もしも停電になったなら
落雷による停電
今朝早く、愛犬のトイプードルが小さく唸る声で目が覚めました。つけていたはずの冷房も切れていて、?と思って冷房のリモコンをつけようとしたものの、電源が入りません。
辺りは、すごい雨と雷。なるほど、うちのわんこは、この雷に怯えていたようです。おまけに、停電になった模様。慌てて、起き上がって、ブレーカーを点検したものの、戻らず、関電のホームページでチェックしてみると、どうもこの地域一帯が停電したようです。
停電の地帯と復旧時間も書いてあったので、そのまま待っていたところ、約1時間で復旧しました。短い停電でよかったです。冷蔵庫の中も、1時間ぐらいなら、大丈夫ですしね。
でもこういうことがあると、電気の大切さ、改めて実感します。
病院の停電対策
みなさんの病院、医院では、停電対策どうしてますか?いつ、どこで、停電が起きても大丈夫な対策立ててますか?
今回は、休日の停電でしたので、特に大きな問題はないと思いましたが、院長に連絡をして、念のため、診療所の状態を確認してもらうことにしました。
当院は診療所ですので、入院患者様がいらっしゃるわけではないので、休診の時は特に心配はないのですが、一応、冷蔵庫の中の薬剤、電子カルテの状態、CT室の冷房など。明日からの診療に差し障りないかの確認は必要ですのでね。特に電子カルテが立ち上がらないと、全く診療になりません。CTも常に23度を保っていなければならないので、暑い時期は大変です。
でもこれが平日の診療中ならばどうでしょう。電気の復旧の目処が立つまで、診療を止めるしかないのでしょうか。
停電時のルール作り
正直、停電が起きた時、暫くの間は、電子カルテは補助電力で作動するはずですので、特に心配はないはずです。
しかし、一旦、落雷などで電子カルテが落ち、電気は使えたとしても、復旧に時間が取られる可能性もあります。プリンターも使えなくなるかもしれません。
実際一度、午前時午後の診療の合間に落雷があり、その電子カルテの復旧に思わぬ時間を取られたことがあります。そんな時、どうするかスタッフ全員でのルール作りが大切です。
電子カルテが使えなくなった場合
- 患者様に電子カルテの故障を素早く伝える
- 緊急を要する方のみ、優先して診察をすることを伝える
- 保管してあった白紙の紙カルテ、処方せん用紙、予約票を使用し、診察を行う
- 患者様には、会計は後日にしていただく。
- 電子カルテ復旧後、紙カルテの内容を入力する
会計を後日にしてもらっているのは、多分紙カルテだけで診察をすると、正確な会計をすることができないかも。という恐れからです。もちろん、一件一件、じっくり早見表をにらめっこしながら足していくだけのことですが、処方せん料など、果たして正確に計上できるかどうか。情けない事務員です。普段から電子カルテに頼りすぎている実態が浮き彫りですね。
あと、処方箋も正しくかけるかどうか一度、復習してみる必要もありそうです。
処方箋に関しては、以下の記事も併せてご覧ください。↓