導尿

  診療点数早見表って、医療事務には必要不可欠ですよね。でもどうして難しく書いてあるんでしょう。ここではもっと簡単にわかりやすく解説します。

先日、高齢の女性が肺炎の疑いの診断で、近隣の病院に紹介受診されることになりました。電話で病院に救急受診の紹介をしたため、こちらとしては、早々に病院へ向かって頂きたかったのですが、患者様いわく導尿する時間がもう過ぎているから一回家に帰って導尿してから行きたい。とのこと。この時初めて患者様が他院で在宅自己導尿指導管理をされていることを知り、それならばと、診療所内で導尿をしましょう。ということになり、導尿をしました。

さて、では算定はいかに?私の中の導尿の知識が、「男性は算定可、女性なら算定不可」というおぼろげな知識しかなく、慌ててまた診療点数早見表を調べることに!

導尿




排尿が困難な場合に、経尿道的に膀胱内にカテーテルを挿入して、排尿を行います。カテーテルを一時的に挿入するものを「導尿」といい、カテーテルを留置する場合は「持続導尿」といいます。
この患者様の場合は一時的にカテーテルを挿入したのみで、「導尿」という行為をしたことになりますが、上記編注にあるように、
尿道拡張を要しない導尿については基本診療料に含まれ算定できない。ということ。つまり算定できません。



尿道拡張とは?


尿道狭窄がある場合に、尿道よりブジーを挿入して、尿道拡張を図ります。ブジーは管腔を探ったり、拡張したりする棒状・管状のもの。拡張する場合は細いものから順次太いものへ入れ替えていきます。この場合は、尿道拡張を要する場合ですので、導尿40点を算定します。カテーテルではなく、ブジーを使った場合が導尿を行ったと解釈されます。


男性・女性に違いはあるか?


私の誤った?知識によると男性なら導尿は算定可、女性は算定不可というものは、実際にはないようです。導尿時の処置の仕方で判断するようですね。過去に以前の病院で、女性の導尿を算定して、減点されたことがありました。こういう場合、(前立腺肥大等)男性の症例が殆どで女性には特殊な腫瘍などの場合のみしか考えられないため、詳記がないために減点されたことを思い出しました。


まとめ


知識は薄れていくものです。今回のようになんとなく覚えていたことは、時間と共に都合のよい知識にすり替えられてしまい、危うく間違った算定をするところでした。内科には当然、在宅自己導尿をされている患者様も来られますが、内科医が尿道拡張を伴うような導尿をすることは殆どありません。しかし他科にわたって、知識をもつことは大切なことだなあと感じました。
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