診療点数早見表を使いこなそう
診療点数早見表2018年4月版発売
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診療点数早見表を使いこなそう
診療点数早見表の重要さを今更私が改めて説く必要もないでしょうが、医療事務にとって最高にして絶対不可欠な一冊と言えば、この本。診療報酬のことが、全てこの一冊に網羅されています。
弱点を挙げると、本が重たいこと(2.2㎏あります)。そして読み解くのが難しいことです。
仮に仕事場と自宅をこの本を持って毎日往復するのは、さながらダンベルを持ち歩いているようなもので、中々ハードなトレーニングです。私はそのため、診療所では診療所専用のものを使い、家では自宅専用のものを用意しています。
理解しづらい文章は、ある一定のルールさえ覚えてしまえば、使いこなしていくにつれ、慣れていくものです。
点数表の用語を理解する

まずは、Ⅰ、点数表の読解術 を読みましょう。診療点数早見表の中で使われる一定の表現について解説してあります。これを理解できたら、この本をスムーズに読みこなすことが出来ます。例えば(2)点数表上の用語の中に、「1日につき」とありますが、これは時間にすると午前0時から午後12時のこと。「主たる」とは点数の高い方を指します。まずはこの点数表の用語を理解しましょう。
緑色は新しいというサイン
字が緑色で書かれてあったり、緑の下線が引かれてあったり、数字を緑色で囲んであったりするところは、今回の改訂で新しくなった部分です。今までのところを十分理解しているとしたら、あとはこの緑部分だけをチェックしていくといいでしょう。
レセプトとカルテの記載

まとめ

例えば、「診療点数早見表 診療所内科版」「診療所外科版」「診療所皮膚科版」みたいなものが出てくれると、もっと使い勝手がよくなるのですが・・・医学通信社さんの【ご意見の欄】に今度投稿してみようかなと思っています。
それまでは仕方がないので、恒例の「マイ診療点数早見表」の2018年版の作成に取りかかりましょうか。自分の科に関わりのある部分だけをピックアップして、必要な部分をコピーして切り貼りするだけのもの。A5判のバインダーに挟み込んだら、自分専用の「診療報酬早見表」の出来上がりです。これ、意外に役に立つんですよ。切り貼りしているうちに頭の整理も出来ますし、改訂で変わらない部分はそのまま使えるのも良いところ。バインダー式なので順番の入れ替えも簡単ですしね。持ち歩いても軽いところが、自慢です。