インフルエンザ患者で残業も増える?
2月になりました。今年が始まってからあっという間の1か月でした。昨日は、業務終了後に、1月の紙レセプトを出力してからの帰宅だったので、家にたどり着いたのは9時を回っていました。
1月は始まりも5日からでしたので、レセプトの総枚数も少ないかな?と思っていたけれど、出力してみるとなんとびっくり!普段の平均レセプト量を上回っていました。残業が多かった理由もうなずけます。
原因はやはりインフルエンザ患者の急上昇。普段からの馴染みの患者様はもちろんですが、学生を中心とした新患患者の数も多く、インフルエンザの猛威を肌で感じる今日この頃です。
インフルエンザ、直近10年間の最高値に
マイナビニュースによるとインフルエンザの猛威はものすごく、1月下旬の調査で、直近10年間の最高値になったようですね。
これでは、田舎の小さなクリニックにも影響が出て当然ですよね。
今年の特徴は・・・
- A型とB型が混在している
- 熱が低くても、インフルエンザ陽性になる
- ワクチンを打っていても罹患する率が高い
「熱もないし、咳も出ないけど、なんとなくしんどいんだよね。」
「孫がインフルエンザにかかってます。」
「会社にインフルエンザの人がいます。」
そういう方に多くのインフルエンザ患者が潜んでいる可能性が多いことです。
インフルエンザキットの落とし穴
当院ではインフルエンザ検査に簡易検査キットを使用することが多いですが、通常は5分程度で結果が判明するのですが、15分ぐらい待ってようやく陽性になることも多いです。
そのため、インフルエンザの判別のために、患者様を長時間院内で待たせなければいけないというリスクがあります。
当院では、インフルエンザかな?と疑われる患者様には、インフルエンザ患者用の部屋で、待機してもらうのですが、つきそいの家族が自由に知り合いの方とおしゃべりをするために、勝手にうろうろすることも。家族がインフルエンザの場合、すでにつきそいの方も罹患している場合もあるので、病院内で広めている可能性もあるというわけです。
インフルエンザはこうして拡散する
おもしろい記事を見つけました。
風邪でも絶対に休まないおじさん
うんうんうん。とうなずける記事ですよね。確かに「俺は絶対に休めないんだ!」と電車に乗り込んでいく夫の姿と重なりました。
やはり、具合が悪いときはしっかり休むことが、自分のためにも周囲のためにも世の中のためにもなるってことです。今の時期少しでも風邪っぽいな。と思ったら、是非インフルエンザを疑って、医療機関にかかり、体調を整えることが大切ですね。
インフルエンザはスタッフの家族にもやってくる

そうは言っても、インフルエンザは患者様の問題だけでなく、働いているスタッフの家族や自分自身にも影響を及ぼします。
自分がかかるは、もちろんですが、家族がかかれば付き添いのために仕事を休まなくてはいけません。家族がかからなくても、その家族が子供の場合で、その子のクラスが学級閉鎖になれば、一人で留守番させるわけにもいかないので、結局、スタッフ自身も休まなくてはならなくなります。
少ない人数で多くの業務を余儀なくされるので、スタッフが疲弊していくのも当然ですよね。
まだまだ寒い時期が続きます。インフルエンザの猛威もまだまだ続く予感。皆さんもお体だけは十分に気を付けてくださいね。
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