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いざ!面談へ

秋の面談の季節です


先週から恒例の、院長とスタッフとの秋の面談が始まりました。私は幸か不幸か、スタッフの大トリ。明後日の予定です。個人面談ですので、個々それぞれ何を話したかは本当のところはわかりませんが、何分10名そこそこのスタッフですので、家族も同然。「院長にこんなこと言われた!」とか「ボーナスアップ迫りたかったけど言えなかった。」とかワイワイガヤガヤ、盛り上がる行事ごとです。面談を済ませていないのは残すところ私一人となってしまいましたので、自分の思いも勿論、年下のスタッフたちが言えなかったことも携えて、いざ、面談に臨みます。

面談で確認されること



  • 現状の仕事はどうか、困ったことや悩んでいることはないか

  • 仕事を続ける意思はあるか、働き方に(正社員かパートか等)変更希望はあるか

  • 家族の状況はどうか、育児や介護で働きにくい状況はないか

  • 自身の健康状態はどうか

  • 来季の目標は?

  • 今後の医院の方針について(院長から説明)


ざっとこんな内容です。小さなクリニックですので、普段の会話で大体、コミュニケーションは取れているのですが、公式に自身の思いを院長に伝える、年2回の貴重な時間です。漏らすことなく、伝えられるようにメモにまとめておきます。




前回の面談での成果


実は前回の面談で、院長に直訴したことがあります。前回の面談まで、私は朝の早出として、院長指示で、当日の検査の指示をカルテ入力していました。他の人は8:25分の朝のミーティングに間に合えば良かったのですが、私ともう1名だけその仕事のために15分早く出勤していました。

その早出に当然のように時間外手当はなく、なんだか不公平だよなあ~と内心不満に思っていました。私の大学時代の友人に社労士の友達がいたので、相談したところ、朝の早出は認められにくいとのこと。しかし、就業契約書に一文を入れてもらうとよいとのアドバイスを受け、早速院長に話してみました。

結果は驚くなかれ、認められたというか、なんというか。

院長曰く「今後は僕がやります。」とのこと。1年半ほど続いていた朝の早出はあっさりなくなった次第です。私としては早出が嫌なのではなく、早出に時間外手当をつけて欲しかったのですが、スタッフにお金を出すよりは院長自らやろうと思ったのでしょう。あっけない結末でした。しかし、あっさり早出が無くなったものの、私が今までしてきた朝の早出代は???すべて泡となりました。




アメリカ人の知り合いから学ぶ


先ほどの早出の件も実は、長い間、言いたくてもなかなか言えずにいました。何だか、院長に「お金をくれ~」と言っているみたいで、超日本人的な私としては、言い出しにくかったのです。そんな折、娘のアルバイト先のアメリカ人の方が(アメリカ人のお子さんに日本語を教える家庭教師をしています)、娘に初めてアルバイト代を渡すときこんなことを言ったそうです。

娘は家庭教師が終わると、その場でその日の報酬を現金で渡されました。初めてそのお金を受け取ったとき、お金が入っていた封筒を(封はしていない状態)、娘はそのまま中身を確かめずに鞄にいれたそうです。その時、そのアメリカ人の方からこう言われたそう。「中身はすぐに私の目の前で確かめて、契約の金額と間違いないかみてね。」と。

娘も私と似て超日本人的なところがあるので、最初は「封筒の中身を確認するなんて。」と思ったそうです。でも手当は労働の対価だから、確かめて当然と教わったそうです。

仕事は契約です。自分の労働に対価があるのは当然。私も娘からその話を聞いて、朝の早出の件を院長に直訴したという訳でした。




今回の面談に臨む


さて、今回は何を訴えましょうか。

当院の業務は患者様が多いこともあり、日中息つく暇がありません。院長は完璧主義で、そのうえ、スタッフの人数が少ないので、エキスパート級のスタッフの腕(質)が頼り。業務量(患者数)は増えるばかりで、質を高めることばかり追求される毎日。今は慣れたスタッフばかりで、なんとかこなせるのですが、スタッフの入れ替わりがあった場合、おそらくここの職場で一人前になるのに苦労するのは目に見えています。

もう少し、業務の簡略化を求めるか、それが無理ならスタッフへの報酬を上げて欲しいと訴えたいと思ってはいるのですが・・・さてさて。いざ決戦です!




まとめ


クリニックの経営はシビアです。院長は医師でもあり、経営者でもあり、両方の目で私たちスタッフをジャッジします。院長自らの直接雇用のため、自分の意見がストレートに通る良い面もありますが、裏を返せばストレートに批判される場でもあります。手綱を引き締めて面談に臨みたいと思います。

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消炎鎮痛等処置は損?

ウォーターベッド


当院には1台だけ、リハビリ用機器があります。待合室の隅にポツンと置いてあるのは、ウォーターベッド君。 水の入ったベッドですので、柔らかく、心地よく、水の浮遊感を利用して、血行促進効果、リラクゼーション効果が得られる全身治療機器です。勿論医療器の認可を取ったものですので、使用すると医療点数が発生します。

患者の病状により(特に肩こり、腰痛等の患者)、医師の指示の下、看護師見守りで行う処置になります。




消炎鎮痛等処置 35点


ウォーターベッドを使用すると、消炎鎮痛等処置(35点)が算定出来ます。診療点数早見表で確認してみましょう。




長い診察の待ち時間に気軽に出来ることもあり、患者さんからはとても定評のある処置です。

しかし、実際のところ、ウォーターベッドを診察の待ち時間に利用されると医療側としては損をしてしまうことをご存じですか?




外来管理加算 52点


外来管理加算(52点)は、処置、リハビリテーション等を行わずに計画的な医学管理を行った場合に算定できるもので、再診料の加算点数です。こちらも併せてご覧下さい。➡外来管理加算について

ということは、診察に訪れた患者が、診察+ウォーターベッドのような消炎鎮痛処置(35点)を行った場合は、外来管理加算(52点)は、算定出来ないこととなります。








  • ウォーターベッドを使用しない場合:(再診料72点)+(外来管理加算52点)=124点

  • ウォーターベッドを使用する場合:(再診料72点)+(外来管理加算52点)+(消炎鎮痛等処置35点)=107点



要するに124点-107点=17点 処置を行った場合の方が、普通に診察をするよりも安い点数になってしまうということです。





これって、変だと思いませんか?医師が指示を出し、看護師が処置に伴う補助をし、手間も時間も多くかかっているのに、点数がマイナスになるなんて、どういうことなんだか。

きっと多くの場合は(整形外科など)、消炎鎮痛等処置は、診察ではなく、リハビリのみで訪れることが多く、現実に即した点数構成になっているものと考えられます。しかし、当院のように診察のついでにちょっとウォーターベッド。という考えではウォーターベッドのメンテナンス料、手間賃を考えると単なるマイナス材料にしかなっていませんね。



まとめ


診療点数にはこのような、?と思える点数が多々あります。しかし、診療点数改定の度にその不公平感のある点数は改定されていくものもあります。例えば退院後1か月内の特定疾患療養管理料もその一つ。平成28年度の改定前までは、退院後の方の1か月以内の特定疾患療養管理料がことごとく、減点になっていました。診療所のようなところでは、患者様が入院していたことなどわからないこともあり、請求後に減点されることの多かったこと。今では減点されることもなく、よい見直し事項であったと痛感しています。今、私が点数化して欲しいのは、長谷川式認知症テスト。手間がかかるテストにも関わらず診療点数がありません。それも今後見直されていくかもしれません。

 

   


速報!中医協総会で具体的案、示される

中医協総ー3 29.9.27より

平成30年度診療報酬改定に向けて着々と議論が進んでいるようです。26.9.27の発表ではかなり具体的な課題を用いて説明がなされています。分かりやすく要約してみました。


課題1 診療報酬事務の合理化

  • 施設基準届出手続きの合理化
  • 入院診療計画書等の様式の見直し
  • レセプト摘要欄の見直し


課題1の対応方針

  • 内容を必要最小限にする
  • 定型的なものに選択肢を設ける
  • 重複している項目は省略する


課題1の対応案(具体例)レセプトの摘要欄の記載方法の見直し

例:在宅自己腹膜灌流指導管理料


例:両室ペーシング機能付き植込み型除細動器

その他にもレセプトの摘要欄の記載方法の見直し項目(案)(医科)が一表になっていました。結構数があります。是非チェックしてみて下さい。個人的に当院で必要な箇所に青線を引いています。このブログでは字も小さいですので、原本を見たい方はこちらを参照して下さい。➡レセプト摘要欄記載方法の見直し項目(案)





課題2 診療報酬情報の利活用

  • レセプト患者の住所情報
  • 診療コードを実臨床に即したコード体系
  • 傷病名、診療行為を国際化に標準化されたマスター整備
  • 診療実績データ分析を容易に


課題2の対応方針

  • レセプトに患者の住所地の郵便番号(7桁)及び氏名のカタカナ記載
  • 手術コード(Kコード)にSTEM7を併記する欄を設け、データを収集する


課題2の対応案(具体例)手術コード STEM7の体系

例:K529、K657-2



まとめ

大分具体案が示されるようになりました。平成30年度の改正では電子カルテの内容もかなり見直されることになりそうです。住所の郵便番号記載やカタカナ表記など、保険証には記載されていないもの。入力の際に確認していく必要がありそうです。春先に慌てないように、情報収集に努め、改定へのイメージを持っておく事が大切です。


お!さすが医療事務のプロと思わせる裏技

医療事務のプロを装う裏技

このブログを訪れてくれている方は、きっと私のことを「医療事務がよくわかっているのだろうなあ~。」と勘違いされている方も多いのではないでしょうか。
答えは「No!」です。
特別理解力がある訳でもなく、特段勉強してる訳でもなく、極々普通の人間ですので、一度調べたこともその場ではわかっても、すぐに忘れてしまいます。それでも「お!この人、医療事務のプロだな!」何故か思われてしまうには訳があります。今日は私の裏技、こっそり教えちゃいますね。

裏技その1 疑問点は、はてなノートに残す

医療事務をしていると色々な算定に出会います。ルーティンのように出会う初診料、再診料は基より、その日初めて出会う算定もあります。業務中は、算定に悩んだ場合もなんとかその場で誰かに聞いたり、調べたりして切り抜けることと思います。しかし、そのあとが肝心。「あれ?なんだっけ?」ってつまずいたりしたことはすべてノートに書いて残しておきます。メモではだめですよ。何故ならどこかに行ったりしてわからなくなるからです。必ずノートに日付とわからなかったことを書いて残しておくのです。殴り書きで結構!自分さえ読めればいいのですから。私のポケットにはいつでもどこでも書けるように、小さなノートをしのばせてあります。後からゆっくりと、このはてなノートの内容、見直して調べておきます。


裏技その2 診療点数早見表を友とする

事務室内に診療点数早見表を備え付けてありますよね。私のところでも、事務員4人ではありますが2冊常時備え付けてあり、全員が使いやすいように、一番手の届きやすいところに置いてあります。
家に帰れば勿論自分用にも診療点数早見表を置いています。高いですが、点数改正の度に毎回購入することをお勧めします。本棚に立てかけて置くのではなく、私はリビングに置いてあります。気になったらすぐに調べられるように、新聞を置くように診療点数早見表を置いておくのです。ちょっとゴロンと枕にするにも丁度いい高さですし、いつでもパラパラとめくる友。そういう存在です。同時に付箋をぺたぺたといつでも貼りつけられるように表表紙の間にはさんで置きます。



裏技その3 ミニ診療点数早見表を作る

ノートの取り方って大切ですよね。「東大生のノートは必ず美しい」という本が一時流行りましたよね。本当にノートって大切。折角調べたことも、まとめないと頭に入りません。

私はバインダー式のノートを使って業務のことはまとめています。そうすれば後から足したり引いたりが簡単に出来るからです。愛用しているのはA5サイズの、なるべく沢山はさめるタイプの背表紙2cmほどのもの。個人的にはmarumanの透明シリーズが気に入っています。このノートでミニ診療点数早見表を日々作っています。ノートに必ずインデックスもつけましょう。あと出来れば、最後にわかりやすくなるように裏表紙に自分用の索引をつけておくと便利です。


まとめ

如何でしたか?あとは、作ったミニ診療点数早見表をいつも業務中に持ち歩くだけ。何か困ったり、聞かれたら、さっとこのノートを引くとすべてが書いてあるという訳です。すぐに答えられると「お!さすがプロだな!」と相手を勘違いさせることが出来るってわけです。日々のほんの少しの作業を繰り返すだけで、本物の診療点数早見表より使いやすい自分だけのミニ診療点数早見表が出来上がりますよ是非お試し下さい。


問診を取るポイント

問診のタイミング


みなさんの病院では、問診を誰がどのタイミングで聞いていますか?

「病気の問診なんだから、当然看護師でしょ。」

「いえいえ、受付に来たとき一番に対応するのは事務なんだから、事務じゃない?」

「うちは診察室で、医師が直接色々聞くわねえ。」

など、色々なパターンが考えられますよね。




医療機関の規模やスタッフの人数、院長・事務局の考え方でやり方が違って当然です。今日は当院での例を挙げながら、問診でどこまで内容を掘り下げて聞くのがいいのか、考えてみます。




当院の場合 パターン1


まず最初に患者様がドアを開け、入ってくるのを迎えるのは、事務スタッフです。

受付スタッフ:「おはようございます(こんにちは)。どうなされましたか?」(お決まりのこの台詞で患者様をお迎えします。)




患者1:「いやあ、昨日から熱が出てね~。」

患者2:「下痢が続いて、ご飯が食べれないんだよ。」

受付スタッフ:「そうですか。それは大変でしたね。いつからですか?」

(簡単に症状を聞いて、メモし、問診担当の看護師に詳しい問診を依頼します。)

その後、看護師が詳しく症状を聞き、診察室へ回します。




パターン2


普段、当院に通院されている患者様が、定期再診日にではなく、調子を崩して診察を受けに来られる場合もあります。そういう時は次のような手順を踏みます。




受付スタッフ:「こんにちは、今日はいつもの診察ですか?どうなさいましたか?」

患者3:「今朝から急にめまいがして。」

患者4:「この前もらった薬を飲んだら吐き気がしたので。」

受付スタッフ:「そうですか。では診察の順番をお取りしますね。」

こういう場合は、既に通院中の患者様の訴えなので、簡単なメモを添えて、カルテを診察室に回します。




パターン3


診療科を間違えて来院の患者様。病院なら何でも診てもらえると思っている患者様。小さな子供なのに普通の内科を受診する患者様。 (内科を標榜とするクリニックへの受診の場合)




受付スタッフ:「おはようございます。(こんにちは)今日はどうなさいましたか?」

患者5:「昨日、仕事中に屋根から落ちて頭と腰を打ったんだけど。」

受付スタッフ:「頭を打たれたのなら、脳外科へ受診した方がよさそうですね。腰も打たれているのなら、整形外科への受診も必要でしょう。両方診てもらえる病院を受診した方がいいですよ。」




患者6:「うちの孫、5歳なんだけど、昨日から熱があって。」

受付スタッフ:「少々お待ち下さい。院長に尋ねて参ります。」(院長に打診する。体重が大人に近い高学年の子なら診察します。それより小さいお子様は小児科へ行ってもらって下さい。)

受付スタッフ:「申し訳ございません。院長に確認しましたところ、やはりお孫さんはまだ5歳ですし、小児科を受診された方がよろしいようです。」




診察前に問診で聞くべきこと


問診を診察前にきちんととったかどうかで、診察の効率は大幅に違ってきます。問診を取ったら、それをカルテに記載します。





  1. いつから、どんな症状が出ているのか。

  2. 血圧・脈拍・体温測定

  3. 普段のかかりつけ医や定期処方薬はあるのか。

  4. 今まで何か大きな病気や手術等をしたことがあるか。

  5. 薬や食べ物でアレルギーを持っていないか。あればその内容。

  6. 女性の場合(妊娠の有無、可能性の有無、授乳の有無)

  7. 男性の場合(前立腺肥大の有無)

  8. 緑内障はあるか

  9. 家族歴(家族の病気について)

  10. 飲酒・喫煙状況

  11. ジェネリック薬を希望するか問診で聞くべきこと





まとめ


問診の段階で十分患者の状態を把握できると、診察室でのスピードが上がるだけでなく、医療事故から患者を守ることが出来ます。例えば、女性が妊娠している場合、レントゲンや薬によっては胎児に影響を与えてしまいます。また、緑内障の患者にPL等の風邪薬は禁忌です。かかりつけ医がある場合、定期的に服用している薬が、今回出す薬とミスマッチするかもしれません。診療科によって問診の内容も変わってきます。問診は患者と医師をつなぐ最初の大きな一歩です。


尊敬すべきスタッフたち

現在、私は当クリニックの事務の主任を任されています。主任と言っても、事務スタッフは全部で5人。
正社員は私、40代女性1人、30代女性2人の計4人。あと一人はパートさんで、週2回勤務されている67歳女性です。あともう一人、掃除の担当のパートさん、77歳女性もいらっしゃいます。



1日100名を超す患者数


当院の患者様はクリニックにも関わらず、1日100名を超えることは日常茶飯事です。最近は100名ぐらいでは驚かなくなりましたが、さすがに120名を超えるとスタッフ一同心身ともにぐったりとしてしまいます。

他院の事務のことはわかりませんが、結構細かいことまで仕事を任され?背負わされている事務だと思っていて、その上、院長が完璧主義なので、ミスは許されません。120%の集中力を出し切って丁度といったところ。結構、医療事務にしては、キツイ職場であると思っています。


60代パートさん


その中にあって、ひときわ輝いているのが、パートの60代の女性です。多趣味な方ですので、本来なら年金生活でその趣味に存分浸りたいところでしょうが、院長たっての願いで毎年毎年継続勤務をお願いしています。週2日といえ、勤務は多忙です。主に受付と会計を担当して頂いているのですが、電子カルテをサクサクと使いこなすのは勿論、患者様への声掛けにあっては院内一、気が利く方で言葉かけも巧みです。彼女の気配り、声かけによって患者様の心が和むのはもちろん、私たち年下のスタッフも勉強させられることばかりです。
その上、若い子育て世代のスタッフが、子供さんの病気等で突然休むことも度々あるのですが、どんな時間にお願いしても(当日朝6時とか)、快くそのスタッフの代わりに出勤して下さいます。彼女のフットワークの良さ、優しさには本当に感謝感謝の毎日です。彼女がフォローしてくれるお蔭で、子育て真っ只中スタッフも安心して、子供の病気につきあうことが出来ます。

彼女は言います。
私「いつもすみません、突然呼び出しばっかりで。」
パートさん「いいのよ。私はいつでも暇なんだから。子育て世代は大変なのよ。こちらこそ必要としてもらえて感謝してるのよ。ありがとう。」
有難うの言葉に有難うを言いたいと心から思いました。


70代パートさん


このパートさんは掃除の担当をして下さっています。保険証は後期高齢者。御年77歳になられます。彼女は毎日、業務の合間の昼休みに掃除をして下さいます。

この女性も大した方で、当院の他にも他の会社でも掃除を担当していらっしゃるそうです。この年になるまで仕事をしていることにも驚きですが、とても物腰が優しい方で、鼻歌を歌いながら本当に楽しそうに院内を掃除しています。

先日こんなことがありました。院内の配置換えをしていた時、床に黒ずんだ大きなシミのような汚れた箇所がありました。スタッフであれこれ手をつくしてその床の汚れを取ろうとしたのですが、取れず半ばあきらめていました。次の日、出勤してみるとその汚れがありません。聞くと掃除担当のパートさんがきれいに磨き上げてくれたようです。早速彼女が出勤した時に、お礼をいうとこんな答えが返ってきました。

「この汚れ、きれいにしてくれたんですね。みんなであれこれ磨いてみたけど落ちなかったんですよ。すみません。」というと

「掃除は私の仕事だから、当然のことをしたまでよ。」と。

どうです。素敵な方でしょう。毎日教えられることばかりです。



エドガー・ケイシーの言葉より


(問)老いて孤独になる不安をどうすれば克服できますか?


(答)外に出て、誰か他の人のために何かすることです。あなた自身のことはすっかり忘れて、
自分で自分のことができない人のために、彼らを幸せにすることです。



彼女たちの言動とこの言葉が重なる部分があるな。と思いました。

若いうちはお金のために働いて、老いては誰か他の人のために働くのだなと。

私の先輩たちに毎日、人生を教えてもらっています。ね、素敵な職場でしょ。

ピロリ菌検査について

胃カメラのない診療所の除菌後のピロリ菌検査について


当院には胃カメラがありません。消化器の専門医もいません。胃カメラが必要な患者様には近隣病院に紹介します。患者様はそこで胃内視鏡検査を施行し、ピロリ菌がいる場合は除菌をし、その後結果のみ診療情報提供書で戻ってくるのがほとんどでした。

しかし最近、その流れが変わってきました。

患者様の訴えや便潜血陽性などにより、病院紹介➡病院で検査後、必要に応じピロリ菌除菌➡当院へ結果の返信(ピロリ菌除菌後の検査を当院でするようにとの内容)または(ピロリ除菌薬を処方して下さいとの内容)

そういう訳で、今まで無縁だったピロリ菌検査について少し調べてみようと思います。


ピロリ菌検査の対象患者


胃内視鏡検査(胃カメラ)時に同時にピロリ菌検査をすることがあります。ピロリ菌の検査を施行する場合、算定するには、ある一定のルールがあります。
①内視鏡検査又は造影検査において、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者

②胃MALTリンパ腫の患者  MALT(粘膜関連リンパ組織)

③特発性血小板減少性紫斑病の患者

④早期胃癌に対する内視鏡的治療後の患者

内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者




除菌前の感染診断法



  1. 迅速ウレアーゼ試験

  2. 鏡検法

  3. 培養法

  4. 抗体測定

  5. 尿素呼気試験

  6. 糞便中抗原測定


以上6項目の検査法のうちいずれか1項目のみ算定できる。ただし、検査の結果、ヘリコバクター・ピロリ陰性となった患者に対して、異なる検査法により再度検査を実施した場合に限り、さらに1項目算定できる



迅速ウレアーゼ試験鏡検法を同時に実施

抗体測定尿素呼気試験糞便中抗原測定のうちいずれか2つの検査を同時に実施

した場合にはそれぞれの所定点数を初回実施のみ算定できる






除菌の実施


①プロトンポンプ阻害剤②アモキシリン水和物製剤③クラリスロマイシン製剤 の3剤併用療法を1日2回、7日間服用




除菌後の感染診断(除菌判定)



  1. 除菌終了後、4週間以上経過した患者に対し、ヘリコバクター・ピロリ菌除菌検査(迅速ウレアーゼ試験 鏡検法 培養法 抗体測定 尿素呼気試験 糞便中抗原測定)のいずれか1項目のみ算定できる。検査の結果、ヘリコバクター・ピロリ陰性となった患者に対して、異なる検査法により再度検査を実施した場合に限り、さらに1項目に限り算定できる。

  2. ただし、抗体測定 尿素呼気試験 糞便中抗原測定の検査を同時に実施した場合は、主たる2つの所定点数初回実施に限り算定できる

  3. 除菌後の感染診断の結果、ヘリコバクター・ピロリ陽性の患者に対し、再度除菌を実施した場合は、1回に限り再除菌に係る費用、及び感染診断に係る費用を算定することができる





感染診断実施上の注意



  1. 除菌作用剤(ランソプラゾール等)が投与されている場合は除菌前、除菌後の感染診断実施に当たっては、薬剤投与中止または終了後2週間以上経過していることが必要

  2. 除菌後の抗体検査を実施する場合は、除菌終了後6か月以上経過した患者に対し実施し、かつ除菌前の抗体測定検査結果との定量的な比較が可能である場合に限り算定できる






診療報酬明細書への記載のルール



  1. ①内視鏡検査又は造影検査において、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者.及び⑤内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者
    において、内視鏡検査等で確定診断した際の所見・結果をレセプトの摘要欄に記載する







  2. ①及び⑤において健康診断として内視鏡検査を行った場合には、レセプトの摘要欄にその旨を記載する

  3. 除菌前感染診断、及び除菌後の感染診断において、検査の結果ヘリコバクター・ピロリ陰性となった患者に対し、再度検査を実施した場合は、レセプトの摘要欄に各々の検査法及び検査結果について記載する

  4. 除菌後感染診断を算定する場合には、レセプトの摘要欄に除菌終了年月日を記載する

  5. 除菌作用薬剤(ラベプラゾール等)を投与していた患者に対し、除菌検査を実施する場合は、レセプトの摘要欄薬剤投与中止または終了年月日を記載する

  6. 抗体測定を実施した場合は、除菌前並びに除菌後の抗体測定実施年月日及び測定結果をレセプトの摘要欄に記載する





まとめ


本来、胃内視鏡検査を実施した病院において、除菌薬が処方された後、除菌後感染診断は行って欲しいものですが、最近の当院のように胃カメラがないにも関わらず、ピロリ菌検査をする必要が出てくることもあります。その時になって慌てないように除菌後の検査の算定についてもしっかり勉強しておこうと思います。

医療機関で薬の管理はどこまでするべきか

院長殿の方針


当院の院長は、薬の管理にとても厳格な方です。忙しい診療の合間をぬってでも、患者一人一人の薬の残薬を把握します。まず受付をした段階から(もちろん定期通院の方のみです)、受付でこう聞きます。
受付「残薬何日分残っていますか?」
患者「うーん、3日ぐらいかな。」
  「そんなのわからないよ。」
  「いつもきっちり飲んでいるので残薬はありません。」
  「そんなこと言う必要あるの?」
などなど、患者の反応は様々。
最初は、うるさがっていた患者様も毎回受付で確認されるものですから、最近は聞かれる前から、残薬の数のメモを持ってきてくれたり、残った薬を全部袋ごと持って来られる方もいます。

診察室では、残薬数のメモを基に診療を開始します。残った薬を持ってこられた場合は看護師が全て診察前に数えて、メモに記載し、診察時に院長に提示します。
院長はその残薬数を基に、次の予約日までの日数と薬の残薬を併せみて、その日の処方の数を決めるのです。



医師事務作業補助者の私の仕事


私は医師事務作業補助者ですので、院長と共にその残薬のメモを見ながら、本日の薬の数を素早く計算しなくてはいけません。
例えば、残薬3日分で、次の診察が28日後の場合
28日-3日で25日分処方すると思うでしょうが、院長は、実は薬をきっちり丁度で出したいのではなく、余りを作っておきたいので(もし予約日に来れなかった場合の患者のリスクを考えて)余りを5日作るとしたら・・・と考えて
28日(次回の診察日までの日数)+5日(念のための余り分)-3日(現在の残薬分)=30日分処方します。
まだこれが1剤だけならよいのですが、多い人は10以上の薬が出ている場合もあり、計算に泣きそうになります。更に大変なのは朝夕と2回薬を飲む場合、その薬の朝だけが余っているなどと、朝夕別々の日数が余っている場合です。そうなると薬の処方せんごと朝夕に分けて処方しなおすので、
ミカルディス40㎎ 2錠 朝夕食後の処方の場合で、残薬が朝のみ10日あるとしたら、朝のみ
28日(次回の診察日までの日数)+5日(念のための余り分)-10日(現在の残薬分)=23日分になります。よって処方せん上は、

  • ミカルディス40㎎ 1錠 朝食後 23日分

  • ミカルディス40㎎ 1錠 夕食後 30日分 


となるわけです。ちなみに夕食後の分は、実際は余りを5日作りたいとしたら

28日(次回の診察日までの日数)+5日(念のための余り分)=33日分としたいところですが、長期処方はできませんので、こういう場合は最大の30日分の処方となります。

長期処方についてはこちらにも書いています。ご覧下さい➡長期処方について 分割処方について



薬の管理をすることのメリット・デメリット


メリット

  • 薬のことに言及することが多くなったので、患者さんの服用に関する意識が変化した

  • 薬をきっちり服用することにより、薬の効き具合がよくわかるようになり、患者さんの状態がよくわかるようになった

  • 無駄な薬を出さないことにより、医療費削減につながっている

  • 毎日、全患者の簡単な薬の算数をすることにより私(医師事務作業補助者)の頭の回転が速くなった





デメリット


  • 受付で薬のことを聞いたり、看護師が薬を数えたり、診察室で計算したり、業務にとにかく時間がかかる

  • 残薬があることが悪いことのような印象を患者さんに与え、医療不信を持たれる患者様も出てきた

  • 患者さんによっては残薬管理までされることに不快感を持つ人も結構いる




まとめ


最初は私自身も本当にこの院長の方針が面倒で、毎回30日分だせばいいのに。と思っていましたが、医師にとって大きな仕事はやはり投薬。その投薬と病状の状況がわかるためにも、残薬管理は大切なのかもしれないと最近思うようになりました。しかし、医薬分業の時代。ここまで医療機関で薬を管理する必要が本当にあるのか?少し疑問も残ります。薬局の仕事を半分しているような感じですから。また、あまり残薬のことをうるさく言いすぎても、患者を信用していない風にとられかねません。難しいところです。

インフルエンザワクチン接種準備について

9月も秋分の日を迎える頃、最近めっきり涼しくなってきましたね。急な寒暖さのせいか、クリニックにも風邪で来院される方が増えてきました。私も稲のアレルギーがあるので(周りは田んぼだらけです)、稲穂が実り、稲刈りが終わるまでのシーズンは、鼻アレルギーやら喘息様症状やら。秋風は嬉しいもののちょっと辛い季節です。今年は小青竜湯を連日服用して乗り切ろうと思っています。


インフルエンザワクチン始まります


例年のようにインフルエンザワクチンの接種時期が近付いてきました。昨年度は10月の第二週からスタート。例年10月から12月までの約3か月間、通常業務とインフルエンザ業務との兼ね合いで忙しくなります。今月の院内スタッフミーティングでも今年のインフルエンザワクチン対策について話し合いをもちました。昨年度の反省も踏まえ、今年度は予約の段階から見直すことに。昨日、ようやく近隣の市町村の高齢者ワクチン接種補助額も決まり、いよいよ準備開始です。




準備すること



  • インフルエンザワクチン接種日を決める(当院では、インフルエンザワクチン特別外来を週2日午前のみ、通常外来とは別に、応援医師を依頼します。当院通院患者様は予約診察日に同時にインフルエンザ接種をします。)

  • 予約枠を設ける(インフルエンザを希望する方には、問診票を手渡すと同時に接種日を決めてもらいます。インフルエンザを希望した方には、予約を取って頂き、予約票を配布すると同時に院内でのインフルエンザワクチン本数を把握します。予約本数をみながら、インフルエンザワクチンの発注をします。今年は近隣のMRさんの情報では発注が間に合っていないとのことで、まとめて購入するのではなく、細目にワクチン本数を確保することになりそうです。)

  • 問診票、説明書を準備する(市町村からインフルエンザ問診票、説明書が届くのは毎年接種日直前です。届いたと同時に、全員で問診票、説明書、接種シールをセットします。)

  • 電子カルテの自費項目に今年のインフルエンザ費用を追加する(電子カルテに入力するための自費項目をセット項目にする作業です。)

  • インフルエンザ予約要領を決める(電話受付と来院受付の両方で対応します。予約時に氏名、生年月日、住所、電話番号を確認します。高齢者でも住所によっては、当院では無料にならない場合もあります。毎年数名、住所が遠方にもかかわらず、事情で近隣に住んでいる高齢者が来院し、ワクチンを接種した後、現住所と住民票住所が違うことに気付き、自費で頂く事例が発生しています。)

  • ワクチン接種時の対応の流れをスタッフ全員でシュミレーションする(受付➡問診票記載➡体温測定➡診察➡接種➡会計)診察とは別室で行われるバージョン、診察中に同時に打つバージョン、2パターンでシュミレーションします。

  • 接種後、市町村への請求事務方法の確認




前年度の失敗を活かす


昨年度の失敗例として、1回接種したにも関わらず、同じ人にインフルエンザを2回接種したことがありました。その方は、施設でも接種していたようですが、家族が気付かずに、診察中に接種を希望したことにより2回接種することになった結末。幸い、接種時期が離れていたので、インフルエンザワクチンを大人でも2回接種することもあるので、身体的影響はなかったのですが、インフルエンザ補助は1回しか受けられないので、その方には接種料金を自費で頂きなおしたことがあります。

その他、他府県の国保の保険証をお持ちの高齢患者様でしたので、(現在のお住まいは近隣でした)、無料ではなく自費で頂いてしまったこともあります。(あとで市役所に確認すると、保険証の保険者の場所ではなく、住民票を基準に補助を実施しているとのこと。あとで無料と分かり、返金致しました。)

どちらも確認をしっかり取れていれば防げたことですので、今年はそのようなことがないようにと、スタッフ全員で確認事項を増やしています。



まとめ


各医院、病院さんによってやり方は色々あると思いますが、その病院の都合にあったベストな方法見つけることが大切ですね。今年のインフルエンザワクチンは

A型株
  • A/シンガポール/GP1908/2015 (IVR-180) (H1N1)pdm09
  • A/香港/4801/2014 (X-263) (H3N2)

B型株
  • B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
  • B/テキサス/2/2013 (ビクトリア系統)ワクチン だとか。



首都圏では既にインフルエンザ患者もチラホラ出てきた模様です。ワクチンを接種したからといって、インフルエンザにかからないわけではありませんが、感染した時に少しでも軽症ですむことが出来ます。家庭環境、個人の体質などを見極めて、ワクチン接種を決めて欲しいと思います。

医療用語わかりますか?

医療業界に勤めてから10年が経過しました。今でこそ、わかりきったように使っていますが、最初は医療用語に慣れなくて苦労したものです。でも今でも実はわかってないのに、わかったように使っている言葉って結構あります。以下は私が最初全く知らなかった用語一覧です。
この医療用語わかりますか?



亜急性期


病状がある程度安定した患者で、急性期の最終段階の病状期。病院によっては亜急性期病棟があり、診療報酬の算定の仕方も変わります。(最初私は、恐竜が住んでいたころの白亜紀とかジュラ紀とかの仲間だと思っていました(/ω\)

ADL

日常生活動作のことです。(Activities of Daily Living)具体的には食事や、移動、排泄など基本的な動作をいいます。(医師や看護師等の会話の中で「患者のADLは・・・」なんて日常的に使われています)

一般名処方

医師が薬を処方するときに薬の商品名ではなく、成分名で記載すること。(例:ガスターは商品名、ファモチジンが成分名)


医療機関コード

レセプトや診療報酬請求書に使用する医療機関のコード。都市区分番号2桁、医療機関番号4桁、検証番号1桁の7桁からなっています。(自分の病院の医療機関コード言えますか?)


医療費控除

本人、又は本人と生計を共にする親族の病気やけがに対して支払いを行った1年間(1月~12月)の医療費の合計が10万円を超える場合、確定申告によって税金の還付を受けることができるもの。(私も以前、子供の矯正歯科で50万の医療費を払った時に、この制度を利用しました。)


インアクティブカルテ

通院、退院終了後で相当日数を経過したカルテ。現在は来院していないため、保管庫等に保管されているもの。(最初の私の仕事が、医師からの依頼があるとインアクティブのカルテを古いカルテ庫から探してもってくることでした。走ってよく取りに行ったなあ~)


インシデント

日常の診療現場で患者に傷害を及ぼすには至らなかったものの医療事故に発展する可能性をもった出来事。「ヒヤリハット」➡ひやっとしたり、はっとしたりした出来事 も日常的に使われます。(インシデント、ヒヤリハットを起こすと、文書で院長に提出する必要があるのですが、これ書くと落ち込みます)


オーダリングシステム

医療従事者がそれぞれの部署で発生した注文データを直接入力する病院内情報システム。(オーダリングになる前は、紙伝票で各部署から医事課に回ってきました。それを入力するのが手間だったこと。今では随分楽になりました。)


介護保険

要介護状態の高齢者に対して、医療・福祉のサービスを提供する社会保険制度。(40歳以上になると給与から天引きされる保険料です。介護保険を初めて引かれた時は、なんだか年を取った気になったものです。)


過誤調整

国保や社保で一度審査されたレセプトが、保険者の再請求により減点されること。(ちなみに国保や社保で減点される場合は「当月査定」といいます。)


過誤返戻

国保や社保で一度審査されたレセプトが保険者から戻されること。上記の過誤調整と違うことは、減点されるのではなく、戻されるだけなので、再提出すれば認められます。氏名や生年月日の不一致、資格喪失後の受診などが返戻される場合が多いです。(ちなみに国保や社保で返戻される場合は「当月返戻」といいます。)


カルテ開示

カルテや検査記録など、患者やその家族からの求めに応じて開示すること。(カルテ開示用の用紙、病院に備え付けてありますか?)


看護必要度

入院患者が必要とする看護の量。入院患者の病態や治療状況などに左右されます。それを看護に要する時間によって測定し、必要度としてポイント化することです。


カンファレンス

患者の治療方法について関係者が集まって会議すること。


逆紹介

急性期の治療を終えた患者を地域の診療所などに紹介すること。紹介元の医療機関に患者を戻すことを言います。(紹介状でやりとりとします。地域医療室などで管理します。)


禁忌

治療で投与した場合に症状の増悪を来す薬物や医療行為。(カルテに禁忌項目は、誰にでもすぐ目につくように記載しておきます。)


ケアプラン

介護サービスの利用計画。ケアマネジャー(介護支援専門員)が介護保険利用者のニーズに応えてサービスの内容を計画したものです。ケアする(care)➡気に掛ける 介護・医療の現場でよく使われる用語です。


現物給付

医療の現物は、医療行為つまり、診察を受ける行為、診察・投薬・注射等のことです。


高額療養費

健康保険で自己負担額がある一定の限度額を超えた場合、超えた分が申請により支給される制度です。75歳以上では高額医療費と言います。


後発品

ジェネリック医薬品のこと。用法、用量、効能、効果などが同じ医薬品のことです。先発品の特許期間が終了後に承認されます。


コ・メディカル

医療関係者で医師以外の医療従事者の総称。看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、放射線技師などを指します。(ちなみに医療事務もコメディカルだと私は思っていますが、国家資格ではないのでもっと格下かも。)


混合診療

同一医療機関、同一患者、同一疾患治療において、保険診療と自由診療が混在すること。

査定

国保・社保が医療機関の診療報酬請求に対して、審査し、増減点すること。医療機関は査定内容に不満があれば再請求できます。

サマリー

入院患者の治療内容や経過を要約したもの。退院時に作成されるものを退院時サマリーといいます。

産業医

労働者の健康管理などを行うために選出された医師。

社会的入院

入院治療の必要性よりも家族に介護者がいないなど社会的な理由によって入院している状態。

縦覧点検

同一人物の複数のレセプトを突き合わせて、不適切な請求がないか調べる方法。3か月以上のレセプトを突き合わせて重複請求などがないか調べます。


診療実日数

実際に診察した日数。実際に医師による診察を行った日数で、検査のみ、点滴のみではカウントしません。


診療報酬明細書

レセプトのこと。(最初はこんな言葉もわかりませんでした。)


診療報酬請求書

レセプトをもとに診療報酬を請求する際に用いる書類。

成年後見制度

判断能力の不十分な成年者を保護するための制度。(認知症高齢者、知的障害者、精神障害者等です)

セカンドオピニオン

患者が治療方法を選択する上で、参考にするために現在かかっている医師とは別の医師に診察を受けて、治療について意見を聞く事。(診療情報提供書Ⅱ)

前期高齢者

一般に65歳以上75歳未満の高齢者。75歳以上を後期高齢者といいます。

専従

その業務だけに従事する業務形態のこと。他の業務との兼任は認められません。ちなみに専任は、他の業務との兼任も認められます。

総括

診療行為を診療報酬点数表に基づいて点数化し、まとめて総計すること。


増減点連絡書

国保・社保など審査支払機関が、レセプトの点検・審査を行った結果、診療報数の増減を医療機関へ通知する文書のこと。

対診

他の医師が診察に立ち会うこと。または診察の結果を鑑定すること。

地域包括支援センター

地域の高齢者に対して、生活向上、医療の向上などの支援を包括的に担う中核機関。介護保険の相談など利用できる。

中医協

中央社会保険医療協議会の略称。診療報酬のことは全てここで審議されます。

デイサービス

要支援・要介護者がデイサービスセンター等に通い、入浴、食事、介護、生活について相談訓練などを受ける居宅サービスのこと。

デイケア

要支援・要介護者がリハビリテーション施設に通い、リハビリテーションを受ける居宅サービスのこと。

低所得者Ⅰ・Ⅱ

保険診療上の負担限度額や食事療養費などの負担額を定めた区分のひとつ。低所得者Ⅱは、同一世帯の世帯主及び被保険者が住民税非課税の者。低所得者Ⅰは、低所得者Ⅱに該当し、さらにその世帯の所得が控除後に0円になる者。

出来高払い方式

診療報酬の支払い方式の一つ。医療サービスを個々に計算し、合算するやり方。


摘要欄

診療報酬明細書に処方した薬剤や診療行為など詳細にコメントを記載する欄。

転帰

病気の経過の推移。中止や転医、死亡、治癒など診療状況を記載するもの。

トリアージ

災害発生時など多数の傷病者が同時に発生した場合に限られた医療機能のなかで傷病者の重症度や緊急度に応じて治療優先順位を決めること。

任意継続

健康保険の被保険者が退職等で資格を失った時、希望によって、被保険者として継続することが出来る制度。期間は2年間。

寝たきり老人

傷病により、常時あるいは日常の大半を床についている状態で、生活介護を必要とする老人のこと。

ヒヤリハット

医療現場で自己に至らなかったものの「ひやり」とした事例や「はっ」とした事例を報告すること。

訪問看護ステーション

訪問サービスを提供する事業者。主治医の指示に基づき、看護師、保健師理学療法士等が訪問して看護ケアを行う。

未収金

患者に対して請求した医療費のうち、期日までに回収されていない費用。


療養費払い制度

被保険者が受診した医療機関で診療費の全額を一旦支払、後に保険者に申請して払い戻しを受ける制度。


暦月、暦週

暦月は、毎月1日から末日まで。暦週は、日曜日から土曜日まで。


レセプト病名

レセプトに記載された病名。本来の病名ではなく、保険請求上必要な病名。

まとめ


今では、普通に使っている用語ばかりですが、最初はわからない言葉ばかりで戸惑ったものです。わかっているつもりでもこうして見てみると、案外適当に憶えていて分かったふりをしているだけのものもあったりして。たまには、基本に帰ることって大切ですね。

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