薬剤のみ算定する「注射」
在宅医療って、すごく難しいと思いませんか?私は苦手意識があります。でもこれからは在宅医療の時代。少しでも理解できるよう自分の頭の整理も兼ねて、なるべくわかりやすく解説します。
点滴指示は?

点滴薬剤は?
上記の指示を受けた、訪問看護ステーション等の看護師は患者様の自宅を訪れ、点滴を実際します。その時必要なのはもちろん、点滴薬剤です。ではその点滴薬剤はどのように支給すればいいのでしょうか。
上記指示を出した医師は、同時に点滴薬剤を病院から支給します。家族様等が取りに来られたら、点滴薬剤として薬剤料のみを算定します。その場合、レセプトの「㉝その他」の項「訪点」で請求します。なお、手技料は算定できません。
「訪問看護ステーション等の看護師等」とは?
①自院
②訪問看護ステーション
③特別養護老人ホーム
④短期入所生活介護
点滴に用いる注射薬は?
レセプト記載

まとめ
今まで、単純に医師から訪問点滴の用紙が出されたから、算定する。特別訪問看護指示の用紙が出たから算定する。といった具合に事務として、受け身の姿勢でしかコストを算定したことがありませんでした。しかし、小さな現場にいるお蔭で、①患者様の容態が悪化する②医療を受ける③介護保険でサービスを受ける④足りない分を医療保険でバックアップする という一連の流れを把握でき、医療と介護時には薬局、歯科等、全体で患者様をバックアップする仕組み、問題点を身近で把握することができ、在宅の重要性が少しわかってきました。来年度の大きな診療報酬改正へ向けて、ひとつひとつ勉強していきたいと思います。