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目は口ほどに物をいう

医師事務作業補助者はしゃべらない

私は、普段は医師事務作業補助者をしています。診察中はドクターの隣に机を並べ、電子カルテに患者様の主訴(訴え)を入力したり、検査オーダーを入力したり、診察状況を入力したり、次の予約を入れたり。とにかくドクターが対面で出来るだけ患者様と診察できるよう、余計な事務手間を省くのが仕事です。

机の配置はこんな感じ。


私の現在の診察室での机の位置はこんな感じです。医師と隣同士に机が並んでいて、パソコンはそれぞれ一台づつ使用していて、この二台のパソコンは、実は一つのパソコンでして、常に同じ動きをするようになっています。つまり医師が診察している間に、私が入力するというわけです。

基本的に私はほとんどしゃべりません。医師と意思疎通をするときも敢えて小声でささやくようにしています。というのも私がしゃべると、患者様の関心がふと私の方にうつるので、診察が中断されてしまうからです。

基本的には私は貝。自分を医師の手だと思っていますので、入力に熱中し、あえてしゃべらないことにしています。


マスクは必需品(笑いたくなる時、どうしてる?)

そうは言っても、やはり私も人間ですので、可笑しくて笑いたくなる場面もあります。先生と患者様のやりとりが滑稽だったり、ドクターの打ち込んだ文字が文字化けして、変な文章になったりしたときなんかは、おかしくておかしくて。でもここで笑うと患者様に不快な思いをさせてしまう可能性もあるので、とにかく笑いを堪えるのに必死です。幸いにもマスクをしていますので、可笑しくなったら、さりげなく横を向いて気付かないようにしています。


患者様は目で訴えてくる

時々困るのが、ふと入力中に患者様の方を向くと、目線が医師を飛び越えて、私の方を向いていること。医師に何かを伝えようとしているのに、医師がうまく理解できなくて会話がそれて患者様の意図しない方向へいってしまいそうな雰囲気の時に、必死で私の方に視線を向けてくるのです。

例えば、高血圧の患者様に医師が「今日から投薬しましょうね。」と話をしているとします。患者様としては、今の段階ではまだ薬を飲みたくないなあ~という気持ちの場合、なんとか飲みたくないという意思を伝えようとしているのですが、薬の話を積極的にしている医師には通じそうもありません。そんな時、私に目で訴えてくるのです。

「私はまだ薬を飲みたくないの。なんとかならないかしら。」と心の声で。

そんな時は、目をそらすわけにもいかず、医師にこっそり「まだ薬をのみたくないのでは・・・・」と伝えるようにしています。

また、数か月にわたって糖尿病の検査をしている患者様が、その日もデータが悪くて、医師に少し怒られ気味に注意されていました。その患者様は確かに食事制限や運動をあまりしていないようです。

「食べるものちゃんと気を付けている?前も言ったでしょう。運動もしないとねえ~。データ悪くなる一方だよ。このままだとインスリンだよ。」と少し強めに言われるような時も、私の方に視線を向けてくるのです。

患者様としては自分なりに努力をしたのに、悲しいなあという目をして。そういう時は、あえて私は患者様にしっかりと目を合わせて、大きく首を縦に振るようにしています。マスクの下でにっこり笑って。

「わかりますよ。大変ですよね。」という気持ちをこめて。何もしゃべらなくても目で患者様に相槌を打ってあげると、なぜか患者様の気持ちが和らいで、ほっとした顔になり、「先生、少し運動も頑張ってみます。食事も気を付けてみます。」と答えてくれたりするのです。


まとめ

「目は口ほどに物をいう」これは本当です。私は医師でも看護師でもないので、医療のことをあれこれ言う権利も技術も持ち合わせていません。ただ事務として医療現場にいるだけですので。そんな私でも人の話を聞くことは出来ます。答える立場になくても、目で相槌をうってあげることが出来ます。誰かに認められた、わかってもらえた。そう思うだけで人間は変わるのです。

あくまでも医師事務作業補助者は医師の補助として、そこにいる物言わぬ人間です。しかし、目だけで、その場の雰囲気を変える大きな力も持っているのです。

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