情報通信機器診療について

情報通信機器診療?

1月に発表された中医協の資料を見てみると、段々とその概要が見え始めてきました。診療所に関して言えば、かかりつけ医制度がより充実されるように点数構成されているようです。その中で私が面白いと思ったのは、資料の中を見ると、何度となく「情報通信機器を活用した医学管理の評価を新設する。」という文面が見られること。
難病外来指導管理料、在宅酸素療法指導管理料など情報通信機器診療の対象となっています。
まだその資料をご覧になっていない方はこちらをどうぞ。→中医協30.1.12より
一体、情報通信機器診療って何なんでしょうか?

遠隔診療

平成29年7月に厚労省から出された通達を見てみると・・・
  • 情報通信機器診療とは遠隔診療のこと
  • 直接の対面診療を行うことが困難である場合
  • 離島、へき地の患者
  • 症状が安定している患者に対し、患者の病状急変時等の連絡・対応体制を確保した上で、実施することによって患者の療養環境の向上が認められる遠隔診療を実施する場合として在宅酸素療法患者を対象とする
  • 当事者が医師及び患者本人と確認できる場合、テレビ電話や電子メール、ソーシャルネットワーキングサービス等の情報通信機器を組み合わせた遠隔診療
こういった場合を遠隔診療対象とするようです。実際にはどういう風に行われるものを、保険診療と認めるのか、楽しみなところですが、当院の医師に尋ねたところ、
「そんなのは、まだ無理だよ~。よほど安定した患者さんならいいけど、結局、話をしたら具合が悪いからということで、検査が必要になりそうだよね。実際に実現するのはどうかな。」との意見でした。


遠隔診療を商売にする

情報通信機器診療について院内で話をしていたところ、タイミングよく、「遠隔診療をお手伝いします!」というタイトルのファックスが流れてきました。さすがですね~。時代は遠隔診療にスイッチしているのを既に商売にしている業者があるのですね。というより、既に始めている病院もあるのだということにも驚きました。

初診時には、対面診療が基本のようですが、あとはパソコンやスマホでの遠隔診療も可能。診察、予約、支払いまでパソコン、スマホで出来てしまうのです。現代のように情報通信機器がいきわたっている世の中。保険診療まで認められていくなんて、時代は確実に変わってきています。

最初、電子カルテが出た時は、「こんなの使いこなせないし、便利そうだけど、普及するかなあ~。パソコンを使えない先生もいるのだし。」と思っていましたが、あっという間に電子カルテは普及し、今では電子カルテのない仕事は考えられません。

遠隔診療も「医療機関側が使えたとしても、ご高齢の患者様は使いこなせないでしょう。」なんていう心配は無用なのかもしれません。今やスマホだって高齢者が自由自在に使いこなせる時代。最初の使い方さえ、丁寧に教えてくれる業者が仲立ちしてくれれば、遠隔診療はあっという間に広がることと思います。


まとめfc2blog_2017091400050254a.jpg

本当に便利なものは、すぐに世の中に広まっていきます。携帯電話などが、一番いい例で、あっという間に世界中を占拠しました。私の学生時代には公衆電話が当たり前のように世間にあふれていたものです。今や、公衆電話さえ探すのも難しくなってきました。誰もが携帯やスマホを当然のように持つ時代ですものね。

私の学生時代は、友人や恋人と待ち合わせをして、相手が中々待合時間に現れなくても辛抱強く待ったもの。「途中で何かトラブルがあったのかなあ?・「待ち合わせ場所間違えたかなあ?」「もしかして、時間も間違えたかも?」など確かめるすべもなくひたすら待ったものです。

それに比べて、私の子供たち世代は、待ち合わせ場所も待ち合わせ時間も、なんとなく決めるだけでOK。あとは現場で「今どこどこだから、ここに何時頃着くから。」なんて簡単に連絡が取れるのですから。

医療にも、世の中の変化に敏感に反応していける柔軟さが求められています。


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