これって、大病院病?

大企業病 


最近、世間を騒がせている、日産自動車の不正検査問題や神戸製鋼の性能データ隠蔽問題。両者共、大企業が故に蔓延する大企業病として問題視されています。どちらのケースにも言えることですが、以下のような傾向があるようです。


  • ルールに固執する体質

  • 社員が仕事の目的を考えなくなる

  • 自分の部門だけ集中し、視野が狭い

  • 現状維持が最優先

  • 形式的である、意思決定が遅い

  • クライアントではなく、上司や会社の顔色ばかり窺う


勿論、中小企業にも同じようなことが起こりうる可能性はあります。

では、医療機関ではどうでしょうか。大病院病?ってあるのでしょうか。大企業病は、病院ではいわゆる医療事故がそれに当たるのでしょうか。大学病院レベルでは、京大の700倍濃度の注射ミスなどは記憶に新しいところです。



大病院に物申す


医療事故とは違いますが、身近でも「これって大病院だからこそ起きるトラブルだよなあ~」といった出来事に遭遇しました。
実は、当院は診療所ですので、しばしば大病院さんから「診療情報提供依頼書」を依頼されることがあります。当院のかかりつけ患者様が、急きょ何らかの理由で病院受診をし、そこのドクターから当院のドクター宛に「現在何の病気でかかっているの?」「どんな診断で服薬状況はどうなの?」などと言った情報を教えて欲しいということで、診療情報提供依頼が送られてくるのです。
当然、当院の医師は懇切丁寧に現在の状況を記載し、速やかに病院に送っています。
しかし、先日届いた診療情報提供依頼は少し、状況が違いました。先方が尋ねてきた患者様は、当院のかかりつけ患者ではなく、単に1年前に1度だけ、風邪程度で当院を訪れた一見さん患者様だったのです。一度だけの来院で、加えて1年前のことですので当院から提供できる情報などほとんどありません。当然、当院は終了しているので、診療情報提供をしたところで、患者様から「診療情報提供料」を頂くわけにもいきません。(レセプトとして、情報提供書を算定するとしたら、初診になってしまい、患者を診ずして初診料を頂くわけにもいきませんしね。)
先方の病院から最近この手の診療情報提供依頼が増えていることもあり、当院の医師も少し合点がいかないようで、「本当にこんな情報いるのかなあ?私だったらこんな情報いらないよ。1年も前に終了してて、1回行っただけの診療所の情報なんていらないはず。状況確かめてみて。」と調査を依頼されました。
直接、送って来られた医師宛に問い合わせるわけにもいかず、先方の事務方に問い合わせてみたところ、電話オペレーター➡地域医療室➡医事課と電話をたらい回しされ、こんな答えが返ってきました。


病院:「当病院では、初診の患者様は、診察前にまず、かかりつけ医があるかどうか尋ね、ある場合は、診察前に『診療情報提供依頼の同意書』にサインをお願いします。その後診察になり、ドクターが必要ということであれば、その診療情報提供依頼を各病院医院に送ります。」
私:「それでは○○先生が必要ということで、送って来られたということですよね。」

病院:「はい、多分・・・そうだと思います。そういう流れになっていますので。」

どこかおかしくないですか?




この会話から見えてくる、おかしいなと思ったことは、以下の点です。


  • 診察前にまず、診療情報提供依頼にサインをもらうこと

  • 事務部門から診察に係わった看護師等に問い合わせをしないで、多分ですませること


小さなことですが、この病院ではこの流れが普通なんでしょう。先に同意書にサインをもらっておけば、すぐに事務部門で送信ができるからでしょうか。誰もそれに反対することもなく、うまく回っているのだと思います。たとえ捨てることになったとしても、とりあえずサインしてもらっちゃえっという感じでしょうか。


まとめfc2blog_20170626225430b0d.jpg


私も以前病院に勤めていたこともあります。病院では各部門に分かれるのが普通の事。そうなると全体を見渡すことが出来なくなることもあります。もちろん、小さいところでも同じです。いつもしている仕事に時々、立ち止まって、「これでいいのかな」と疑問をもつことも大切だと考えます。


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