大事なのはモチベーション
今日は月に1度のスタッフミーティングでした。先週は個人面談週間でしたので、各々スタッフから院長に要望があったこと、説明を求められたことに対する返答会も兼ねていました。
私も数々の要望や疑問点などを院長にぶつけましたが、一番大きな要望は、賞与アップでした。私以外にも同じような要望があったようで(小さなクリニックなので、労働組合はありません。)その回答は次のようでした。
院長:「医療業界は、収益が大きく伸びたり落ちたりする業界ではないので、毎年一回のベースアップはするが、賞与で個人を評価しません。」
つまり賞与アップは考えていない。との回答。
公式に全員の前で回答があったので、今後も大きく覆ることもないでしょう。すっかりモチベーションが下がってしまいました。
それでもレセプトです
モチベーションが下がったとはいえ、やるべきことはしっかりとやらなくてはいけません。今週の土曜日にレセプト伝送を予定しているので、本日は休診日とはいえ、レセプトチェックでクリニックに缶詰め状態でした。
今回特にチェックで気を付けたのが、薬に対する病名。以前に、減点になったものを中心に、総点検です。
アマージ 減点
減点事例:アマージ2.5㎎×3錠
事由:医学的に適応と認められない
減点理由を分析:アマージ、片頭痛薬。「頭痛発見時に1回2.5㎎ 1日5㎎以内」。
アマージ2.5㎎×3錠では、1日に7.5㎎服用することになります。「頭痛発見時」とあるので、内服ではなく、頓服が基本。頓服ですので1回量を基本とし、10日までが原則です。
トラムセット配合錠 減点
減点事例:トラムセット配合錠
病名:慢性疼痛
事由:医学的に適応と認められない
減点理由を分析:トラムセット配合錠は単なる疼痛病名だけでは、通りません。非がん性慢性疼痛、又は難治性疼痛等の病名が必要です。
スピリーバ吸入用カプセル18μg 減点
減点事例:スピリーバ吸入用カプセル18㎍
病名:急性気管支炎
事由:医学的に適応と認められない
減点理由を分析:スピリーバ吸入用カプセルは、気管支炎では通りません。慢性閉そく性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)もしくは気管支喘息の病名が必要です。
ネキシウムカプセル20㎎ 減点
減点事例:ネキシウムカプセル20㎎ 初回投与日から8週を超えて投与
病名:逆流性食道炎
減点理由を分析:ネキシウムカプセルは1日1回20㎎。胃潰瘍、吻合部潰瘍、維持療法除く逆流性食道炎8週間まで。8週を超えて処方する場合は、難治性逆流性食道炎の病名が必要です。
まとめ
過去の失敗は、現在の糧になります。失敗や間違いを犯したときは、喜んでその事実を受け止め、次に繋げましょう。
労働者ですので、賞与アップを望むのは当然ですが、それがなくても仕事や苦労は必ず自分の糧になっています。それをプラスに捉えてモチベーションにつなげましょうか( ;∀;)
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