FC2ブログ

「サ高住」の暮らしぶり

学会休みは親孝行のチャンス


先週、当院長が学会で3日間、臨時休診となりました。前回の学会休みは、夫と長崎の軍艦島ツアーに行ってきましたが、今回は姉と二人で福岡県で独り暮らしをしている父の元を訪れました。

父は、90歳を超えていますが、最近福岡県に引っ越しをし、未だに一人暮らし。近くに長姉が暮らしているので移り住んだのですが、高齢者の一人暮らしは如何なるものか、医療機関に勤めている私にはよくわかっています。暮らしに不自由はないか、周囲の環境はどうか、いつも長姉にばかり任せきりで申し訳ない気持ちを胸に、新幹線に乗り込みました。

父の住まいは福岡県小倉市。新幹線を降りると、すぐに見えてきたのが「銀河鉄道999」のメーテルや鉄郎、キャプテンハーロックの像です。「銀河鉄道999」は私が中学生の頃、大好きだったアニメ。「宇宙戦艦ヤマト」同様、大好きだった漫画家松本零士さんの作品です。そのアニメから夢や希望を学んだと言っても過言ではありません。父がこんな町に住んでいるなんて!なんだか嬉しくなりました。



「サ高住」とは



実は父は、「サ高住」=サービス付き高齢者向け住宅に住んでいます。サービス付きという言葉から介護付きの高齢者施設と思われがちですが、そうではありません。いわゆる介護度でいうと、「自立」した人が入居する住宅で「安否確認」と「生活相談サービス」のみです。ケアの専門職の方が日中は対応してくれますが、夜間は常駐していないところもあるようです。父のところは、夜間も常駐していて、夜間休日に具合が悪くなり救急受診するときなどは、実費で付き添いもしてくれるとのことでした。

入居時の一時金が不要で月決めの賃貸マンションを契約しているような感じです。ちなみに父のもらっている年金で十分払える家賃となっています。


部屋の内装


父の部屋は概ね8畳程度の広さがあります。部屋は手すりつきで、段差のないバリアフリーになっています。クローゼットと冷蔵庫、介護用ベッド、テレビ、エアコンが取り付けられていて、部屋内にトイレ、洗面も完備されています。お風呂と食堂は共同で残念ながらその様子は今回見ることが出来ませんでしたが。

防犯もかなり高度で、マンションのエレベーターを使って、勝手に父の住む階に行こうと思っても専用のカードキーがないと、エレベーターにも乗れません。職員さんに連絡すると、窓口で訪問者の名前を記入し、身分が明らかになって初めて、マンションの訪問者用カードキーを渡してくれる仕組み。外部から怪しい人が入り込まないようによく考えられていました。

父の部屋の窓から見た景色です。海が近くてとてもよい眺め。


「サ高住」のデメリット


父がサービス付きの高齢者マンションに住むのは二か所目ですが、どちらも内装はきれいで高齢者には安全な作りになっていました。しかし、住むのは高齢者の一人暮らし。自立の場合は、デイサービスなどの施設内サービスは受けられないため、自分で自分の昼間の居場所、交流場所を探さなくてはなりません。比較的父は、男性とはいえ、他人と関わるのが好きなタイプなので、近くのスポーツクラブや老人クラブに通いたいと考えてはいるようですが、中々実行出来ずにいます。年々衰えていく体とつきあうだけでも大変なのが現実。施設内にそのような交流の場が持てると一番いいのですが。高齢者の孤独は即認知症にもつながりますし、父を孤独にしないことが、私たち子供の緊急の課題です。


門司港観光


父と別れてから、近くの門司港観光に行ってきました。門司港レトロは長崎、神戸、横浜のように大きな港町ではありませんが、クラシックな建物が素敵な港町でした。門司港駅舎は大正時代の建物でクラシカルな気分に浸るにはピッタリ。旧門司税関、国際友好記念図書館、旧門司三井倶楽部と海沿いの古い町並みをゆったりと散歩しているとノスタルジックな気分になれます。名物の焼きカレーの匂いが今も記憶に残ります。門司港から巌流島までの連絡船も出ていて10分程度で到着するようです。巌流島は武蔵と小次郎が対決したことで有名ですよね。今回は時間がなくてその船には乗れませんでしたが次回必ず乗船してみたいなと思います。









スポンサーサイト



薬のみ診察、オンライン診療は合法か?

「今日は薬だけ下さい」

医師は患者を直接診察をして、薬を処方するのが基本ですが、現実にすべての患者様を診察しているわけではありませんよね。本人が何らかの都合で来院できず、家族が代わりに診察室に入り、話をする場合もありますし、「今日はどうしても急ぎの用事があって、薬だけお願いしたい。」と患者様に言われることもあります。
みなさんの病院、診療所ではそういう場合どうしていますか?算定の仕方は?いえいえ、元々「お薬受診」は合法なのでしょうか。

医師法第20条より抜粋

第二十条 医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方箋を交付し、自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し、又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。但し、診療中の患者が受診後二十四時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書については、この限りでない。

上記、医師法から考えると、診察をしないで「今日は診察なしで、薬だけをください。」というのは、法律違反ということになります。
しかし、どうでしょう。実際には患者を診察することなく薬だけだすことってあるのではないでしょうか。

「診療点数早見表 外来管理加算」より抜粋


医師法では合法ではありませんが、診療報酬では堂々と算定が可能と書いてあります。しかし、条件は再診料のみ算定すること、外来管理加算は算定できません。


外来管理加算の基本

外来管理加算とは、処置、リハビリーテーション等(診療報酬点数のあるものに限る)を行わずに計画的な医学管理を行った場合に算定できるもの。

外来管理加算を算定するには・・・

  • 医師の丁寧な問診
  • 詳細な身体診察(視診、聴診、打診及び触診等)
  • 診察の結果を踏まえて患者に対して症状の再確認を行う
  • 病状や療養上の注意点等を懇切丁寧に説明
  • 患者の療養上の疑問や不安を解消するための取組を行う
が必要になります。
ですので多忙などの理由で症状の確認等だけで薬を出す場合は、再診料だけしか算定できないということです。


オンライン診療は合法か?

4月からオンライン診療料が導入されましたよね。では直接患者を診察しないオンライン診療は合法なのでしょうか。(診療点数早見表2018年度版 A003 P63から抜粋)

(参考通知)情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について

1 基本的考え方

診療は、医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本であり、遠隔診療は、あくまで直接の対面診療を補完するものとして行うべきものである。

医師法第20条等における「診察」とは、問診、視診、触診、聴診その他手段の如何を問わないが、現代医学から見て、疾病に対して一応の診断を下し得る程度のものをいう。したがって、直接の対面診療による場合と同等ではないにしてもこれに代替えし得る程度の患者の心身の状況に関する有用な情報が得られる場合には、遠隔診療を行うことは直ちに医師法第20条等に抵触するものではない。


今朝の新聞より

今朝面白い新聞記事を見つけました。在宅のまま受診から薬の受け取りまでできる「オンライン医療」を全国で初めて兵庫県養父市で導入する方針を固めたとのこと。兵庫県養父市は国家戦略特区に指定されていて、今後の全国のモデルケースになるようです。テレビ電話で医師が診察をし、処方箋を画像データとして患者本人と調剤薬局に送り、そのデータを基に薬剤師がテレビ電話で服薬指導をし、患者はその薬を郵送などで受け取れる仕組み。将来的にはドローンによる薬の配送も検討中と書いてあります。

ハリーポッターの映画の中で、ハリーのふくろうのヘドウィグが、ハリーに様々な手紙や贈り物を届けるシーンがありますよね。まさにそんな感じなのかもしれません。空から薬が降ってくる夢のような時代はもうそこまで来ています。


メルカリに夢中

バブル世代


言い遅れましたが、私のブログを読んで頂いている方なら、もうお気づきでしょうが私はバブル時代に青春を謳歌した世代です。ちびまる子ちゃんと同年齢で、今でも松田聖子とビリージョエルのファンと言えば、年もバレバレですかね。バブル時代にブランド品をポンポンと買ったり、若い女子でも投資信託に手を出したり、付き合う男は本命は3Kと決めていて(高身長、高学歴、高収入)、その他アッシー、メッシー君もいたりして。そんな浮かれた時代でした。そうそう、今NHKの朝ドラの「半分青い」の時代です。そんな時代を生きてきたせいか、五十路になっても浮かれ気分が抜けなくて、欲しいものには、あまり考えずにお金を出してしまったり、今後の人生にまだ浮かれ気分な夢を見ているもんですから、さとり世代の子供たちに「お母さんはもう・・・」と叱責される始末です。




捨てる神あれば拾う神あり


「メルカリ」って皆さんご存知ですよね。私ももちろん、その存在は知っていました。以前に「現金が高値で売りに出されて即禁止された。」なんてニュースもありましたしね。でも、自分で売ったり買ったりしようなんては全く思ってなかったんです。バブル世代の申し子としては、「リサイクル品や中古品なんて。」誰が着ていたかわからない服を買う事に抵抗があったんです。

しかし、同い年のバブル世代の夫が、最近メルカリで服を買うようになりました。バブル当時は、ブランドものが好きだった夫ですが、バブルがはじけた後は、スーツも量販店で買うようになりました。

しかしやっと子育てが一段落したものの、まだまだ家のローンもあるし、老後の生活に備えなくてはいけないし、まだまだ以前のように自由に好きな服を買うわけにはいきません。そんな時、出会ったのがメルカリでした。

夫曰く、「メルカリには大好きな自分のブランドの洋服が結構出ていて、値段の割にはしっかりした商品ばかりだし、売買の仕組みも上手く出来ている。会社の経営方針もしっかりしているし、もうじき株式も上場するよ。これからはメルカリの時代だよ。」

「ほほー。そんなもんかね~。」と私もメルカリを覘いてみたところ、なんともう私には手が届かないと思っていた昔好きだったブランドの服が結構出品されているではありませんか。中古とはいえ、中には未使用品もありますし、サイズや商品の状態もわかり易い。コメントで質問も出来るし、時には値段交渉も出来る。最近「ユニクロ」や「しまむら」ばかり着ていた私ですが、気が付くとメルカリの商品に夢中になっていました。試しに思い切って、購入ボタンを押してみると、すぐに出品者から返信があり、トントンと売買が成立しました。3日程で届いた商品は、思った以上に状態もよく、すぐに試着。久々に好きなブランドに腕を通し、思わず鏡の中でにんまり。私もすっかりメルカリファンになってしまったという訳です。




メルカリでサイドビジネス


メルカリには洋服だけでなく、本当に何でも売買されています。最近面白いなあ~と思ったのは、手作りグッズを依頼者からの要望に応えて作る出品者です。

私が目を止めた手作りグッズは、若い小さな子供さんがいる主婦の方で、サンリオやジブリなどの手作りメッセージカードを作って販売している方です。子育ての合間に得意な腕を振るっているのでしょう。

私が「ムーミン一家が大好きなので、作れますか?」と質問したところ、すぐに返事が来て現在私の為にムーミンやリトルミイなどのキャラクター5人セットを作ってくれているところです。5日程で出来上がるとのこと。値段も5枚で540円と格安で、届くのがとても楽しみです。

私が子育て世代の時は、節約するというやり方で、生活を切り盛りしていましたが、今の若い人達は、要らないものを売ったり、自分の技術をネットで売ったり、サイドビジネスがうまいなあ~と思います。



メルカリで「医療事務」と検索すると・・・


試しにメルカリで「医療事務」で検索してみました。みると、数年前の診療点数早見表や医療事務本、電卓などが売りに出されていました。中には2018年度版も売りに出している方もありましたが、大方古いものばかりでした。過去の医療事務講座のテキスト一式を数万円と結構な値段で売りに出している方もいてびっくり。確かにどこかの講座を受講するよりは格安な値段ですが、数年前の古い情報なんて勉強してもあまり意味ないのに。購入される方がいたとしたらなんだか気の毒だなあ~と感じたのは私だけでしょうか。



退院時共同指導料1

退院時共同指導料1の初算定


以前、当ブログで退院時共同指導料を勉強不足のため長い間、取り漏れていた話題を取り上げました。→退院時共同指導料とは

あの日から遂にこの指導料を算定する日がやって来ました。「今度こそ算定するぞ!」と待ちわびていたところ、ようやくその時がやってきたのです。

入院先の地域医療室から電話が来まして、「〇月〇日、Aさんの退院指導を致します。退院後に訪問診療を行って頂く貴院医師と看護師さんにもご参加頂けないでしょうか。」とのこと。今までもこういったケースは数回あったのですが、先生や看護師さんだけの用事だと思って、事務側として全く無関心だったのです。

診療報酬改定で少し改訂もあったので、再度取り上げてみたいと思います。




B004 退院時共同指導料1(診療点数早見表より)



  1. 在宅療養支援診療所[地域における退院後の患者に対する在宅療養の提供に主たる責任を有する診療所であって、別に厚生労働大臣が定める施設基準[*告示̻4⃣第3・6、p1216〕に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出たものをいう。以下この表において同じ〕の場合       1500点

  2. 1以外の場合                             900点





入院患者がスムーズに在宅医療に移行できるように、退院後に訪問診療を担当する医療機関メンバーと入院医療機関の医療メンバーが、退院前にカンファレンスを開いて患者の情報を共有し、その情報を患者に文書で提供した場合に算定できるものです。


改訂の概要


2018年の診療報酬改定で大きく変わった点は、共同指導を行う職種が拡大されたところです。


  • 「看護師等」としか書いてなかったのが、保健師、助産師、看護師、准看護師と明確化されました。

  • 新たに薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士が追加されました。

  • 厚生労働大臣が定める疾病等の患者に2回算定する場合は、在宅療養担当医療機関の医師、看護師、准看護師及び入院医療機関の医師、看護師、准看護師と1回以上共同指導を行うことが要件です。

  • 入院医療機関と在宅療養担当医療機関が特別の関係の場合も算定可能となりました。

  • 医療資源の少ない地域に所在する場合であってやむを得ない事情がある場合に、リアルタイムでの画像を介したコミュニケーションが可能な機器を用いた共同指導が可能となりました。

  • 点数は据え置き





簡単にまとめると・・・

退院後の受け皿となる在宅医療機関(診療所など)が、患者さんが入院している病院のメンバーと話し合いをしたら取れる点数。在宅療養支援診療所だと1500点、それ以外の医療機関だと900点算定できます。この話し合いの内容を患者さんに文書で渡してくださいよ。ってことです。




特別管理加算


患者が、厚生労働大臣が定める特別な管理を必要とする場合は、特別管理指導加算として(200点)を加算できます。

特別管理指導加算の対象は以下の通り


  1. 在宅悪性腫瘍等患者指導管理もしくは在宅気管切開患者指導管理を受けている状態にある者または気管カニューレもしくは留置カテーテルを使用している状態にある者

  2. 在宅自己腹膜灌流指導管理、在宅血液透析指導管理、在宅酸素療法指導管理、在宅中心静脈栄養法指導管理、在宅成分栄養経管栄養法指導管理、在宅自己導尿指導管理、在宅人工呼吸指導管理、在宅持続陽圧呼吸療法指導管理、在宅自己疼痛管理指導管理または在宅肺高血圧症患者指導管理を受けている状態にある者

  3. 人工肛門または人工膀胱を設置している状態にある者

  4. 真皮を越える褥瘡の状態にある者

  5. 在宅患者訪問点滴注射管理指導料を算定している者



退院時共同指導料1が2回算定可能な疾病等



  1. 末期の悪性腫瘍の患者(在宅がん医療総合診療料を算定している患者を除く)

  2. ①であって②または③の状態である患者  ①在宅自己腹膜灌流指導管理、在宅血液透析指導管理、在宅酸素療法指導管理、在宅中心静脈栄養法指導管理、在宅成分栄養経管栄養法指導管理、在宅人工呼吸指導管理、在宅悪性腫瘍等患者指導管理、在宅自己疼痛管理指導管理、在宅肺高血圧症患者指導管理または在宅気管切開患者指導管理を受けている状態にある者  ②ドレーンチューブまたは留置カテーテルを使用している状態  ③人工肛門や人工膀胱を設置している状態

  3. 在宅での療養を行っている患者であって、高度な指導管理(上記「2」の①が2つ以上重複)を必要とするもの




まとめ


今回、当院は在宅療養指導診療所ではない 1以外の場合なので、このカンファレンスに参加したことで900点の点数を算定出来ました。医師や看護師が交通費をかけて、時間を割いて出席するのですから、当然と言えば当然ですよね。それで退院後の患者様もすんなりと在宅医療を受けられるわけですし、とてもよいカンファレンスだと思います。
今後はこういう患者様が益々増えていく時代。時代は在宅へ在宅へと移りつつあります。診療所に勤めるならまずこの在宅医療をしっかり勉強する必要がありそうです。


公費制度の説明の仕方

公費って?


医療事務の基本中の基本は、保険証。

医療事務の受付をしていると、何枚も保険証を提出してくれる方が結構いますよね。古いもの(期限切れのもの)を大切に持っていて、それを一緒に提出したり、介護保険証まで見せてくれる場合もあります。果ては保険証ケースごと預けてくれて「この中から探して出して。」と言われる方も。

説明するまでもない基本ですが、まず必要なのは国民保険や社会保険や後期高齢者保険の医療保険。その他、医療の中でも負傷の原因によって、労働災害保険とか自賠責保険の場合もあります。

またその時の病気の種類や患者様の条件によって(難病だったり、子供だったり等)、社会的弱者の救済のために医療費の全額または一部を国や地方自治体が負担してくれる公費(公費負担医療証)が必要な場合もあります。



公費制度一覧


主な公費は下記の通り。

生活保護、特定疾患、母子保健、自立支援など。詳しくは、診療点数早見表2018年度4月版のP1566をご参照下さい。





赤の→で刺した部分が、公費の保険証の頭につく法別番号になります。医療事務間では、この法別番号で公費のことを呼ぶこともありますよね。「ねえ、○○さんの54確認した?」なんて風に使います。





公費発行までの流れ


公費負担医療制度を利用する場合は、黙って待っていても利用できません。もちろん年齢などによって自動的に地方自治体から送られてくる場合もありますが、今日は特定疾患や自立支援など自分から働きかけて公費保険を利用する流れを説明します。

  1. 病院を受診し、医師から公費申請を勧められる「貴方は○○病の診断です。○○病は難病ですので、公費を受けることが出来ますよ。」

  2. お住いの保健所、自治体等の窓口で書類を入手(医療事務としては、患者様に保健所の住所や行き方など説明してあげましょう)

  3. 必要事項の記載(一部医師に依頼するものもあります。)

  4. 保健所、自治体等の窓口へ申請(医師に依頼した文書があればそれも一緒に持っていきます)

  5. 受給券や手帳、自己負担上限額管理票交付

  6. 医療機関で受診の度に提出→公費医療が受けられます



公費患者様の3点セット





私たち医療事務員がまず知っておかなければならないのは、公費がある患者様(特定疾患患者など)は「保険証」の他に「受給者証」「自己負担上限額管理票」の3点セットが必要であるということ。

診察以外で家族様だけの相談とか、薬のみの時も必ずこの3点セットを持ってきてもらう必要があります。この3点セットは指定の病院、診療所に行くとき、指定の薬局に行くときも必要になります。指定医療機関以外を受診する際はこれらの公費は使えません。必ず、受給者証を確認し、自院が指定されているか確認しましょう。
診察が終了したら、会計時に「自己負担上限額管理票」に毎回の医療費を記載します。上限額に達していたら、その月の間は自己負担額は0円になります。もし上限額に達していても、毎回この3点セットを患者様に持ってきてもらうようお話します。





まとめ


公費を利用した場合、患者様がその場で自己負担額が低く抑えられるメリットがあります。医療事務スタッフとしては、公費について全員がよく理解し、患者様の疑問にしっかりと答えられるノウハウが必要です。公費は時々内容が変わりますし、疾病も増えていきますので注意が必要です。

また上限額管理票の記載を最初の医療機関が間違えると、次の薬局などの医療機関の計算も違ってきますので、慎重に計算して記載することも大切です。

しかし、管理票の記載をする度に、いつも思うのですが、「なぜ電子カルテが普及しているこの時代に『ノートに書いて次に回す』などという回覧板方式のようなアナログな方法が取られるのか」と疑問に思っているのは私だけでしょうか。




「自動車保険」とは

さあ、どうしましょう。



実は私、この診療所に来てからまだ一度も交通事故請求に当たったことがありません。「事故なら大半外科か整形外科だし、当院は内科と神経内科だし関係ないね。」と高をくくっていたのです。なので全くその知識はゼロに近い・・・。


しかし先週、ある保険会社からこんな電話がかかってきました。


「○○保険の△△と申しますが、実は今度そちらの診療所にAさんが治療に行かれます。この方は交通事故の患者様で××整形外科で検査治療を受けたものの、手のしびれが治まらず、今度そちらの診療所に行かれますので、よろしくお願いします。」とのこと。


さあ、大変です。全く事故関係は処理をしたことがないのに、困ったことだなあ~と慌てて勉強をし始めたというのが実情。丁度その時、私のブログを読んで頂いた方からも「労災と自賠責について教えて欲しい。」とコメントをもらったこともあり、今日から少しづつ勉強したいと思います。




自賠責保険


自動車保険には2種類あって、自賠責保険と任意保険があります。

自賠責保険とは、「自動車損害賠償責任保険」の略です。車を所有する場合、必ず入らなければならない保険です。


  • 加入・・・法律によって車両の所有者に義務付けられています

  • 目的・・・被害者保護のため、最低限の補償を確保します

  • 保険料、補償内容・・・法令により定められています

  • 賠償範囲・・・対人賠償のみ

  • 示談交渉・・・自分でしなければなりません



任意保険


自賠責保険と違って自分の意思で、各種の保険会社を選んで加入するのが任意保険です。大半の人が車を所有するときに、加入するのではないでしょうか。自賠責の上乗せが任意保険という訳です。

  • 加入・・・任意で加入する

  • 目的・・・自賠責保険の不足分を補います

  • 保険料、補償内容・・・自分で選択する

  • 賠償範囲・・・保険商品によって異なるが対人だけでなく対物補償もあります

  • 示談交渉・・・保険会社が代行するサービスがあります



保険会社とのやりとり


通常、医療機関での医療費は患者様に直接保険割合に応じて請求をし、残りを患者様の加入している保険者にレセプトで請求します。しかし、交通事故の場合は加害者に直接もしくは、加害者の加入している自賠責保険または任意保険の保険会社に対して請求することになります。
任意保険に加入されている場合が多いので、任意保険の保険会社がまとめて支払う「一括払い」が大半。先ほど自賠責の上乗せが任意保険と言いましたが、自賠責と任意保険の会社が違ったとしても、任意保険が自賠責保険を立て替えることにより一括で処理することが可能となります。
保険会社からこういう電話かかってきたことありませんか?「○○さんの事故は、一括でお願いします。」
こういう電話がかかってきたら、その後はこの任意保険の保険会社とやりとりをして治療費の支払いをしてもらうこととなります。患者様が先に治療に来られる場合、前もって保険会社から連絡が来る場合、ケースは様々ですが、窓口での対応がとても重要となってきます。

窓口での確認事項


まず、一番大切なのは、受傷原因が交通事故なのかどうか把握すること。次に相手がいるのか?警察に届出をしているか?まずはこの2点を確認しましょう。

相手がいる場合、いない場合、又は相手に逃げられた場合、色々なケースが考えられます。そのケースによって今後の対応も変わってくるので、患者様の状況を把握することが大切になります。

その後の保険会社とのやりとりのために、加入している保険会社、出来れば担当者の名前、電話番号も聞いておきます。

それからその保険会社に連絡をいれ、患者様の治療の支払いについてどうすればよいか確認します。保険会社が「一括で。」ということになれば、患者様の窓口での支払いは必要ありません。

もし、相手が自賠責保険しか入っていない場合は、支給限度額が120万円で、その後の費用については相手の方とよく話し合ってもらう必要が生じてきます。

また相手に逃げられた場合などは、自分の保険を使って頂くか、または健康保険に「第三者行為による傷病届」を提出してもらい、健康保険で治療を受けることが出来ます。




まとめ


前回記事にした「労災」にしろ、この「自動車保険」にしろ、自分に関係のないものはどうも私は目を瞑って過ごしてきたように思います。診療所にいるとどうしても、知識の範囲が狭まってしまうのが弱点です。知らなくてもそれなりの仕事をして、それなりのお給料を頂けてしまうので。だからこそ、意識してアンテナを広げていけたらいいですね。

「労災」の窓口対応について

労災保険指定病院を検索しよう


前回、初めて労働災害についてブログを書きました。→「労災」とは

今日はその続きで、医療機関の対応について書きたいと思います。当院は労災指定病院ではないこともあり、実際に労災手続きをしたことがありません。しかし、いつ何時、労災請求をしなくてはならない時が来るかもしれません。その日のために、少し予習をしておこうと思います。

ちなみに近隣の市町村で診療所で労災指定医療機関が何か所あるか調べてみたところ、市民病院が1件、診療所が1件のみでした。

労災指定医療機関がどこなのか調べるには、厚労省のホームページから検索することが出来ます。→厚生労働省 労災保険指定医




窓口での対応(非労災指定医療機関の場合)


労災指定医療機関の方は、「こんなこと当然知ってるよ。」というところでしょうが、問題になるのは、普段労災に慣れていない当院のような、非労災指定医療機関の窓口です。

「労災なんて、そんな人来るわけないし、もし来ても、うちでは扱っていないということで、どこか他の病院へ行ってもらおう。」というのが実態ではないでしょうか。

実際に労災の方が来られてから慌てる前に、少しシュミレーションをしておきましょうか。





  1. 患者様が怪我をして来院された場合、まず受傷原因を聞きましょう。受傷原因が業務中、若しくは通勤途上と判明した場合、労災保険を使われるかどうかを確認します。『どういった状況でお怪我なさいましたか?お仕事中、もしくは通勤途上のお怪我ですか?』

  2. 労災が確認できたら、自院が非労災指定医療機関であることを伝えます。

  3. 治療費については一時立て替え払いになることを説明し、患者様の理解を得ます『大変申し訳ありませんが、当院は労災指定の医療機関ではありません。指定医療機関でしたら、お持ちいただいた書類で(労災様式第16号の3など)治療費を直接労働基準監督署へ請求できますが、当院は指定外のため、そのつど患者様に治療費をお支払い頂きます。後ほど、手続きをしていただくと、治療費は戻ってきます(=療養費払い)」』。なお、治療費については、1点単価が医療保険と違い、12円または11円50銭(非課税病院)となっています。

  4. 業務災害の場合は「様式7号(1)」、通勤災害による場合は「様式第16号の5(1)」です。

  5. 治療費の請求方法を説明します。



労災の計算の仕方


健康保険では1点10円で決められていますが、労災の場合は1点12円または11円50銭(非課税病院)で計算します。算定にも健康保険とは違うルールがあって少し面倒です。例えば健康保険では初診料は282点ですが、労災の場合は3760円になります。その他細かい算定方法がありますので、詳しくはこちらをご覧ください。→労災診療費算定マニュアル


まとめ


如何でしたか?労災って大変ですよね。「労災かどうかを見極めるのも大変だし、計算の方法も健康保険と違うなんてもう絶対無理!」なんて絶望的にならないで。
電子カルテを導入しているところなら、労災用に切り替えると、ちゃんと労災算定してくれるのではないでしょうか。もしもの時にそなえて、自院の電子カルテがどうなっているのか確認しておくことも大切ですね。
ざっと、この要点だけでも頭に入れておくと、いざって時に役に立つと思います。


「労災」とは

私も勉強します


実は、私のブログを見て下さっている方から、労災と自賠責についての質問がありました。

最初、「しまったなあ~。」と思ったのが正直なところ。というのも当院では全く労災も自賠責も扱っていないので、私自身ほとんど勉強をしてこなかったからです。

今回頂いた質問がよい機会。「知らないことに目を瞑るなよ~。」という神様からの啓示かもしれませんね(すいません、少し大袈裟過ぎました。)

今日から労災と自賠責について勉強したいと思います。




労災とは


労災労災とよく聞きますが、正式には「労働者災害補償保険」の略です。労働者災害補償保険法 総則から一部抜粋すると次のように書いてあります。

労働者が業務災害や通勤災害によるけが、病気、傷害または死亡したような場合に保険給付を行い、併せて被災労働者の社会復帰の促進、被災労働者や遺族の援護等の必要なサービスを行うことを目的としています。」

つまり、労働時間内に労働に伴うけがや病気が起こり医療機関にかかった場合は、健康保険ではなく、労災保険から支払われるということです。

労災は政府が管掌する保険制度で、健康保険とは全く違うものです。保険料は業務災害に責任を負う事業主が全額負担し、事業の種類ごとに災害倍率に応じ保険料が決められます。事業主が災害防止に成果をあげれば保険料は安くなります。通勤災害の場合は、保険料は全ての事業主が一律に負担します。

私たち、医療事務を雇用している診療所などの医療機関の事業主(理事長、院長など)も、労災保険は全額支払ってくれていて、労働災害が起こった時はそこから医療費が支払われるという仕組みです。ちなみに健康保険の保険料は労使折半です。



労災と健保の違い



  • 労災は事業所を退職した場合であっても、治るまで給付されますが、健保では保険資格喪失(退職)の時点で打ち切りとなります(ただし任意継続の場合は除きます。)。

  • 傷病手当金については、健保では給付開始から1年6か月を限度としますが、労災では1年6か月たっても治らない場合は、さらに継続されます。(なお、1年6か月を経て、重い障害がある場合は、傷病手当金から「傷病補償年金」に切り替えられます。)

  • 傷病手当金の給付額は、健保では標準報酬日額の2/3で、労災では平均賃金の8割です。

  • 労災の保険料は全額事業主負担、健保の場合は労使折半です。




業務災害か否か?


難しいのは、これは労災に適用する業務災害なのかな?それとも違うのかな?という判断です。医療機関に普通に健康保険を持って来られて診察をしたところ、実は労災適用だったということが起きることも十分あり得るので、最初に労災かそうでないかを見極めることが重要になります。労災か健保かによって全く請求の仕方が変わってくるからです。


①(労働者が通常の作業に従事する場所で、作業時間中に、使用者の指揮命令下に置かれている状態のもとで、その状態に起因して発生した病気やけが、または死亡)

  • 休憩時間に負傷した場合・・・× 使用者の指揮命令下に置かれている状態ではないので、業務災害にはなりません。

  • 勤務時間中に私用で人と面会しているときに負傷した場合・・・× これも指揮命令下の状態ではないので業務災害とはなりません。

  • 勤務時間中に水を飲みに行く、またはトイレに行くなど生理上の理由で席を離れた時に負傷した場合・・・〇 業務に付随した行為とみなされ業務災害となります。

  • 始業前の掃除や就業後の整理中に負傷した場合・・・〇 業務に付随する行為中の業務災害となります。



②(事業主の支配下にあって、勤務先を離れて業務に従事しているときに、その状態に起因して発生した病気やけが、または死亡)


  • 出張中、目的地に着いてから勤務先に着くまでの、宿泊中も含めた間に負傷した場合・・・〇 その時間帯の全ての行為を業務と考え業務災害となります。

  • 出張先で友人を訪問した際に負傷した場合・・・× 業務外となるため業務災害とはなりません。

  • 勤務先の運動会、宴会、慰安旅行などの会社の行事中に負傷した場合・・・× 業務遂行中とは認められず業務災害とはなりません。しかし、事業主の業務命令により出席した場合は業務とみなされ、業務災害となります。

  • 勤務先のスポーツチームの一員として、スポーツをしていた場合・・・×又は〇 それに対して賃金が払われていたかどうか、勤務先の宣伝目的があったかどうかによって、業務災害か否かが決まります。



③(勤務先の仕事が原因となって発生した疾病又はそれによる死亡)


  • 感染病棟の勤務によって感染症を発症したことが医学的に立証された場合・・・〇 業務災害に該当



④(事業所の設備不良、労務管理の不注意から生じた傷病または死亡)


  • 建物の床が落ちて負傷した場合・・・〇 休憩時間中に起きたことであっても業務災害とされます。




労災指定医療機関の対応


病気やけがの原因を聞き、業務上あるいは通勤途上で、労災保険の扱いになることを説明します。「療養補償給付たる療養の給付請求書」(業務災害の場合は労災様式第5号、通勤災害の場合は、労災様式第16号の3)の提出を受け、診療費はこの請求書によって労働基準監督署に請求し、窓口徴収は行いません。


労災指定医療機関以外の対応


病気やけがの原因が業務上あるいは通勤途上で、労災保険の扱いになると判断した場合は、自院が指定医療機関ではない旨を伝えます。診療費は患者が立て替えて支払い、領収書を発行します。患者に「療養補償給付たる療養の給付請求書」(業務災害の場合は労災様式第7号(1)、通勤災害の場合は労災様式第16号の5(1)を発行し、領収書を添付して労働基準監督署に請求を行えば、「療養の費用の支給」(療養費払いによる)が受けられることを説明します。


まとめ


当院は労災指定医療機関ではありません。なので基本的に労災っぽい方には、最初からなるべく労災指定病院へ行ってもらうようにしています。
しかし、健康保険のつもりで診療をしている途中に、「これは労災扱いだな」と気付くこともあります。本当は受診の際に患者様の方から「業務上の怪我です。労災扱いで。」と申告してもらえると助かるのですが、事業所によっては健康保険で受診を勧める場合もあり、患者様自体も労災の仕組み、権利が分かっていなく普通に健康保険で治療を進めていこうとする場合もあります。企業によっては、会社のイメージを落としたくないとか、労災保険額が上がるのが嫌で労災隠しをしようとする企業もあり、医療機関としては十分注意が必要ですね。

ルーティン仕事にご注意

毎日すること

毎朝、私は必ず自宅を出る時に、必ず、我が家の愛犬をケージの中に入れていきます。我が家は二世帯住宅ですので、普段家族がいる時は、二階の部屋で一緒に過ごしているのですが、出かける時は一階の義父母世帯の目の届くところにケージがあって、そこに入れて出かけるのです。
しかし、今朝はどういうわけか、私は愛犬をケージにいれて行くのを忘れて、二階に置いたまま出かけてしまいました。今日は、たまたま夫がまだ家にいたので、「犬をケージに入れ忘れているよ。」とメールをくれて、代わりにいれてくれましたが。
別に大した出来事でもないのですが、愛犬を飼い始めて11年間、毎朝同じことを繰り返しているのに、「なんで忘れたんだろう?」と少し自分が心配になりました。まさか認知症のはじまりか?冷静に分析すると、今朝は少し気になることがあったので、そのことを考えすぎていて、すっかり犬のことは忘れてしまったのではと思います。

ルーティン仕事にご注意

家のことは忘れても家族しか問題になりませんが、仕事で「あっ!うっかりしてた!」というのは通じません。
例えば最近こんなことがありました。
受付で保険確認をして、すぐに患者様に保険証をお返しして、その後患者様は診察室に呼ばれました。そして診察が終わり会計も済み、帰宅されました。しかしそのあと薬局に行かれた患者様が戻って来られて「保険証返してもらったっけ?」と尋ねてきたのです。
当院では受付時に保険証確認のために保険証を一旦は預かっても、確認をしたらすぐに返すようにしているので、「先ほどお返ししましたよ。」と伝えても中々納得してもらえません。「返してもらっていない」の一点張りなのです。
保険証確認を担当したスタッフも「返しましたよ」と言っても、ルーティン仕事にしているので、自信を持って返答できず、事務スタッフであちこち置忘れがないか、調べた挙句、患者様のカバンの中に入っていたことがあります。
保険証を預かり、保険確認をし、返却する。この単純なルーティン仕事にも気を配って、その時の光景を記憶に刻みながら確認して仕事をする必要があります。
メモでも構わないので、『○○さんに返却した☑』のように一人仕事の場合は確認してすることも必要です。


算定もルーティンになっていませんか

診療報酬改定があって新しく加わった算定などは、とても気を配るので算定ミスはありませんよね。妊婦加算を取り忘れることは、まずないと思います。
しかし本当は一番注意しなくてはならないのは、慣れっこになっている普通の算定です。例を挙げれば切りがありませんが、慣れている人ほどむしろ失敗しやすいものかもしれません。
当院でも調査をしたところ、一番ミスしやすい算定は、特定疾患療養管理料とか診療情報提供料とかいつもよく出てくる算定でした。算定についてはそれぞれの医療機関で漏れがないように様々な工夫がなされているとは思いますが、まず必要なのはルーティン仕事だと思ってさらっと仕事をするのではなく、集中力を持って算定することだと思います。
レセプトをチェックするのも同じですよね。算定ミスを見つける技術も必要ですが、それよりもまずは集中力。集中力をもってどれほどその仕事に従事できるか、それに尽きると思います。

まとめ

集中力を高めるといっても、そう簡単ではありません。一流のアスリートが記録を出したときなどは「ゾーン」に入り、ボールが止まって見えたとか、思わぬ力が発揮できた等とよく言われますが、それも集中力のなす技です。集中力はすべて日ごろの練習の賜物とか。ここぞという時に集中力を発揮するためには普段からの練習が大事だそうです。
私たち医療事務はそこまでの域に至ることは勿論ありませんし、そこまでの必要もありませんが、常日頃から集中力を高める仕事が出来るように、普段の勉強が大切なのかもしれません。

土曜日は決戦の日

土曜日は決戦の日


最近、相次ぐ近隣医療機関の人事異動に伴い、一気に紹介患者様が押し寄せてくるようになりました。全く違う組織であるにも関わらず、病院の周辺の診療所にとっても影響は大きいものです。

紹介患者様ですので、当然、紹介状を持って来院されますので、病態はよくわかる状態ですが、やはり、当院初ということで、保険登録から始まって、問診、診察、会計、当院の予約方法の説明などあらゆる部門でひと手間かかるのは仕方がありません。

病院から診療所に紹介状を持って来られる方は、何故だか土曜日に多く来院されます。病院の診療時間は午前のみ診療など、患者様にとっては都合が悪いという理由からでしょう。患者様本人はいつでも来院可能でも、付き添いの方が土曜日しか都合がつかないという理由で、益々土曜日が人気になるという訳です。それに加えて仕事をしている患者様はほとんど午後診の遅い時間帯や土曜日が元々人気ですしね。

しかしながら、土曜日は当院では午前診のみ。その短い時間に内容の濃い患者様、土曜日しか来院できない患者様が一気に押し寄せるので、診療所内は座るところもないほどの盛況ぶりです。診療が終わったころには、スタッフ全員疲れ果ててしまうというのがお決まりのコースです。


土曜日は家族に注意


土曜日は患者数が多いだけでなく、家族が付き添って来院される同伴率も高いのが特徴です。以前待ち時間調査をするために、当院の同伴率も調査したことがありますが、平日は家族等が同伴する率は1~2割程度。それに比べて、土曜日は4~5割程度と非常に高くなっていました。

家族が同伴する場合、医師への質問事項も多くなるため、普段より診療時間も長くなります。それになぜか家族の方が厄介な場合も多く、トラブルも起こりがちです。

以前にもそのことを記事にしていますのでご覧ください→クレーマーは減らない



土曜日の夜間・早朝等加算


そんなこんなで土曜日は、1週間の中で一番大変な曜日ですが、だからといって休日加算のような特別な加算はありません。土曜日は国の公的な休日ではありませんが、世間一般、休みになるところが多いのですから、「土曜日加算があっても良いのでは」と少し思います。

しかし、唯一の救いとして、土曜日にも夜間・早朝等加算は算定出来ます。言葉通りに受け取ると「夜間・早朝なんだから土曜日なんて関係ないのでは?」という感じですが、土曜日も正午を過ぎると算定できますので、忘れないようにしましょうね。

診療点数早見表に以下のように記載があります。赤い→にご注目下さい。











夜間早朝等加算については、過去の記事にも書いてありますので併せてご覧ください。→夜間早朝等加算について(2016年度診療報酬改定時)

★今回の2018年度改訂緑の→の部分が加わってますのでご注意下さい。



まとめ


診療所に勤務しはじめてから、土日のんびりということがなくなりました。土曜日は結局15時頃まで仕事ですので、実際の休みは日曜日だけ。

最初こそ、その生活に不満がありましたが、代わりに平日木曜日が月2回ほどは休みになるので、土曜日より木曜日の方が街中も空いていますし、ゆっくり一人の時を過ごすことが出来ます。

家族も「土曜日仕事なんて大変だね。」と気の毒がってくれて、代わりに家の掃除や買い物、料理もしてくれますので、ペロっと後ろを向いて舌を出して、その境遇に甘んじる私です。





スポンサーリンク
最新コメント
訪問有難うございます
プロフィール

なつこ

Author:なつこ
某クリニックの医療事務をしております「なつこ」と申します。
現在、医療事務と医師事務作業補助者の二束のわらじで勤務中。
全国の医療事務員の皆さま。診療報酬でつまずいた時、どうされてますか?
医師事務作業補助者の皆さま。あなたのドクターに不満はありませんか?

診療報酬早見表を調べる
(((uдu*)ゥンゥン
国保・社保に問い合わせる
(((uдu*)ゥンゥン
よくわからないまま算定する
(゚Д゚;)
医師事務作業補助者にもっと光を
✨✨
特にクリニック勤務の場合、病院勤務に比べ、相談する相手がいなくて困っていませんか?
かく言う私がその一人。診療報酬に携わる皆さん、医師事務作業補助者の皆さんへの応援ブログです。

(ちなみに、当ブログで掲載された診療点数の内容に関しては私個人の見解ですので、内容に関してのトラブルには一切責任を負いません。)
Google AdSense

当サイトは第三者配信の広告サービス「Google Adsense グーグルアドセンス」を利用しています。

広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた広告を表示するためにCookie(クッキー)を使用することがあります。

Cookie(クッキー)を無効にする設定およびGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご覧ください。



Google アナリティクス

当サイトではアクセス解析のためにGoogle アナリティクスを使用しております。

データ収集のためにCookieを使用します。

データが収集、処理される仕組みについては、ユーザーが Google パートナーのサイトやアプリを使用する際の Google によるデータ使用をご覧ください。



Amazon.co.jpアソシエイト

当サイトは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、訪問者から直接情報を収集し、訪問者のブラウザにクッキーを設定したりこれを認識したりする場合があります。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログ内の記事から探す
入力した語句が含まれる記事を探せます!
『最後までお読み頂きありがとうございました。』
『励みにします』
これが無ければ始まらない。是非とも一人一冊お勧めします
医療事務のQ&A。わかりやすさNo1
薬のことならこの1冊で全て解決。持ち歩くのにも最適なサイズ感。絶対おすすめです。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
.posi { margin:5px 0px 20px 5px; }