診療点数早見表 採取料

  診療点数早見表って、医療事務には必要不可欠ですよね。でもどうして難しく書いてあるんでしょう。ここではもっと簡単にわかりやすく解説します。




血液採取料


先日、健康診断でした。いつも一緒に仕事をしている馴染みの看護師さんが、私の血液を採ってくれたのですが、あまりにも鮮やかに血液を採取しているのをみて、「やっぱ、看護師さんだよね~。」と感心しました。どこに針を刺したら静脈が分かるのか尋ねてみると、「静脈は触るとコリコリする部分があるからそこに針を刺せば大丈夫。」とのこと。確かに、触れてみるとコリコリとした静脈が分かります。「でも人によって、まったく静脈がわからない場合もあるのよね~。そういう人は何回も刺したりして怒られて大変なのよ。」とのこと。血液を採取するのも大変な作業ですね。

このように、検査のための検体採取にもそれぞれ点数があります。医師や検査技師、看護師の技術の賜物で検査が出来て、病気が診断できます。カルテに記載されないものなので、忘れずに算定しましょう。




静脈血採取料(1日につき)25点


これは普通に腕などから静脈から血液を採取する時のものです。外来患者のみ。6歳未満の乳幼児に対しては、20点を加算します。


その他採取料(1日につき)6点


これは、耳や指先などから血液を採取した時のものです。これも外来患者のみ。6歳未満の乳幼児に対しては、20点を加算します。

例えばPTのみ、血糖のみなど、採血管を必要としない検査などの時に使用する方法です。医事では、静脈血かその他か判断できませんので、カルテに記載がなくても、疑わしい場合は検査をした担当者に確認しましょう。

但し、出血時間測定時の耳朶採血料は所定点数に含まれています。ちなみに耳朶(じだ)と読みます。耳たぶのことです。




動脈血採取料(1日につき)50点


血液ガス分析などを測定するのに、使われる採取方法です。静脈より格段に難しい採血なので点数が静脈血の2倍になっていますね。




鼻腔・咽頭拭い液採取 5点


インフルエンザ、溶連菌迅速検査など鼻の奥に綿棒を入れて、検体をぬぐいとる時の採取料です。皆さんもインフルエンザなどで、一度は経験があるのでは。あの鼻水を取られるちょっと痛い検査です。平成28年度からこの検査に採取料が新しく追加されました。

あと、MRSAの検査でも鼻腔から拭い液を採取することがあります。MRSAの場合、部位がどこか必ず確認しましょう。鼻からの場合は、この採取料が取れます。施設入所の場合の身体検査など、MRSA検査がセットになっている場合も多いので注意しましょう。

その他、同日に複数検体で行った場合でも1日につき1回の算定となります。



穿刺や針生検


骨髄、乳腺、甲状腺などの検体採取で生検針での採取と、それ以外の穿刺針等で採取の場合とで採取料が異なります。詳しくは診療報酬早見表D400からD419を確認してください。医事で判断できない場合は、検査者に必ずどの方法で採取したか確認しましょう。




内視鏡下生検法 310点


1臓器につき 310点です。臓器数の分だけ算定でき、上限はありません。臓器の数え方については下記参照。ア~ケをそれぞれ1臓器とします。

ア.気管支及び肺臓

イ.食道

ウ.胃及び十二指腸

エ.小腸

オ.盲腸

カ.上行結腸、横行結腸及び下行結腸

キ.S状結腸

ク.直腸

ケ.子宮体部及び子宮頸部

*上記以外の臓器もそれぞれ1臓器とします。(肝臓、腎臓など)



まとめ


人体に直接針を刺して、検体を採取し、病態を確認する。そこには、多くの医療人たちの技と知識が詰め込まれていて、多くの患者を救っています。私たち医療事務員もその努力に報うべく、忘れずに検体採取料を算定しましょう。そろそろ夏が終わり、インフルエンザの季節がやってきます。季節ものの鼻腔・咽頭拭い液採取料。忘れがちになるものです。思い出して算定しましょうね。



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