新人教育は楽しくがモットー
紙レセプト
- 書き込みが自由に出来ること
- チェックを入れながら先に進めること
- カルテ画面と照合しやすいこと
新人教育
レセプトチェックの教え方
- まずは新人を含めてレセプト担当者に集まってもらいましょう。
- 新人さんにはわかる範囲で答えてもらえばいいことを伝え、主に聞き役に回ってもらいます。
- レセプトの実物を用紙します。
- さて、ここで何でもいいので、この中からわかる情報をなんでもいいので、皆さんに一つづつ挙げていってもらいます。
後期高齢の男性です。- 今月は3日受診しています。
- 高血圧と大腸がんがあります。
- 保険割合は1割です。
- 月に2回受診しているので、特定疾患療養管理料も2回取れます。
- 大腸がん確定で、腫瘍マーカーの検査をしているので、悪性腫瘍の管理料を算定できます。
- MRIでは頭部の撮影をしているので、何か頭の病名が必要です。
- 血圧の薬は先発薬で処方されています。
- 一部負担金がない方なので、後期高齢の保険単独です。
- 「特定疾患が月2回取れると思ったのは、どうしてですか?」
- 「大腸がん確定は、どこでわかりましたか?腫瘍マーカーの検査はどれですか?なぜ、悪性腫瘍の管理料が取れると思ったのですか?」
- 「MRIの算定の仕方の分かる人?」
- 「一部負担金ってどういう時に記載されますか?」
まとめ
私はボランティアで日本語教師をしていますが、全く日本語のわからない外国人に日本語を教える時、やはり基本は「楽しく日本語」です。幼稚になりすぎないこと。でも楽しくと、カードを使ったり、実物を使ったり、体で表現したりと、一緒に日本語を楽しむようにしています。
何事も楽しく学ぶと自ずと身についていくものです。
医療事務だって同じです。まずは楽しく医療事務を覚えてもらうこと。どんなにやる気のない新人だって、どんなに向いてないなあ~って思う新人だって、きっかけを待っているのかもしれません。とにかく医療事務に興味を持ってもらうこと。次から次に新人が辞めるのを嘆くのではなく、教える側にもじっくりと取り組む忍耐が必要です。
あと、一番大切なのは、褒めて褒めて褒めまくること。単純ですが、これが一番効きますよ。