中医協の情報をどう読むか
診療報酬改定について具体的な情報あり
変更事項のチェック
- まずは自分のところに関係ありそうなところをピックアップするところから始めましょう。目次をみると、大体必要な部分が見えてくるはずです。
- 必要なページ番号をメモに取り、印刷します。
- あとは、ななめよみ

ここが関係ありそうです
- 医科歯科連携 診療情報提供料の新設→診療情報連携共有料
- 複数医療機関による訪問診療可能→在宅患者訪問診療料(他の医療機関の依頼を受けて訪問診療を行った場合)
- 往診料(緊急往診加算)の対象患者追加、および夜間休日加算の取り扱い適正化→往診料
- 入院時の診療情報提供料(訪問看護ステーションからの情報も添付する場合)→診療情報提供料(Ⅰ)療養情報提供加算
- 在宅ターミナルケア加算の評価、および酸素療法加算の新設
- 情報通信機器を活用した診療に対する評価→オンライン診療料
- 電話再診料の要件見直し
- 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料 遠隔モニタリング加算新設
- 在宅酸素療法指導管理料 遠隔モニタリング加算新設
- 情報通信機器を用いた死亡診断の要件明記
- 明細書無料発行完全義務化
- 一般名処方加算の見直し→処方箋料
- 向精神薬処方料の見直し
- 分割処方の見直し→処方箋の見直し
- 血糖事故測定器加算の見直し→月30回以上新設
- ヘパリンナトリウム(ヒルドイド)保険給付の見直し、明確化
まとめ

診療報酬改定は、色々と面倒なことではありますが、院内の算定を見直すチャンスでもあります。特にクリニックなどの場合、周りが見えない分、現算定が正しいと思い込んでいて、今まで見過ごしてきた算定も出てくるかもしれません。
中医協の資料は診療報酬早見表同様、読みにくく、理解しにくく、面倒な文章ですが、慣れてしまえば言い回しが同じです。わかりにくい場合は、一文一文、声に出して読むとよりわかりやすいものです。私はいつも小学生の読み聞かせの宿題のように、ゆっくりと声に出して繰り返し読むようにしています。