湿布薬の処方の仕方
冬場に多い処方 ベスト3
冬場になって多くなる処方ベスト3を挙げると
- PL等の感冒薬
- 降圧薬
- 湿布薬
湿布薬70枚制限
2016年度診療報酬改定で一番?の目玉は、湿布薬の70枚制限でした。無駄に処方されていた湿布薬に厚労省が目をつけたのは、正解だったと思います。以前は140枚など1回の処方で出していたこともありましたが、70枚になってからは最初こそ、不満の声もありましたが、最近はそれを当たり前に受け入れてくれているようになり、誰も不便を感じていないようです。今まで多くの湿布薬が無駄に捨てられていた可能性もありますね。厚労省の目のつけどころは、あっぱれというとこでしょうか。
70枚を超えて処方する場合は、以下の項目が算定出来なくなります。
- 院内処方における調剤料・処方料・薬剤料(70枚を超えた分)・調剤技術基本料
- 院外処方における処方せん料(*医師が必要と判断したときは、算定可能です)
湿布薬のレセプト記載について
- 薬剤名
- 投与量(枚数)
- 1日の容量(枚数)
- 投与日数等
処方せん欄の書き方
- 医薬品名
- 投与総量
- 1回当たりの使用量及び1日当たりの使用回数、又は投与日数
- 使用に際しての注意事項等
例1 モーラスパップ30㎎ 10cm×14cm 28枚
例2 MS温しっぷ「タイホウ」200g
処方せん備考欄 (70枚を超えた場合は)
- 投与が必要であると判断した旨(1処方で70枚を超えて投与する場合)
レセプト摘要欄(70枚を超えた場合は)
- 投与が必要であると判断した旨(1処方で70枚を超えて投与する場合)疼痛が強いため、70枚を超えて湿布処方