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待ち時間調査のまとめ方

勉強会

当院では、毎月1回スタッフミーティングが開かれていて、その時、スタッフが順番に各自テーマを決めて10分程度の発表をするのが恒例となっています。発案者は院長で、院長自らが勉強が好きなこともあり、スタッフ全員が勉強をして発表をし、色々な知識を身に着け、仕事に生かして欲しいというのが狙いのようです。(過去に同様の記事も書いています。こちらもどうぞ→スタッフミーティングと勉強会
この勉強会は、賛否両論があります。
  • 「こんな機会でもなければ勉強しないし、自分のためになるよね。」~賛成派
  • 「貴重なオフ時間を割いて勉強するのは嫌だ。仕事はきちんとこなしているのだし、やめて欲しい。」~反対派
私はどちらかというと賛成派。診療所にいると世界が狭いこともあり、自ら改革していかないと、毎日のルーティン仕事だけで、日々流れてしまう所もあり、自己改革は中々出来ない環境。毎回次は何にしようかなと密かに楽しんでいます。

勉強会のテーマは「待ち時間」

実は今週のスタッフミーティングの勉強会の担当は、私の順番です。今回のテーマは「待ち時間」にしました。
当院は診療所にしては、患者数も多く、予約と予約外が混在する診察体制。予約の方の時間を優先し、その間に予約外の方を入れていく方法なので、先日も風邪だけで来院された方を2時間近くお待たせし、「少し風邪気味で受診したのに、待たされて却って悪くなったわ。」と最後にたっぷり嫌味を言われてしまいました。患者さんって、医師の前ではニコニコしても、帰り際などに事務員にたっぷり文句を言って帰るパターンが結構多い。事務って、辛い立場です。
そこで、今回のテーマを「待ち時間」にしよう!そう思い、まずは実際の当院の待ち時間を調査することにしました。

「待ち時間革命」

参考にしたのは、この文献。「待ち時間革命」前田 泉著、日本評論社出版です。



「医療機関はなぜ患者を待たせるのか」「待たせることは悪いことか?」「待ち時間の長さよりも、待たされ方」など、参考になる内容ばかり。本の中で、まずは自院の待ち時間を調査してみましょう。とあり、早速調査を始めました。

待ち時間調査

調査の方法は、当院では受付システムで患者様の受付した時間と会計終了時間がわかりますので、それを参考に曜日ごとにエクセル表を作ってみることにしました。
エクセル作成ポイントは3つ
  1. 滞在時間を引き算する
  2. 平均を出す
  3. 曜日ごとにデータを算出する
これを予約の場合と予約外の場合で算出しました。

調査結果

エクセルの表にしてみると改めて、どの程度患者様をお待たせしているのか、どの時間帯、どの曜日に患者様が偏っているのかなど、面白い結果が見えてきました。早速これを今週の私のテーマにして勉強会で発表してきます。私はあまりエクセルが得意ではないので、極々簡単な関数しか使っていません。この程度のエクセルならだれでも出来るレベルですし、自院の実態がつかめると思います。是非皆さんもやってみて下さいね。

まとめ

今、台風情報を聞きながら、ブログを書いています。この辺りも暴風警報が発令されましたが、外はまだ台風が来ているとは思えないほどの不気味な静けさ。前回の台風のようなことが、全国で起こらなければ良いのですが。皆様も十分気を付けて下さいね。
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インフルエンザワクチン2018

インフルエンザワクチン2018年事情は


今年もインフルエンザワクチンの時期がやってまいりました。新聞各紙でも、インフルエンザワクチンのニュースがちらほらと掲載しはじめています。去年は供給不足で患者様への案内が大変であったことを、思い出したところです。

ヤフーニュースより




どうもこのニュースを読むと、今年は昨年のような「ワクチン不足」はないように十分足りる量を準備しているようですが・・・


  • あくまでも「適切使用」が前提

  • 13歳以上の人には1回接種を周知

  • 大幅納入を「厳に慎むよう」


昨年度、適切な使い方がなされずに、一部の医療機関、地域での偏りがあったのも事実。しかしながら、医療機関にとっても、患者様の要望に十分応えてあげるには、ワクチンを確保したいのも本音。(またこれはオフレコですが、インフルエンザ接種は医療機関の懐を温かくするのも事実)。という訳で、今年もなんだか雲行きが怪しそうですね。希望者全員に滞りなく、ワクチン接種できると良いのですが。




インフルエンザワクチン予約開始


てなわけで、当院でも本日よりインフルエンザワクチンの予約を開始致しました。予約にしているのは、発注の本数管理のため。厚労省が言う「適切使用」、過剰発注を避けるために、決まった人数を把握するためです。

お陰で受付仕事が混雑し、大変でした。インフルエンザワクチン予約のポスターを掲示したとたん、患者様からの質問、予約が殺到し、普段の受付事務プラス、ワクチン関連の説明で、大わらわ。日程を決めて、予約表に記入し、問診表を渡すだけなのですが、ひと手間かかるものです。終わった頃にはなんだかグッタリしてしまいました。




ワクチン接種前に準備する項目




  • インフルエンザワクチン接種日を決める(当院では、インフルエンザワクチン特別外来を週2日午前のみ、通常外来とは別に、応援医師を依頼します。当院通院患者様は予約診察日に同時にインフルエンザ接種をします。)

  • 予約枠を設ける(インフルエンザを希望する方には、問診票を手渡すと同時に接種日を決めてもらいます。インフルエンザを希望した方には、予約を取って頂き、予約票を配布すると同時に院内でのインフルエンザワクチン本数を把握します。予約本数をみながら、インフルエンザワクチンの発注をします。)

  • 問診票、説明書を準備する(市町村からインフルエンザ問診票、説明書が届くのは毎年接種日直前です。届いたと同時に、全員で問診票、説明書、接種シールをセットします。)

  • 電子カルテの自費項目に今年のインフルエンザ費用を追加する(電子カルテに入力するための自費項目をセット項目にする作業です。)

  • インフルエンザ予約要領を決める(電話受付と来院受付の両方で対応します。予約時に氏名、生年月日、住所、電話番号を確認します。高齢者でも住所によっては、当院では無料にならない場合もあります。毎年数名、住所が遠方にもかかわらず、事情で近隣に住んでいる高齢者が来院し、ワクチンを接種した後、現住所と住民票住所が違うことに気付き、自費で頂く事例が発生しています。)

  • ワクチン接種時の対応の流れをスタッフ全員でシュミレーションする(受付➡問診票記載➡体温測定➡診察➡接種➡会計)診察とは別室で行われるバージョン、診察中に同時に打つバージョン、2パターンでシュミレーションします。

  • 接種後、市町村への請求事務方法の確認


結構、することが多いです。



    まとめ


    このシーズンが始まると、まずはスタッフからワクチン開始。私は注射の後がいつもパンパンに腫れるので本音は受けたくないのですが、無料ですし、仕事の一貫ですし、仕方なくワクチン接種をします。今までワクチンを受けてもインフルエンザにかかったことが2回もあるので、正直気がすすまないのですが。

    ワクチンを受けると、インフルエンザにかかったとしても軽くなるとは言われていますが本当のところはどうなんでしょう。

    私の夫は、一度もインフルエンザワクチンを受けたことが無いのに、インフルエンザにかかったことがないのが自慢。かかりにくい人っているんですよね。


番外編(ベトナム家庭料理)

誕生日会に招待されました


私は、毎週1回、外国人に日本語を教えるボランティアをしています。今は、地元の企業に研修生として派遣されているベトナム人の青年に日本語を教えているところです。既に3年間、日本に滞在している彼は流ちょうな日本語を話しますが、日本語検定に合格すると、ベトナムに帰ってからも仕事の幅が広がるらしく、必死で勉強しています。私は、そのお手伝いをしているという訳です。

先日、彼の誕生日に、友達が沢山集まるので、先生も是非、ベトナム料理を食べに来てと熱心に誘われて、誕生日会に行ってきました。

彼のマンションに着くと、そこには靴の置き場のないぐらい多くのベトナム人の若者達が。どの子も(私からするとみんな私の子供たちと同世代)皆、素直で控えめな若者たち。習いたての日本語で一生懸命に話をしてくれます。台所に案内してもらうと、みんなでベトナム料理を作っている様子。私も早速お手伝いさせてもらいました。


  1. ベトナム揚げ春巻き

  2. フォー

  3. ソイ

  4. エビとレモングラスの蒸し焼き

  5. チェー


等々。私にはどれもこれも初めて見るものばかり。すべての料理を手作りしていました。男女を問わず、どの子も上手に包丁を扱い、調理をしているのにはびっくり。聞くと、ベトナムの家庭では、小学校高学年にもなると、両親が働いているので、料理や家の事は子供たちがするのが当たり前だとか。フォーのスープを牛骨から取り、チェーに入っているタピオカ風のものまで、片栗粉で手作りしている。初めてみるベトナムのナンプラーやライスペーパー。どこで買ったのか聞いてみると、大抵の食材は、地元の業務スーパーで手に入るそうです。週末に皆で自転車でまとめ買いをして、冷蔵庫にストックしておくそうです。ベトナム人は多くの野菜を食べるのが普通らしく、冷蔵庫には溢れんばかりの野菜が詰め込まれていました。



ベトナム料理の数々



  • ベトナム揚げ春巻き(豚のひき肉、きくらげ、ニンジン、ビーフン等に卵を入れて、よくコネ、餃子の具のようなものを作り、ライスペーパーに包んで揚げます。ナンプラーをつけて頂きます。)

  • フォー(牛骨から取ったスープをフォーにたっぷり注ぎ、牛肉、パクチーをトッピングして頂きます。)

  • エビとレモングラスの蒸し焼き(エビにレモングラスを載せて、蒸し焼きにします。)

  • ソイ(日本のおこわのようなもの。黄色いのは大豆でした。)

  • チェー(ベトナムのデザート。下から、小豆の煮たもの(あんこより甘くないです)、コーン、ピーナッツ、タピオカ風のカタクリ団子、大豆、ココナッツ、その上にシロップ、氷を砕いてのせて、混ぜ合わせて頂きます。)

まとめ

初めて頂くベトナムの家庭料理でしたが、どれも美味しく頂きました。最後にみんなでベトナムのハッピーバースデーの曲をかけて、何度も乾杯するのですが、その曲の大音量にはびっくり。さすがにここは日本だから、近所の人に迷惑だから、音を小さくするよう注意しましたが。
余談ですが、ベトナムの若者たちにどうして日本に来たのか聞いてみたところ、日本に来るとかなり儲かると思っていたようです。でも実際の彼らの給料は、同年齢の日本人に比べるとかなり少ない。理想と現実のギャップに戸惑いながらも、その少ない給料のほとんどを家族に仕送りしているらしいです。最近では介護業界からの求人も多く、今後の日本の高齢化社会を支えるのが、こういった外国人の方々ばかりになるのかもなあ~と感じました。



在医総管(在宅移行早期加算)について

在医総管は難しい


みなさんの診療所では、訪問診療を行っていますか?「うちは在宅専門じゃないから。」「内科じゃないし、関係ないかなあ。」そんな声も聞こえてきそうです。私も新規開業の診療所に勤め始めた頃、外来患者様の対応だけでいっぱいいっぱいの状態だったので、「うちには関係ないや。」とあまり勉強をしませんでした。

しかし、新規開業から4年を経て、気が付くと訪問診療の患者様が数十人いる状態に。今年からは在医総管の届出もし、本格的に在宅もスタート。知らないでは済まされない状況に追い込まれてしまいました。

さて、その在医総管(在宅時医学総合管理料)、かなり難しいです。それに伴う加算も色々あります。

このブログでも在医総管の基礎の基礎のみを何回か書いてますが、→(在医総管、施医総管の基本在宅時医学総合管理料について)今日からは数回に分けて在医総管についてお話します。




在宅移行早期加算


まずは基本の診療点数早見表をチェックです。在医総管の項目を開けると、数ぺージにも渡って書いてあり、読むのが嫌になりますね。在宅移行早期加算の項目を探して読みましょう。最初からめげそうですが、まずは基本の音読。何回も声に出して読んでみましょうか。(余談ですが、難しい読みものは、音読することで理解度が格段に上がりますよ。目で見て、声に出して、その音を聞いて、普通に目視するより3倍の効果があります。)




在宅移行に移行後、当該点数を算定した日の属する月から起算して3月以内の期間、月1回に限り、在宅移行早期加算として、100点(月1回)を所定点数に加算する。ただし、在宅医療に移行後、1年を経過した患者については算定しない。




在宅移行早期加算は退院して、その後に在宅に復帰した患者様に取れる加算。在医総管の対象患者様が入院した時には、注意が必要です。退院したという連絡をもらったら、3か月以内の期間、月1回に限り算定出来ます。但し、退院から1年を経過した患者様には算定出来ません。




Q&A


Q1:大腸カメラなどの一泊入院の場合は、算定できますか?

A1:検査入院や一泊入院の後に在宅医療を開始した場合は算定出来ません。




Q2:退院から1年を経過して、再度入院をし、在宅に移行した場合には、もう一度在宅移行早期加算を算定できますか?

A2:算定出来ます。




Q3:入退院を繰り返している患者様はその都度算定出来ますか?

A3:同一の患者様が入退院を繰り返している場合でも、退院の度に改めて算定が出来ます。




Q4:入院起算日がリセットされない3か月以内の再入院の場合でも算定出来ますか?

A4:算定出来ます。




Q5:在宅医療に移行後、一年を経過した患者様で、再度入院の上、在宅医療に移行した場合は算定出来ますか?

A5:算定出来ます。




Q6:退院後、外来通院しながら療養を行っていた患者様が、状態悪化により在宅医療を開始した場合、退院後1年以内であれば、算定出来ますか?

A6:算定できます。退院後1年以内であれば、当該管理料の算定開始月から3月を限度として加算は算定出来ます。




Q7:レセプト摘要欄への記載事項はありますか?

A7:初回の管理料算定年月日を「摘要」欄に記載する必要があります。




まとめ


在宅医療を始める患者様は、大抵の場合、外来診療からいきなり在宅というより、体調の悪化に伴い、一旦入院をして、その後から始めるケースが多いものです。そうなると、この在宅移行早期加算は、かなりの確率で算定出来るケースが生じてきます。

Q6でも書きましたが、一旦入院後に外来に戻って来られ、その後在宅へと移行する場合も算定出来るので、この患者様が一体どういう経過を辿って在宅医療を受けられることになったのか、遡って調べることも重要ですね。

今後は益々在宅医療へと舵を切る日本。益々算定も複雑化するのが予見されますね。今日は在宅移行早期加算について書きましたが、このブログでも在宅医療について今後も発信していきます。

待ち時間を考える

待たせない医者


先日、接遇研修に行った時の記事を書きました。→研修は楽しい

その中でも書きましたが、患者様が医療機関に望む一番の条件は


  1. 待たないこと

  2. 早く治ること

  3. 応対がいいこと

  4. 自分を大切にしてくれること

  5. 設備、立地条件、便利さ


そう、なんと言っても「待たせないこと」が医療機関に取ってとても重要なことのようです。しかし、当院は結構患者様を待たせている毎日。たまに患者様から「まだなの?」とクレームが来ることもありますが、それでもめげずに通ってくれている患者様も沢山いらっしゃいます。そんな患者様のために、まずは一体どのぐらい待たせているのか、客観的にデータを取ることにしました。


待ち時間調査


当院は、予約患者様と予約外患者様が混在する方式を取っています。予約の枠は基本的には10分おきですが、現実問題、それでは患者様を全部いれられないこともあり、5分おきに予約をいれている時間帯もあります。週によってばらつきはありますが、予約枠は午前のみで平均50人、午後20人といった感じです。その間に予約外の患者様を(平均20人程度)いれていき、全体的に午前で平均60~70人、午後で平均20~30人の患者様を診察していることになります。

まず基本的にスタッフ間で心がけていることは、予約の患者様が優先で、予約時間を30分以上は超えないこと。が・・・しかし、実際に調査をしてみると、予約患者様でも平均して40分の遅れがありました。そうなると当然のように予約外の患者様は平均して1時間以上待たせていることが判明。ひどい時には2時間という時も!

勿論、細かく分析してみると、連休のあとの診察日とか、台風の前後とか、土曜日とか、決まって患者数が増える時は当然、待ち時間も長い。体調がぐっと悪く、救急車で病院へ紹介する患者様がいらっしゃった場合にも当然、他の方の待ち時間はさらにぐっと長くなっている始末でした。


受付で出来ること


待ち時間が長くなると、当然患者様のイライラは募ります。皆さんがチラチラと受付の方に目を向けて、「私はまだなの?」という鋭い視線に耐えられないこともあります。そんな時、雰囲気を変えるために、前述の研修では、カウンターから出て一言声をかけると効果的だと教わりました。


  • 「本日は、予約時間が遅れ、申し訳ありません。良かったら新しい雑誌も入っていますのでお手に取ってお待ちください。」


今日、早速、予約時間が遅れイライラした患者様を目の前に、いざこの方法を使ってみようと思ったのですが、どうも勇気がありません。実際、当院の待合室は狭いし、雑誌もそんなに数があるわけでもなく、何か気の利いた一言を発するアイディアが浮かばなかったのです。

その時、一人の患者様が「ねえ、テレビのチャンネル変えていい?」と尋ねて来られました。当院はいつもテレビにはメディア系のインターネット番組が流れていて、正直あまり面白いものではありません。そのメディア番組の中に当院の情報を組み込むことが出来るので(例えば、〇月〇日は休診日です。とか、紹介状をお持ちの方は、受付にお出し下さい。等)院長が気に入っていて、普段はテレビを普通のテレビとして活用せずに、メディア情報を流しているのです。

しかし、患者様からの要望があるとさっとテレビに替える決まりになっています。

スタッフ:「はい、何チャンネルにしますか?」

患者様:「相撲にして。」

テレビを相撲に替えると、待合の雰囲気はがらっと変わりました。今日は稀勢の里が6連勝できるかどうかの大切な一番。患者様の目が一斉にテレビにくぎ付けになりました。受付に向けられていた無数の鋭い目が一斉に相撲を観てくれたお陰で、私たちもやっとホッとしました。


まとめ


相撲、高校野球、オリンピック。これらのテレビ放映は本当に助かります。その中でも相撲はとても人気です。私は今まであまり相撲に興味が無かったのですが、患者様と一緒にテレビを観るうちに段々と名前を覚えたり、技を覚えたりして、楽しくなってきました。今私の一番のお気に入りの力士は、栃ノ心と遠藤。実力も勿論ですが、逞しい肉体にイケメンの顔。今場所も頑張って欲しいです。

父のブログ

92歳の父のブログ、始めました。





私の父は今日9月11日で92歳になりました。時々このブログでも登場しますが、父は、現在、高齢者サービス付きマンションで一人暮らしをしています。私は父とは遠く離れて暮らしていて普段何もしてあげることは出来ません。最近父の元気がなくなって来たと姉から聞き(もちろん肉体的な衰えもありますが)何かひとつ元気を出してもらおうと、父に仕事をしてもらうことにしました。何か文章を書くことは認知症予防に最適だそうです。

それがこのブログです。

父は92歳ですが、幸いパソコンを自由に扱うことが出来るので、自分のことを文章にしてもらうことにしました。昔の事、今の事、これからの事。92歳で未だに元気に生きているだけでも貴重ですし、頭がまだはっきりしているのもラッキーなこと。父の92年の人生は、近代日本の1世紀でもあります。是非みなさん、私の父のブログを覘きに来てくださいね。



92歳にだって夢がある

夫は初診料を知らなかった

患者様からの質問


昨日、風邪で診療所を訪れた患者様から、帰り際に「どうして、今日はこんなに高いの?前はもっと安かったよ。検査もしてないのに。」と会計の時に質問がありました。

以前のカルテを開いてみると、ちょうど3か月前に、同じく風邪で来院されています。しかし、その時の風邪の時は、治りが悪かったのか全部で2回来院されていました。


  • 1回目は初診料と投薬

  • 2回目は再診料と投薬


でした。

その患者様は、2回目の「再診料と処方箋料」の算定の記憶があったようです。今日は新たな風邪で、「初診料と処方箋料」だったので高いと感じたようです。

その後、もちろん受付で丁寧に説明をして納得して帰ってもらいました。




夫に話す


家に帰って、夫に「今日、初診料と再診料の違いが分からない患者さんが来てね~。」なんて話をすると、夫が真剣な顔で私にこう言いました。


  • 「そんなの普通の人はわからないよ。俺も初診料は初めてその病院に行った時に取られる料金だと思ってたよ。だから診察券はなくさないように大事に取ってたよ。なくしたらまた初診料を取られると思ってた。」

  • 「えーーー!もしかして初診料=診察券だと思ってたの?」

  • 「そうだけど。だって初診料ってめて察を受ける金って書くじゃん。」


私は開いた口がふさがりませんでした。夫はそこそこの会社員で既に五十路。そんな人がそんなことも知らないなんて!!!

「じゃあ、ちゃんと分かりやすく説明してよ。」と一から説明することになりました。




夫への説明



  • 「初診料はね。初めてその病院を訪れて診察を受ける時も、もちろん正解なんだけど、例えば腰痛で診察に行ったとするでしょう。その腰痛に対しては「初診料」なんだけど、腰痛が治って、今度はお腹が痛くなったとするでしょう。その時も「初診料」が取られます。」

  • 「ってことは、初めてその病院を訪れたor新しい病気になった時に取られるってこと?」

  • 「そうそう。」

  • 「じゃあさあ、腰痛が治りきっていなくてリハビリを続けている最中に、風邪ひいたらそれは初診?」

  • 「同じクリニック内の同じ科で、診てもらったとしたらその風邪は再診料だよ。でももし違う科で診てもらったとしたら、その風邪は初診料。」

  • 「ふーん。でも一年前、腰痛で整形外科受診して、それから半年後に行った時も初診料取られたよ。腰痛完全には治っていなかったのにさ。」

  • 「それは、その一年前の時、腰痛だったけど、リハビリも行かずに勝手に自己中断してたじゃん。3か月間ぐらい患者さんが来院されなかったらその病名は中止されるので、その後また同じ腰痛になったとしてもそれは新しい腰痛として考えるから、初診料になるんだよ。」

  • 「へえ~。そんなこと受付の人、全然教えてくれないから分からなかったよ。」

  • 「それはそうだよ。質問されなかったら、いちいち全部の会計の説明なんてしないもんだよ。」

  • 「まあ、どっちにしろ、病院の会計は素人には分かりづらいね。なんのお金を取られてるのか分からない人ばっかりだと思うよ。その業界じゃない人には全くわからないもんだよ。」





初診料とは


良かったら以下の記事も参考にしてください。

あなたが支払った医療費について教えます、初診料


Q&A 初診料




まとめ


今回のことは本当にショックでした。一番身近にいる人に、初診料=診察券だと思われていたなんて。でもよく考えてみると私も夫の仕事のことはさっぱり分かりませんし、世の中のことだって、専門家じゃないとわからないものです。

患者様に窓口で質問されたら、専門用語を使わずに、わかりやすい言葉に置き換えて、説明することが大事だと実感した夜でした。

頓服処方について

コメントから勉強させて貰っています。


先日、私のブログに頓服処方についてコメントをくれたW様、ありがとうございました。自分では当たり前に分かっているつもりでいたことを、コメントを返すためにもう一度見直してみると、とても勉強になるものです。W様のところも頓服処方で査定があったようですが、分析してみると、診療所の場合は特に診療行為が少ないこともあり、レセプトの査定は薬剤についてのものが多かったりしますよね。

今日は頓服処方について基本のおさらいをしてみようと思います。




頓服薬とは


定期的、継続的に飲むのが「内服薬」。発作、疼痛時などに、臨時に服用するものが「頓服薬」です。ちなみに「外用薬」は体の表面に用いる薬のことを言います。

例えば・・・


  • 血圧の薬等は、毎日決まって服用するものなので→「内服薬」

  • 頭痛や発熱時に、その時だけ服用するものが→「頓服薬」


になります。

私たち医療スタッフにとては当たり前のことのようですが、患者様には案外わからないもの。先日も先生が患者様に「今度から睡眠薬は、内服じゃなくて頓服にしておくね。頓服だから今回は14回だけにしておきます。眠れない時だけにしてね。」と言ったところ、患者様の顔が「???」に。会計の時にいつも28日分処方される睡眠薬が14回分しか処方されていなくて、「今日はどうして少ないの?」と事務スタッフに質問があり、患者様がどうも内服と頓服の違いがわからなかったことが判明しました。




頓服の処方制限


頓服の基本は疑義解釈資料の中に「1日2回を限度として臨時的に投与するものをいい、1日の服用回数が2回以上でかつ服用に時間的、量的に一定の方針がある場合は内服薬とする。頓服薬は症状に応じて臨時的服用を目的として投与するものをいう。」とあります。

都道府県によって「1回量×10回」もしくは「1回量×14回」としているところが多いようです。

ちなみに当院では1回14回を制限として処方しています。




薬の処方について思うこと


実は薬の処方についていつも悩んでいることがあります。例えばこのような頓服が出た場合、基本はレセプト的には14回までとなっていても、ドクターが28回で処方した時、皆さんはどうしていますか?

その場ですぐに医師に連絡をして、基本は14回までだと伝えるか、若しくはそのまま放置するか・・・迷うことってありませんか?

医師は基本を当然知っていて敢えて多く処方している場合もありますし、もちろん人間ですからうっかりってこともあります。その見極めがつかない事務スタッフが忙しい診察の最中に、ドクターにそんなこと聞いていいのか?ということ。診察の中身を見ていない事務スタッフがそこまでする必要があるか?という疑問もあります。「薬のことは医師や薬剤師の管轄だし、素人があれこれいうべきじゃないしね。」というのもあります。

時と場合によりますが、私はその場で患者様のために何か悪影響が及ぼされるかも、と感じた時で自分の知識の範囲で「あれ?」と思ったことは面倒ですがもう一度聞いてみることにしています。


  • 「先生、緑内障をお持ちの患者様ですがPL処方されていますが、よろしいでしょうか?」

  • 「〇〇剤と〇〇配合剤は、併用不可ですが、よろしいでしょうか?」


「事務スタッフごときが!」と内心面白く思われないドクターもいるかもしれませんが、水際で危険を察知できた場合、伝えることは重要なことです。「あーありがとう。そうだよね。助かったよ。」と言ってもらえればとても嬉しいもの。しかし、私の知識間違いで「それはいいんだ!。そのままで!」って怒られることも勿論ありますがね・・・




まとめ


医療事務は、お金の計算、接遇だけを担当しているわけではありません。特に小さな診療所になればなるほど、チームプレイが大切になります。仕事の分担もはっきり線引き出来るのは大きな病院だからこそ。診療所勤めが面白いなと思うのはその点です。事務の枠を超えて、薬の知識、看護の知識、医師の知識のほんの少しでも自分のものとして吸収していければ、一事務スタッフの枠を超え、診療所にとって大きな力になるでしょう。



臨時休診

台風接近


明日、四国、近畿地方を中心に大型台風が接近しています。最近は台風の接近と共に、各鉄道会社から前もって運休が伝えられるようになったり、ニュースで頻繁に避難を促したり、事態が深刻化しないように配慮がなされていますよね。

今朝、院長から突然話しがあり、「急遽、明日一日休診とすることに決定しました。」とのこと。今まで台風が来ようと、大雪が降ろうと、休診になることは無かったので、スタッフ一同「え!」っという感じ。

さあ、そこからが大変です。当院では4分の3が予約患者様なので、全員に連絡をいれなくてはいけません。通常勤務をしながら全員の予約患者様に電話をするのは、結構大変なこと。慌てて、パートさんを一人呼び出して電話連絡スタートです。




電話連絡にも限界あり


患者様のカルテで連絡先を確認してみると、大体が自宅の電話が登録されています。その自宅に電話をかけてみたところ、どの患者様にも繋がらず、いきなり滅入ってしまいました。

たまに電話が繋がっても、患者様の大半は高齢者なので耳が遠かったり、話が通じなかったり。「明日が休診であることを理解して頂き、薬が切れていないか確認し、必要があれば次の予約を取り直す。」たったそれだけのことに一人10分から15分程度かかってしまいます。中には家族に確認しないとわからない。残薬がどのぐらいかわからない。という方も大勢で話がちっとも前に進まないのです。

それでもまだ電話が繋がった方はまだ良い方で、全く電話をかけても出られない場合も多く、携帯がある場合も高齢者の場合、携帯を持ち歩いていないのか、全く電話に出ない方も多く、家族の携帯番号を把握しておくべきだと、強く思いました。




奥の手


やっと8割方の患者様と電話が繋がった頃は夕方でした。しかし何度電話をかけてもやはり出ない方もいらっしゃって、さてどうしたものか?と思案していたところ、一人のスタッフがグッドアイディアを提案してくれました。

高齢者の場合、訪問看護が関わっている場合も多く、訪問看護さんに連絡をして家族の携帯または居場所に連絡してもらうのはどうか、と。

作戦は成功し、全員に連絡がついたころには、夜の7時を過ぎていました。

通常業務と電話連絡。おまけに台風を危惧して今日は臨時の患者様も多くみえて、今日はどのスタッフも終わるころにはグッタリ。

若い方ならメールで連絡など、他にも手があるのでしょうが、高齢者でおまけに一人暮らしなどの場合、本当に連絡がつきにくいものです。今後に備えて何かよい連絡方法を確保するべきかなと思いました。




まとめ


電話連絡をしていて思ったことは、患者様の伝えてくれた番号が時に間違っていることもあるということ、または携帯などは番号が変わったのか「現在使われておりません。」とアナウンスがある場合も。患者様の連絡先は、形式上カルテに自宅のみを記載していましたが、やはりこれからは自宅、携帯、家族の携帯、またはメールなど、聞いておくほうが便利ですね。高齢者の場合は、訪問看護の把握も重要です。

診察料が算定出来ない時~レせ「摘要欄」の記載について

レセプト伝送時に注意したいこと


9月になりました。暑さはまだまだ夏真っ盛りですが、朝晩の過ごしやすさに秋の気配を感じるようになりました。私の町では、秋祭りのための子供たちの太鼓の稽古が始まって、夕方の涼しい風の中、「どーん、どーん」と軽快なリズムを響かせています。

さて、月初というとレセプト業務。明日からの1週間、皆様忙しい日々を過ごされるかと思います。4月の診療報酬改定から約半年が過ぎ、新点数もしっくりいくようになり、落ち着いて業務に臨めるようになりましたが、あまりお目見えのしない算定は、時々忘れてしまいがちなのも事実。今日は点数こそないものの、レセプトの「摘要欄」に必要な記載事項について一部触れてみたいと思います。




診察料が算定出来ない時


医師が診察をすると、「初診料」または「再診料」が算定できますが、医師の診察が行われていない場合は当然、これらは算定できません。医師が診察をしない場合とは例えばこんな時です。


  • 検査のみの受診

  • 画像撮影のみの受診

  • 処置のみの受診

  • 手術のみの受診

  • 往診等の後に薬剤のみを取りに来た場合

  • 検査、画像診断の結果のみを説明した場合

  • 診断書等の書類を取りに来た場合


などが考えられます。

しかし、上記の中でも赤字検査、画像診断の結果のみを説明した場合は、医師が実際は診察した場合があるので、必ずカルテのチェックが必要です。もし、診察をしていてもカルテ記載が無い様なら、医師にカルテに記載してもらう必要があります。




レセプト「摘要欄」への記載


2018年4月の診療報酬改定で上記の場合に、レセプト「摘要欄」にレセプト定型文を入れる必要が出てきました。厚生労働省 保医発0326第5号 別表Ⅰを参考にすると、このように書いてあります。

(初診又は再診の後、当該初診又は再診に付随する一連の行為を後日行った場合であって、当該初診日が前月である場合)

ア、初診又は再診時に行った検査、画像診断の結果のみを聞きに来院

イ、往診等の後に薬剤のみを取りに来院

ウ、一旦帰宅し、後刻又は後日検査、画像診断、手術等を受けに来院

少し分かりづらいですね。簡単に言うとこんな感じ。

8月:腹痛で来院。医師の診察で、9月に血液検査をすることになる。→初診料

9月:血液検査のみのため来院→再診料は無しで、レセプト定型文の「ウ、一旦帰宅し、後刻又は後日検査を受けに来院」を選択

月をまたいで、診察行為なしの来院があった場合は注意が必要です。




実際の現場で


簡単な定型文ではありますが、実際にレセプトチェックでは、見落としてしまうことが多いものです。日々、上記のような検査のみ来院はよくあることですが、前月と当月にまたいでいる場合だけに注意をするのは中々難しいもの。多くは同月内に(初診料+検査のみなどのように)、一連の行為が終了してしまう場合が多いからです。その場合は、このような定型文は必要なく実日数のカウントだけ気を付けていればいいので。

私のクリニックでは事務スタッフで話し合いをして、検査のみ等で患者様が来院した場合、月をまたぐかまたがないかは後の問題として、当日算定時に患者様のIDをノートに記録しておくことにしました。そしてレセプトチェックの時に、もう一度その患者様のカルテを確認して、月をまたいでいる場合は、その定型文を入れることにしました。この半年、なんとかこれで上手くいっています。皆さんの現場ではどのように対処していますか?




まとめ


日本列島に再び台風が近づいていますね。今度の台風21号は非常に強い台風とのこと。明後日4日には西日本から東海地方にかなり接近し、上陸するおそれがあるようです。台風の接近に伴い患者数も影響を受けますよね。台風前後は駆け込み患者が増えるもの。明日は忙しい一日になりそうです。






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