今年1年読んで頂きありがとうございました。 
今年の3月からこの「医療事務えとせとら」ブログを書き始めて、約10か月が経過いたしました。ブログを立ち上げる技術が何もない中からのスタートでなんとか、この1年間書き続けられたのも、一人でも読んでくださっている方がいらっしゃったお蔭です。本当にありがとうございました。
来年も益々自分にとって、皆様にとって有益な情報をお伝えできるよう頑張りますので、よろしくお願い致します。
診療所体質
病院ではなく、診療所(クリニック)で働くようになってから、早3年が経過しました。その間、自分で気付いたこと、勉強したことをブログに書かせてもらっていますが、今年を振り返って気付いたことがあります。
それは診療所の医療事務で、医療事務の学習意欲を保つのは非常に難しいということです。
勤務はじめこそ、そこの診療所特有な医療事務算定を覚えたり、慣れない電子カルテやレセコンを覚えたりと、色々あるものですが、そこはやはり診療所。病院と比べると範囲はとても狭いものです。
一度覚えてしまうと、同じことの繰り返しなので、あとはミスなくこなせるかどうかが勝負となります。もちろん、わからないことが出てきた時に、相談相手がいないことは一番の困った点ですが、なんとかそれをクリア出来ると、あとはまたルーティンの繰り返し。そうやって一年一年過ぎていくものです。
幸か不幸か、ドクターは代わらない(もちろん診療所の経営者ですから)もの。そうなるとあとは、家族と一緒なので、平和に毎日が変わらず過ぎることに、誰も疑問を抱くものがいなくなるのです。
- 「今、仕事うまくいってるから。」
- 「特に、人間関係も問題ないから。」
- 「そこそこのお給料をもらえるし。」
そういった理由で、長い間、同じところの診療所勤めをされている方も沢山いるのではないでしょうか。
私も、今その1人になりつつある予感です。
このままいくと、ただズルズルとここに留まってしまいそうで、一見、安定は約束されますが、1人警告音を感じ始めたのも事実です。
平和ボケ
同診療所内に、私の他にも数名事務スタッフがいますが、やはり状況は同じようです。今は全員3年間同じメンバーなので、あうんの呼吸で全てうまくいっています。
私が一番年上とあって、なんとか他のスタッフにも向上心を持ってもらおうと、勉強会を開いてみたり、診療報酬改定のペーパーを配ってみたりしてみますが、私自身が「平和ボケ」していることもあって、正直結果は得られません。
今、するべきこと、わかりきっているルーティン業務を無難にこなしていれば、給料を頂けるのですから。それよりも、「ドクターの次の学会いつかなあ?休診になるかなあ~。どこいこうかなあ~。休みに何しようかなあ~」そんなことが気になる話題、ナンバーワン。
「新しい算定に向けて、勉強しよう。」などとは、現実味を帯びるまでは興味ないのが事実です。
モチベーションを保つこと
さて、来年の春は、診療報酬改定です。しばらくその算定に慣れるまでは、なんとかモチベーションを保てそうです。こういう時はやはり勉強することに意欲がわきますからね。大変だなあ~と思う反面、こういうことがないと、診療所では、モチベーションを保つことが出来ないので嬉しい出来事でもあります。
では、診療報酬改定が落ち着いた、その先はどうするのか・・・モチベーションを高めたいがために、新しい職場を探すのも、給料と見合っていなければ、飛び込む訳にはいきませんが、少し、「転職」の2文字がちらちらと頭をかすめだした今日この頃です。
まとめ
仕事は勿論、お金のためにするものです。しかし、50を過ぎた頃から少し私の中で、切り替わってきたことがあります。
- 仕事は自分のためにすること
- 仕事は社会貢献のためにすること
そこにお金がONされれば、それでいいのではないのかと。
「働き方改革」が叫ばれ始めた平成の世。自分の中にも「働き方改革」必要かもしれません。
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