夜間早朝等加算
平成28年の診療報酬改定で夜間・早朝等加算について、施設基準を満たしていれば、届出は不要となり、当院でもそれを機に夜間・早朝等加算を算定しています。
でも私個人的にはこの加算は嫌いです。
特に夏場。昼が長くなってくると、まだ外は明るいのに、受付が6時を過ぎたというだけでこの加算を頂かなくてはいけないから。勿論、受付された段階で、まず加算を頂くことを説明するのですが、大抵の患者様は
「え~なんで?そんなのあり?」
「なぜ、夜でも早朝でもないのに、割高になるんですか?」
「診療時間内なのに、どうして?」
「診察券にそんなこと書いてないじゃん。」
「いくらよ?」等々。
勿論、夜間・早朝等加算を頂きますよ~と言った内容のポスターを作って院内に掲示していますし、夕方6時を過ぎての患者様には一言、「夜間・早朝等加算がつきますので少し高くなります。恐れ入ります。」といった声掛けをしているのですがね。
外が明るい夏場は特にクレームが多くなります。「診察券に書いてないじゃん。」には「そりゃあ書いてないわなあ~。」と苦笑いでしたが。
早見表をチェック
1週当たりの診療時間が30時間以上であり、「早朝6時~8時」「夜間18時~22時(土曜は12時以降)の時間帯のいずれかに診療を行う診療所で算定可。
夜間救急を担う病院に軽度の患者様が集中しないよう、設定されました。
当院での取り組み
- 以下のようなポスターを作成し、院内に掲示
「当院では、早朝6時から8時、夜間18時から22時(土曜は12時以降)に予約外で受付された患者様に夜間早朝加算50点を加算しております。ご了承下さい。」
2. 夜間18時を超えて受付された患者様には(予約外)、加算がある旨を説明
3.会計時に、加算分があることを明細書を見ながら説明
注:予約の患者様は18時を過ぎても、算定しない
ネーミングが悪いよね
そもそも「夜間早朝等加算」って名前自体が悪いんですよね。センスがないというか、実態が伴わないというか。お偉方は現場で仕事をしないからこんな変な名前をつけちゃうんでしょうが。
夜間と言えば、普通夜ですよ。夜遅いイメージ。少なくとも夜の8時、9時のイメージ。
早朝と言えば、朝の5時とか、6時とかね。お日様が高く上がればもう早朝じゃありませんがな。土曜にあっては12時過ぎれば取られるんだから、夜間でも早朝でもないのになんじゃこりゃ!って患者様が思うのは当然ですよね。
では、こんなのはどうでしょう。
「夕方加算、朝8時加算」
「受付かけこみ加算」
「土曜日ひるごはんどき加算」
まとめ
クリニックの名称が最近はすっかり、ひらがなにしている医院が増えてきました。「さとうクリニック」とか「なかもと整形外科」とかね。議員の名前だって、ひらがなにしてアピールしている時代。
診療報酬も患者様にわかりやすくするのも必要なのでは。って思います。明細書や領収書を見ても患者様にはさっぱりわからないのは、やっぱりダメでしょう。せめて医療事務員の私たちが分かりやすく説明できることが必要ですね。