上半期終わりの個人面談が始まりました。クリニックですので、従業員は10人程度。人数が少ないので、スタッフ一同、家族同然の仲です。普段から言いたいことは院長に直談判しています。が・・・
やはり面談となるとそれぞれ思うことがあるようで、せっかくの機会ですし、普段言えないこと、皆には聞かせられないこと、それぞれ心に秘めているようです。
個人面談の内容
1.就業契約内容の確認
就業契約書に基づき、契約内容の確認をします。就業規則の変更点などは、院長からその場で伝えられます。
2.半期の業務目標達成度について
半年ごとに個人の目標を提出していますので、それが達成されているのかどうか、確認します。ちなみに上半期の私の目標は、医師事務作業補助者の育成でした。それまで私一人が医師事務作業補助者でしたので、私の休みが取りにくいということもあり、半年間後輩の育成に努めました。さて院長の評価はいかなるものか。楽しみです。
3.現在の問題点
現在抱えている仕事、クリニックの業務について問題点を提起します。
前回は、私の朝の「検査出し業務」について院長に質問をしました。他のスタッフより15分から30分早めに来ての特殊業務は、手当の範囲には入らないのかと。実はかなり以前からこの朝業務については不満を持っていて、(手当がつかない!)私の学生時代からの社労士の友人に聞いてみたところ、実際、朝の早出業務は時間外として給与が発生しないことがほとんどだとか。
念のため、私の契約書を見てもらったところ、やはり業務として手当を発生させるためには、直接雇用者と話し合いをして、契約書にその一文を付け加えてもらった方がいい。とのアドバイスを受けて、交渉してみたわけです。
院長の答えは驚くべきかな、「それならその業務は自分でやります。」との回答で、今期からは朝の早出業務は院長の仕事です。スタッフに余計な賃金を払うくらいなら自分でやろうと思ったのでしょうか。
「今までの分はどうなるんだ!」と少し納得のいかない結果ではありましたが、その後は朝の早出が無くなって快適です。朝の30分は貴重ですからね。
4.下半期の目標
下半期の目標は、「平成30年度診療報酬改定に向けての下準備」にしようと思っています。2年前の改正の時に、クリニックとはこんなにも孤独で自分達だけで備えなければならないのかと、直前になって苦労したことが思い出されます。次の改正は、介護と医療の同時改正。診療報酬でも在宅医療は私の苦手のするところ。現在の制度を理解してこそ、次の改正に備えられるというもの。まずは現在の診療報酬をしっかり把握し、同時に事務スタッフ全員の学習会を充実させ、全員で来るべき改定に備えられるようしっかり勉強したいと思っています。
あと一つは「有給休暇を取る」です。今まで1年に数回、どうしようもないような理由の時だけ、家族の病気など(自分の病気の時は、休めません。数種類の薬が院長から処方されますが・・・)休んでいたのが実情です。でも今期からは、しっかり休めるところは、休んでいこうと思っています。主任の私が休まないと、後輩たちも取りにくいですしね。
5.院長への希望
賞与のアップを交渉しようと思います。当然クリニックですので、労働組合なるものは存在しません。給与、賞与水準は経営者の思いのツボ。良くも悪くもあと少し、給与、せめて賞与だけでも現在の×1➡×1.2~1.3へアップしてもらえるよう希望したいと思っています。
個人面談のタブー
前回同僚のスタッフが、私と同じように業務について、不満を言った時、院長から出た衝撃の一言。「給料下げるよ」でした。そのことをあとから同僚に聞いて、怒り心頭。それって完全にパワハラですよね。残念ながらその時の面談の様子は同僚からの報告だけで、密室での出来事上、証拠がなく、闇に紛れてしまったわけですが、何かこちらから交渉する時は、録音するのも有りですね。「今日の面談内容は、録音させて頂きます」と断って、さりげなくスマホを机上に置いたら面談開始。経営者は決して違法になることは言わずに、交渉がうまくいくかもしれません。
まとめ
本来、従業員と経営者が腹を割って話をし、業務改善に努めるための面談。世間話ではなく、正式に自分の意見が通る唯一の場です。言葉を持ってしないと、自分の思いは通じません。働き方改革、自分で交渉しましょう。
スポンサーサイト