レセプトシーズン真っ只中ですね。保険の切り替え時期とも重なって、皆さま忙しくされていることと思います。
さて、私は医療事務作業補助者として、医療事務員として、「レセプトや普段の医療事務で最も役立つ知識は何か?」と聞かれたら、真っ先に「薬の名前!」と答えます。医師や薬剤師ではないのだから、そんなの必要?と思われるかもですが、なんせ薬の名前、先発薬と後発薬、効能、保険病名、どれも調べればわかることですが、頭にたたきこんでおけたら、実戦で役に立つことこの上なし!
病名がわかれば、管理指導料が予測できる。
管理指導料が予測できれば、検査や処置や画像も予測できる。
検査処置画像が予測できれば、処方がわかる。
処方が分かれば、病名がわかる。
どうです?なんだかカルテやレセプトを読むのが楽しくなりそうでしょう?以前に➡一般名の覚え方でも書きましたが、今日は薬の覚え方の裏技第2弾教えます。
裏技その1 この本を何度も引くべし!
私は薬を調べる時、覚える時にこの本を愛用しています。
これは私が今まで仕事をご一緒させて頂いた医師たちの多くが使っていらっしゃいました。最初、医師が使うものならば小難しくて、医療事務員ごときには、高度すぎて必要ないと思っていました。が、診療室では薬のことで迷うと必ず医師がこの本を確認しているのを目の当たりにすると、医師でもわからないことがあるのだなあ。ちょっと見せてもらおうっとのぞき見したところ、これは便利、読みやすい、役に立つ!医師も人間。時々初期投与量を間違えたり、外用薬のグラム数がわからなかったり、そんな時、医師が調べるより素早く指摘が出来れば、医師事務作業補助者として、診察をスムーズに進められるお手伝いが出来て、文句なく120点の働きを評価される。
医療事務員としてもレセプトで医師の処方に??のスイッチが入れば、減点になりそうな処方は、医師に確認をして詳記をそえてレセプトを提出することも可能になる。
1.薬剤名およびジェネリック薬、単価、製薬会社がわかりやすく載っている。
2.容量(例 1㎎ 2㎎ OD錠ありとか)、用量(例 1回0.5㎎ 1日1回から開始し、漸増)など処方時の注意が載っている。
3.病名、禁忌などすぐにわかる
4.そして何よりも引きやすい。一度手に取ってもらうとわかります。本全体が掌に収まりやすく、表紙が柔らかくとても引きやすい。鞄に持ち歩くのも軽くて便利。
と言うわけで暇さえあれば、私はこの本を開いています。
裏技その2 とにかくひいてひいてひきまくる
普段からこの本をとにかく身近において、毎日、高校生の時に英語の辞書をひいたように(昭和の人間なので電子辞書はどうもダメな世代です・・・)薬の名前を聞いたらや否やすぐにこの本をひきましょう。覚えようと思わなくても、回数を重ねれば重ねるほど、薬のことが頭に入ってきます。薬の解説だけではなく、最近の薬の動向なども書いてあって読み物としても面白い。とにかく騙されたと思ってこの本を開いてみて下さい。医療事務用の処方薬の本より数倍ひきやすく、約に立ちますよ。実際の中身はこんな感じ。
まとめ
上記の本、ちょっとばかりお高いのが、玉に傷。でも本当に役に立ちますよ。ひいてひいてひきまくって、ひいては仕事にも役立てるよう、薬の知識を広げましょう。
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