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私はコロナかもしれない症候群

風邪をひく恐怖

「なんだろう、少し喉が痛いなあ。それに寒気もするような。」
やばい!これ絶対やばいやつ!まさかオミクロン?いやありえないよ、落ち着いて。そうそうきっと、ただの風邪だよ。最近寒い日が続いてるし。でももしかして、無症状でも感染してる人、巷にはあふれてるって。だってどこにも行ってないよ。マスクも消毒もしてるし、家族もみんな元気だし。それに先週3回目のワクチンも打ったばかりだ。でももしかして・・・あの時・・・職場には今すぐ言わない方がいいよなあ。咳もしてないんだし、熱もないんだし、のどの痛みも気のせいかも。誰にも悟られないように、さあ元気そうに元気そうに。

こんな経験みなさまもありませんか?これ、つい昨日の私です。勤務先はクリニック。もし万が一、スタッフの私がコロナに感染したら・・・・・・・
もちろん私は強制的に入院もしくは自宅待機。家族、院内のスタッフ全員、患者様にもPCRをしてもらったり、その上、私から感染した誰かが重篤な状態になったら、まさか自分のせいで休診なんてことになったら。
想像ばかりが膨らんで、ひとり悶々としていました。

とりあえず麻黄湯をのんでお風呂で体を温めて今夜は早く寝よう!10時にはベッドにもぐりこみました。

そして今朝。「オ!のどの痛みがなくなってる!寒気もなくなってる!よっしゃー!」と意気揚々と職場に向かいました。念のためもう一包麻黄湯をのんで。

人間は年に10回風邪をひくって言われてるぐらい、以前は風邪なんて恐れる必要なんてなかったものだった。ちょっと調子が悪かったら「パブロン」や「ルル」「葛根湯」でも飲んで寝たら良かった。人から「どうしたの?風邪?」って聞かれたら「そうなんです。風邪の引き始めみたいで」って気軽に答えられる日常会話だったはず。
それが最近は「コホン」と咳をするのも憚れて、熱っぽいなんて口走ろうものなら「え!まずいじゃん、それ!」って雰囲気になる。これ日本中、いや世界中でみんな同じ恐怖心抱いてるんじゃないだろうか。
名付けて私はコロナかもしれない症候群

てなわけでとりあえず今回の症状は多分、ただの風邪の引き始めでした。でも今のオミクロンは無症状の人もあれば、普通の風邪と見分けがつかないと言います。検査をしていないので真実は何とも言えないのですが。ちなみに我が家では風邪の引き始めに葛根湯か麻黄湯を服用しています。体力中くらいの人は葛根湯、体力ありの人は麻黄湯を風邪の引き初めに飲んだらよく効くといわれている漢方です。ぞくっとしたなと思ったら即一包、皆様もお試しあれ。
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診療報酬改定はまず予習すべし!

基本方針を読むべし


1月は診療報酬改定までまだ間があるため、ついついノンビリしてしまいますよね。でも今が実はチャンスなんです!まだ厚労省から大した取り決めが出ていない時期ではありますが、基本方針は既に決まっています。基本方針を知っていると実際に改定事項が発表された時に戸惑わずに、てきぱきと事務処理を勧める余裕が出来るもの。まずは厚労省の基本方針を読んでみましょう。


令和4年度診療報酬改定の基本方針








「え!10Pもあるじゃないの!それに同じことばかり羅列していて最後まで読む気がしないよ。」

確かに、ですよね。まあそこはちょっとぐっと我慢して小学生の頃の音読を思い出して口に出して読んでみるのもよし。アンダーラインを引きながら読むのもよし。結構政府のしたいこと、今必要なことが見えてきませんか。






繰り返し出てくるワードに注目


つまらないなあ~と思いながら基本方針を読んでいくと同じワードが繰り返されていることに気づきます。まずはワードだけでもピックアップしましょう。



  • 新型コロナワクチン

  • 医療機関間の役割分担と連携

  • 人生100年時代

  • 安心安全

  • 住み慣れた地域

  • 医師の働き方改革

  • デジタル化

  • かかりつけ医

  • 患者ニーズ


政府は今のコロナワクチン化での医療を見ているのはもちろん、すぐその先にある超高齢化社会にどう対応していくか、それに向かって長いスパンで医療体制を見直していることがわかります。

2025年には段階の世代がすべて後期高齢者となるのにそれを支える若者が減り、医療を支える人間がいなくなる。そうなることを恐れて駆け足でデジタル化を進め、医療の分担化を図り、働き手の収入を上げ、地域で医療確保がしっかりと果たせるよう下準備をしてくださいよ。という狙いのようです。







具体的な改定案


ここには基本方針しか書いてありません。「○○すべきである、必要である、重要である」そういう表現の部分は見過ごしてもOK!

しかし、基本方針の後半部分になると「~を確保」「~取組」「~推進」などのように断定的に書いてある部分がありますね。これは何らかの具体案として出てくるんだなと、頭にいれておくとよいでしょう。

どうもこれを読むと



  • かかりつけ医に対しての何らかの算定が変わりそう

  • 医師の働き方改革で医師事務作業補助者の加算が増えそう

  • 不妊治療の保険適用があるなあ

  • 初診からのオンライン診療始まるんだ

  • 精神医療、難病医療の点数アップしそう

  • 後発医薬品益々推進されて、薬の名前しっかり覚えなきゃ

  • 紹介状なしの患者の定額負担もっと上がりそう

  • 長期処方から反復利用の処方箋が出るんだね


こんな風に自分なりに予習しておくと、すんなりと3月の診療報酬改定に対応しやすくなります。







まとめ


診療報酬改定は面白がった方が勝ちです。暇なときに厚労省のホームページをクリックしてみる。そこから始めてみませんか。

中医協(中央社会保険医療協議会)

診療報酬改定2022 「リフィル処方箋」

あけましておめでとうございます


今年はいよいよ2年に1度の大イベント、診療報酬改定の年です。医療事務に携わる者なら誰もが恐れる忙しくも頭を悩ませる春の到来です。訳の分からぬ膨大な文章に目を通し「これ取れるのかなあ~」「この算定の意味わからんなあ~」あーでもないこーでもないと頭の痛くなる春なのです。

さて折角の大イベントです。こうなったら楽しんじゃいましょう。私は変化が好きな人間なもんで結構この診療報酬を楽しみにしています。つまらない膨大な資料を読み解くのはミステリー小説を読むのと同等。誰よりも早く誰よりも詳しくこの難攻不落のこの診療報酬改定は楽しんだもんがちです。





情報発信致します


さてこのブログでは皆様の診療報酬改定お助けマンとして、診療報酬改定に関する記事情報を紹介していきます。カテゴリーは以下の通り。是非皆様の医療事務にお役立て下さい。

カテゴリー:診療報酬改定2022






リフィル処方箋


リフィル処方箋導入決定
この記事を読んで私個人としては衝撃を受けました。ついに来たか!患者側に立ったこの政策!あっぱれ厚労省!と。
一定期間内であれば医療機関の受診なしで繰り返し利用できる処方箋を出す制度。例えば医師が投薬を指示する際に、90日分の薬を「30日分を3回」などと利用可能な回数とともに記載する。薬の処方のためだけに医療機関を受診する必要がなくなる。



患者側の立場で言わせてもらうと私は高血圧症の薬を毎月もらっているのですが診察なんてわずか数十秒。1分もあればいい方です。「どうですか?血圧手帳見せてくださいね」と言われてみせると「あーいいですね。じゃあいつもの薬を出しておきますね。」ざっとこれだけです。これで特定疾患療養管理料225点まで取られちゃあ詐欺じゃん!なんて言いたくなります。225点って3割の私にとっては675円ですから。それに再診料+外来管理加算+明細書発行体制加算、おまけに処方箋料なんていう一般人には訳のわからぬお金を取られて、合計1400円ぐらい払わされるのです。よくぞ素人の皆様は黙っていられるものです。病院の薬が薬局に売ってたらなあ~って思われることもあるでしょう。
もちろん医療の側から言わせてもらうと「そりゃあ薬は医者の見立てがあってからこそなんだし。その手数料なんだから仕方ないじゃん!」ってことで、それでお給料をもらっている側としても「厚労省が正式に認めた料金表なんだから文句は言わせないぜ」っていう感じです。



そしてこのリフィルの登場。リフィルとは辞書を調べるとこういう意味

リフィル【refill】



 詰め替え補充用の物品


 バインダー帳簿類の差し替え用紙


 ボールペンなどの替え芯(しん)。



いわゆる薬の詰めかえですね。同じ処方で同じ日数なら病院に行かずとも薬を詰め替えてくれる処方箋のことなんですね。
夢のようじゃないですか。毎月行っていた病院に一回診察を受けただけで3回分(30日分×3回)の処方箋をもらえるのです。まだ詳しいことはわかりませんがリフィル処方箋の時は処方箋料とかは上がるんでしょうか。多少1回の診察代が上がったとしても病院に行くという手間や時間を考えると安いものです。
但し、症状が安定している患者であること!そこが条件ですが。



採用するしないは医師の判断


しかしこの制度医者が必要と判断しなければ何の効力もありません。当院のドクターに試しに聞いてみたところ「そんなのしないよ」って感じでした。医者としては患者の顔色をみること=診察だから。とのこと。でも薬だけもらいに来てる患者様の顔なんて見たこともないのになあ~という矛盾だらけの回答なんですが・・・

今後世間でこれが当たり前になれば患者側からの要求もあるかもしれませんし、世間の動向に影響されるのでしょう。






まとめ


医療機関によっては今でも90日まとめて処方しているところもあります。または毎月来てもらうけど毎回診察ではなく薬だけでもいいよというところも。(但しこの場合再診料等はかかります)

診療報酬の原則に乗っ取ればそれは✖!患者様の様子をしっかりみて処方することが原則ですから。でも何回も医療機関に行くのはお金もかかるし大変だよなあ~という患者側と医療側の折衷案といったところでしょうか。リフィルの間は医療機関に行かずして薬局のみを訪れるということになると、薬剤師の役割が大きくなっていくことでしょう。またこの辺りを注意してみていきたいと思います。




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