゼやテープなど、保険医療材料は点滴用ルートなどが該当します。但し、看護師自らが使用するためのものについては該当しません。なお、点数として算定できる特定保険医療材料は含まれません。


ただし、在宅時医学総合管理料、施設入居時等医学総合管理料、在宅がん医療総合診療料、在宅患者訪問点滴注射管理指導料、在宅療養指導管理料を算定した場合は、算定できません。


まとめ


今まではガーゼやテープなど無償で提供していたもの、または患者様が個人で購入していたものでしたが、衛生材料加算として正式に算定出来るようになりました。訪問看護ステーションからの訪問看護計画書や報告書を基に、必要だと医師が判断した時に、衛生材料を支給した場合に算定します。

なお、訪問看護指示料の加算なので、訪問看護指示料を算定しない月は算定できません。

ジェネリック薬の変更不可

後発医薬品(ジェネリック薬)が世の中に随分広まってきましたよね。テレビのコマーシャルでも多く見受けられるようになりましたし、「薬をジェネリックにしませんか。」などという御手紙が各家庭に届けられたり、世間的にも広く浸透してきたように思います。こちらも併せてご覧下さい➡ジェネリック薬のお知らせについて


後発医薬品(ジェネリック薬)とは


以前に一般名処方加算についてこのブログでも書きました。➡一般名処方加算について

要するに先発医薬品の特許期限が切れたものを、他社がこぞって同じ成分の薬を安く作って、販売をはじめたのが後発医薬品(ジェネリック)です。医療費を安く抑えるためにも後発医薬品を使いましょうというのが、一般名処方加算の狙いです。

同じ成分で安い値段!いかにも魅力的な薬ですよね。私は個人的には体が敏感なタイプではないので、先発に拘らず、出来るだけ安いジェネリックを選ぶようにしています。

しかし、やはり、使い慣れた薬がいい。という考えの人も多く見受けられますし、実際に先発薬と後発薬を飲み比べて、同じ成分にも関わらず、なぜか効果に違いが見られるという方もいるのも事実。

そんな時は、処方せんに「変更不可」のチェックを入れて医師の記名押印又は署名が必要です。

後発医薬品の方がいい人も・・・


「先発薬の方がいいので、後発医薬品に変えないで下さい。」という訴えの患者様は、結構いらっしゃいますが、最近少しづつ見られるようになってきたのが、例えば「『興和薬品』さんから出ているジェネリック薬がいいんですが・・・」など敢えて、後発医薬品を望む方です。そういう場合はどういう風に処方せんを記入すればいいのでしょうか。基本は、処方せんに「変更不可」の原則と同じで、「変更不可」にチェックを入れて医師の記名押印又は署名が必要ですが、それに加えてその理由を「備考」欄に記載しなくてはなりません。

書き方はこちらを参照してください。⇩







なお、先発医薬品を「変更不可」とする場合は、理由を記載する必要はありません。


まとめ


ジェネリック薬は多くの製薬会社が出しているので、ジェネリック薬が浸透してくると、今度はひいきの会社のジェネリックを所望する患者様が増えてくるでしょう。微妙に値段も違いますし、薬局にすべての製薬会社の薬をそろえている訳ではないでしょうから、取り寄せになると薬局も大変ですね。薬は医者が選んで与えるものではなく、患者が好んで選べる時代になってきました。患者のニーズに応えるべく、事務サイドも薬の知識を広く持つことが重要になってきそうです。

リハビリテーション 超初心者編

嬉しいことがありました。今日は久しぶりの休日(休診日)で、ヨガ教室に行ってきました。昨年の冬から月に3~4回程度しか通えていませんが、1時間ヨガで体のあちこちをストレッチするととても気持ちよく、心と体のストレス解消に。ランニングで、体幹を鍛えるにも丁度いいかなと思って細く長く続けています。

講師の先生は、インドから来られた方で、生粋のインドヨガを教えて下さいます。いつも色々なポーズを教えて下さるのですが、1年前の通い始めた当初から、私には不可能なポーズがありました。実はこれです。



何という名前かまではわかりませんが、ただ腕を背中で組み合わせる単純なポーズです。右手を上から左手を下から回した時は、以前から両手を組合すことが出来ていたのですが、左手を上から、右手を下から回した時は、何をどうやってもて、両手を組合すことなど不可能でした。

しかし、今日は、ふとした瞬間に両手を組合すことが出来たのです!月に3回程度しかしていないのに、1年も経つと自然と出来るようになるんですね。なんだかとても嬉しくなりました。

元々持っていた機能を回復させる点では、ヨガもリハビリテーションも同じかもしれません。


リハビリテーション


当院では現在リハビリテーションは行っておりません。しかし、最近、院長の周辺が慌ただしくなってきています。どうも開院3年を迎え、院内の改装、新機材の導入などを考えているようです。リハビリテーションは、介護医療の両面から、実現する可能性の高い部門です。一事務員としては、経営陣の決定を待つのみですが、来るべき時に備えてリハビリテーションのいろはを勉強しておこうと思います


リハビリ:医療保険と介護保険



医療保険リハビリテーションとは・・・



  • 心大血管疾患リハビリテーション料

  • 脳血管疾患等リハビリテーション料

  • 廃用症候群リハビリテーション料

  • 運動器リハビリテーション料

  • 呼吸器リハビリテーション料


疾病発症後、急性期および回復期に計画的なリハビリテーションを実施することを目的としていて、それぞれ対象疾患、算定日数が決められています。

(下記、診療点数早見表より抜粋)





介護保険リハビリテーションとは・・・



  • 通所リハビリテーション

  • 介護予防通所リハビリテーション

  • 訪問リハビリテーション

  • 介護予防訪問リハビリテーション


医療保険では、急性期・回復期に身体機能の早期改善を目指したリハビリテーションをしたのに対して、介護保険では、身体機能の維持および生活機能の維持・向上を目的としています。

訪問リハビリの実施には医師の指示が必要です。訪問看護ステーションでは訪問看護指示書を受けて行います。

まとめ


リハビリテーションは奥が深いですね。基本の基本だけまとめてみましたが、様々な算定や用紙、介護保険との絡みなど、一筋縄では行かないようです。現在リハビリのない当院でも、医師が訪問看護ステーション宛にリハビリの指示を行うことはよくあります。実際のリハビリテーションを目の当たりには出来ませんが、紙面上でも勉強して行きたいと思います。

認知症とは子供に帰ること

認知症とは一つ一つ失っていくもの


今日も多くの患者様が来院されて、帰る頃にはすっかり辺りも暗くなり、月がぽっかり浮かぶ夜でした。


最後の会計を締めて、院長にあいさつをし、クリニックを出たすぐの駐車場で、一台の車が急に大きな警鐘をあげはじめました。

暗闇の中を恐る恐る近づくと、一人の80代女性の方が、車を降りて、シャッターの降りたクリニックの中を覗き込もうとしていました。

車の警鐘は、女性が車を降りたために鳴ったようです。

顔を覗き込むと、見覚えのある患者様です。

「どうされたんですか?」と尋ねたところ

「私、ここにどうして来たのかしら。一緒に来たのって娘だったかしら。ぼけてしまってわからないのよ。」と。

確か、今日は娘さんが薬だけをクリニックに取りにきたはず。きっと、このおばあさんだけを車に待たせて、薬局に薬を取りに行っているのかもしれない。と思い、この女性を連れて一緒に薬局に行くことにしました。

「ごめんなさいね。私ぼけてしまってて。よくわからないのよ。今日は薬はないと思うのよ。一体誰と来たのかしら。」と何度も申し訳なさそうにお話しされます。

その女性の手を取りながら、私はふと昔の光景が目に浮かびました。


我が家の子供たちが幼かったころ、上の子の幼稚園の迎えの時間、下の子が昼寝をしていました。本当なら起こして一緒に連れて行くべきだったのでしょうが、あの頃の私はまだ若く未熟で無責任で、「少しの間だし、連れていくと面倒だし、まだ、一人でドアも開けられないし、こっそり迎えに行ってしまおう。」と下の子を置いて出かけました。

上の子を連れて家に戻ると、なんと当時1歳だった息子が、ドアの外で、近所の方に抱かれて泣いているではありませんか。

「そう君、泣いて外に出ようとしたところを見かけたから、一緒に待っていたのよ。」と親切な近所の方。開けられなかったはずのドアを一人で開けて泣いていた息子。一人で置いてきぼりにされてさぞ心細かったのでしょう。私が抱っこしても、しばらく泣き続けていたのを覚えています。


認知症の女性にあの頃の幼かったわが子が重なり、認知症は子供に帰ることなのかも。と思いました。子供は出来なかったことが一つ一つ出来ていくようになるけれども、認知症は出来ていたことが一つ一つ出来なくなっていくこと。悲しいけれど、自然なことなのかもしれません。


最近の嬉しいニュース


警察庁によると、75歳以上の高齢ドライバーによる交通死亡事故の割合は増加傾向にあり、去年は10年前と比べてほぼ倍となったようです。しかし、去年、高齢ドライバーによる事故が大きく報道されたことが影響しているのか、改正道路交通法が施行された今年3月12日から先月末までの81日間で、すでに10万人以上が免許を自主返納したことも分かりました。ただし、返納率が高いのは東京、大阪など首都圏近郊ばかり。地方では車が必需品のため、なかなか返納率が上がらないとか。そのために警察庁は、事故を起こす可能性が高い高齢ドライバーに対し、運転できる時間や場所を限定したり、自動ブレーキ機能などを搭載した「安心運転サポート車」、通称「サポカー」に運転を限定する免許の導入を検討することを明らかにしたようです。国土交通省もサポカーに使われる自動ブレーキ機能搭載の車の認定制度を検討する方針です。


まとめ


日々、認知症の患者様やその家族の方と接する機会が多く、色々なことを考えさせられます。
自分の親のこと、自分が老いていくこと。重ね合わせて考えては寂しく思ったり、不安を感じたり。
そんなことを考えていると、3人の娘息子達から、グループLINEが入りました。敬老の日が近いのでおばあちゃんやおじいちゃんにプレゼントを考えているようです。今年のプレゼントは、【あんしんみーちゃん】という電話に備え付ける、音声つきの振り込み詐欺対策用のおしゃべり人形だそうです。どうも電話の声に反応して、振り込め詐欺への注意を促してくれるのだとか。
今から、おじいちゃん、おばあちゃんの喜ぶ顔が目に浮かび、私も届くのが楽しみです。
           




個人面談

上半期終わりの個人面談が始まりました。クリニックですので、従業員は10人程度。人数が少ないので、スタッフ一同、家族同然の仲です。普段から言いたいことは院長に直談判しています。が・・・

やはり面談となるとそれぞれ思うことがあるようで、せっかくの機会ですし、普段言えないこと、皆には聞かせられないこと、それぞれ心に秘めているようです。


個人面談の内容


1.就業契約内容の確認  
 
就業契約書に基づき、契約内容の確認をします。就業規則の変更点などは、院長からその場で伝えられます。

2.半期の業務目標達成度について

半年ごとに個人の目標を提出していますので、それが達成されているのかどうか、確認します。ちなみに上半期の私の目標は、医師事務作業補助者の育成でした。それまで私一人が医師事務作業補助者でしたので、私の休みが取りにくいということもあり、半年間後輩の育成に努めました。さて院長の評価はいかなるものか。楽しみです。


3.現在の問題点

現在抱えている仕事、クリニックの業務について問題点を提起します。
前回は、私の朝の「検査出し業務」について院長に質問をしました。他のスタッフより15分から30分早めに来ての特殊業務は、手当の範囲には入らないのかと。実はかなり以前からこの朝業務については不満を持っていて、(手当がつかない!)私の学生時代からの社労士の友人に聞いてみたところ、実際、朝の早出業務は時間外として給与が発生しないことがほとんどだとか。

念のため、私の契約書を見てもらったところ、やはり業務として手当を発生させるためには、直接雇用者と話し合いをして、契約書にその一文を付け加えてもらった方がいい。とのアドバイスを受けて、交渉してみたわけです。

院長の答えは驚くべきかな、「それならその業務は自分でやります。」との回答で、今期からは朝の早出業務は院長の仕事です。スタッフに余計な賃金を払うくらいなら自分でやろうと思ったのでしょうか。

「今までの分はどうなるんだ!」と少し納得のいかない結果ではありましたが、その後は朝の早出が無くなって快適です。朝の30分は貴重ですからね。

4.下半期の目標

下半期の目標は、「平成30年度診療報酬改定に向けての下準備」にしようと思っています。2年前の改正の時に、クリニックとはこんなにも孤独で自分達だけで備えなければならないのかと、直前になって苦労したことが思い出されます。次の改正は、介護と医療の同時改正。診療報酬でも在宅医療は私の苦手のするところ。現在の制度を理解してこそ、次の改正に備えられるというもの。まずは現在の診療報酬をしっかり把握し、同時に事務スタッフ全員の学習会を充実させ、全員で来るべき改定に備えられるようしっかり勉強したいと思っています。

あと一つは「有給休暇を取る」です。今まで1年に数回、どうしようもないような理由の時だけ、家族の病気など(自分の病気の時は、休めません。数種類の薬が院長から処方されますが・・・)休んでいたのが実情です。でも今期からは、しっかり休めるところは、休んでいこうと思っています。主任の私が休まないと、後輩たちも取りにくいですしね。


5.院長への希望

賞与のアップを交渉しようと思います。当然クリニックですので、労働組合なるものは存在しません。給与、賞与水準は経営者の思いのツボ。良くも悪くもあと少し、給与、せめて賞与だけでも現在の×1➡×1.2~1.3へアップしてもらえるよう希望したいと思っています。



個人面談のタブー


前回同僚のスタッフが、私と同じように業務について、不満を言った時、院長から出た衝撃の一言。「給料下げるよ」でした。そのことをあとから同僚に聞いて、怒り心頭。それって完全にパワハラですよね。残念ながらその時の面談の様子は同僚からの報告だけで、密室での出来事上、証拠がなく、闇に紛れてしまったわけですが、何かこちらから交渉する時は、録音するのも有りですね。「今日の面談内容は、録音させて頂きます」と断って、さりげなくスマホを机上に置いたら面談開始。経営者は決して違法になることは言わずに、交渉がうまくいくかもしれません。



まとめ


本来、従業員と経営者が腹を割って話をし、業務改善に努めるための面談。世間話ではなく、正式に自分の意見が通る唯一の場です。言葉を持ってしないと、自分の思いは通じません。働き方改革、自分で交渉しましょう。

簡単な処置

医師事務作業補助者の仕事


先日、最近医師事務作業補助者にはいるようになった後輩から質問がありました。「この前、診察中に看護師さんが患者さんに何か処置をされて、お薬塗ったか何かしたみたいなんですけど、私、創傷処置なのかどうか、どうしたらよいかわからなくって・・・」

なるほど。

医師事務作業補助者は、診察室の中を知ることができる唯一の事務。何か医療行為をしている!と発見できる大切なポジションです。そこで?と感じられたのはまず医師事務作業補助者としては合格。しかし、それを医事に伝えなかったのは不合格です。

正しい、医師事務作業補助者としての業務は、


  1. 医療行為を発見する

  2. 医療行為を算定する

  3. カルテに医療行為について記載する(又は医師に記載をお願いする)





もし2の医療行為算定が難しく、とっさに何の算定をしたらよいかわからなくても医事に事実を伝えれば、算定もれになることはありません。医師事務作業補助者は医師の診察をスムーズに運ぶことがポイント。算定でもたもたするようなら、医事に任せればいいのです。後輩には、せっかく「これは算定行為かも?」と気付いた時は、その場で医事に伝えてね。と指導しておきました。彼女はまだまだ駆け出しの医師事務作業補助者。これから益々成長してくれるでしょう。




医事の仕事


では、果たしてこの情報が流れてきたとき「何か診察中に看護師が患者様に何か薬を塗った!」医事ではどういう算定ができるでしょう。

その時の担当看護師さんに話を聞くと、「虫に刺された部位を、リンデロンを少し塗っただけよ。」とのことでした。この場合は算定不可。いい機会でしたので、事務スタッフ全員に創傷処置について、理解できているかどうか尋ねてみました。答えは意外にも全員グレー!元々当院内科ですし、あまり処置が行われることはありません。これはまずい。と皆で学習しなおすことにしました。




処置料の算定できない項目


浣腸

注腸

吸入

100㎠未満の第1度熱傷処置


100㎠未満の皮膚科軟膏処置

洗眼

点眼

点耳

簡単な耳垢栓除去

鼻洗浄

狭い範囲の湿布処置

その他第1節処置料に掲げられていない簡単な処置


*これらの処置は基本診療料に含まれて算定できないとされている項目ですが、薬剤を使用した場合は「処置薬剤」として薬剤のみ処置項目で算定することが出来ます。


*処置料を算定しない場合は、外来管理加算が算定できます。

簡単な褥瘡処置についてはこちらのページも参考にどうぞ➡褥瘡処置について




まとめ


近、業務の配置換えを行っていて、後輩たちに医師事務作業補助者に週に数回入ってもらっています。業務を取り換えてみると、自分がわかりきっていたと思っていたことが、実はわかっていないことに気付くことがあります。この後輩も医療事務では10年以上のベテランでした。しかし、実際の現場に入ってみるとそれがどの医療行為にあたるのか咄嗟に理解できなかったようです。現場をしることは医療事務にも役立ちます。機会があればドンドン診察室を覗いてみると、医療事務力がアップしますよ。
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プロフィール

なつこ

Author:なつこ
某クリニックの医療事務をしております「なつこ」と申します。
現在、医療事務と医師事務作業補助者の二束のわらじで勤務中。
全国の医療事務員の皆さま。診療報酬でつまずいた時、どうされてますか?
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医師事務作業補助者にもっと光を
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特にクリニック勤務の場合、病院勤務に比べ、相談する相手がいなくて困っていませんか?
かく言う私がその一人。診療報酬に携わる皆さん、医師事務作業補助者の皆さんへの応援ブログです。

(ちなみに、当ブログで掲載された診療点数の内容に関しては私個人の見解ですので、内容に関してのトラブルには一切責任を負いません。)
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