秋の面談の季節です
先週から恒例の、院長とスタッフとの秋の面談が始まりました。私は幸か不幸か、スタッフの大トリ。明後日の予定です。個人面談ですので、個々それぞれ何を話したかは本当のところはわかりませんが、何分10名そこそこのスタッフですので、家族も同然。「院長にこんなこと言われた!」とか「ボーナスアップ迫りたかったけど言えなかった。」とかワイワイガヤガヤ、盛り上がる行事ごとです。面談を済ませていないのは残すところ私一人となってしまいましたので、自分の思いも勿論、年下のスタッフたちが言えなかったことも携えて、いざ、面談に臨みます。
面談で確認されること
- 現状の仕事はどうか、困ったことや悩んでいることはないか
- 仕事を続ける意思はあるか、働き方に(正社員かパートか等)変更希望はあるか
- 家族の状況はどうか、育児や介護で働きにくい状況はないか
- 自身の健康状態はどうか
- 来季の目標は?
- 今後の医院の方針について(院長から説明)
ざっとこんな内容です。小さなクリニックですので、普段の会話で大体、コミュニケーションは取れているのですが、公式に自身の思いを院長に伝える、年2回の貴重な時間です。漏らすことなく、伝えられるようにメモにまとめておきます。
前回の面談での成果
実は前回の面談で、院長に直訴したことがあります。前回の面談まで、私は朝の早出として、院長指示で、当日の検査の指示をカルテ入力していました。他の人は8:25分の朝のミーティングに間に合えば良かったのですが、私ともう1名だけその仕事のために15分早く出勤していました。
その早出に当然のように時間外手当はなく、なんだか不公平だよなあ~と内心不満に思っていました。私の大学時代の友人に社労士の友達がいたので、相談したところ、朝の早出は認められにくいとのこと。しかし、就業契約書に一文を入れてもらうとよいとのアドバイスを受け、早速院長に話してみました。
結果は驚くなかれ、認められたというか、なんというか。
院長曰く「今後は僕がやります。」とのこと。1年半ほど続いていた朝の早出はあっさりなくなった次第です。私としては早出が嫌なのではなく、早出に時間外手当をつけて欲しかったのですが、スタッフにお金を出すよりは院長自らやろうと思ったのでしょう。あっけない結末でした。しかし、あっさり早出が無くなったものの、私が今までしてきた朝の早出代は???すべて泡となりました。
アメリカ人の知り合いから学ぶ
先ほどの早出の件も実は、長い間、言いたくてもなかなか言えずにいました。何だか、院長に「お金をくれ~」と言っているみたいで、超日本人的な私としては、言い出しにくかったのです。そんな折、娘のアルバイト先のアメリカ人の方が(アメリカ人のお子さんに日本語を教える家庭教師をしています)、娘に初めてアルバイト代を渡すときこんなことを言ったそうです。
娘は家庭教師が終わると、その場でその日の報酬を現金で渡されました。初めてそのお金を受け取ったとき、お金が入っていた封筒を(封はしていない状態)、娘はそのまま中身を確かめずに鞄にいれたそうです。その時、そのアメリカ人の方からこう言われたそう。「中身はすぐに私の目の前で確かめて、契約の金額と間違いないかみてね。」と。
娘も私と似て超日本人的なところがあるので、最初は「封筒の中身を確認するなんて。」と思ったそうです。でも手当は労働の対価だから、確かめて当然と教わったそうです。
仕事は契約です。自分の労働に対価があるのは当然。私も娘からその話を聞いて、朝の早出の件を院長に直訴したという訳でした。
今回の面談に臨む
さて、今回は何を訴えましょうか。
当院の業務は患者様が多いこともあり、日中息つく暇がありません。院長は完璧主義で、そのうえ、スタッフの人数が少ないので、エキスパート級のスタッフの腕(質)が頼り。業務量(患者数)は増えるばかりで、質を高めることばかり追求される毎日。今は慣れたスタッフばかりで、なんとかこなせるのですが、スタッフの入れ替わりがあった場合、おそらくここの職場で一人前になるのに苦労するのは目に見えています。
もう少し、業務の簡略化を求めるか、それが無理ならスタッフへの報酬を上げて欲しいと訴えたいと思ってはいるのですが・・・さてさて。いざ決戦です!
まとめ
クリニックの経営はシビアです。院長は医師でもあり、経営者でもあり、両方の目で私たちスタッフをジャッジします。院長自らの直接雇用のため、自分の意見がストレートに通る良い面もありますが、裏を返せばストレートに批判される場でもあります。手綱を引き締めて面談に臨みたいと思います。
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