書籍代はケチらない
診療報酬改定があるたびに我が家の本棚は、医療事務の本が増えていきます。どの本も改訂の度に少しづつ更新されているので、もったいないかなあ~と思いながらもついAmazonでポチっと購入してしまいます。最近は専門書の類もすぐにネットで購入できる時代。タイトルやレビューを参照して、「これは良さそう~値段もまあまあ。」と思うと、つい購入してしまいます。
ここまで行くと趣味の世界で、今まで一体いくら使っているのかなあ~それに見合った仕事をしているかなあ~などと考えることはしません。「本には多くの宝が眠っている」とかのウォルトディズニー氏もおっしゃっていますしね。
最近のおすすめ本 3選
私のブログ内でいつも「診療点数早見表」や「今日の治療薬」「診療報酬・完全攻略マニュアル」などのおすすめ本を掲載していますが、今日は最近私が手にした医療事務の本で「これは買って良かった!」と思える超お勧め本を紹介します。
あくまでも私が便利だなあ~、買って良かったなあ~と思っているだけですので、全員の方に役に立つという保証はありませんのでそこらへんは、ご理解のほどお読みください。
医療事務の現場で役に立つ公費説明のポイント「秀和システム社発行、医療事務総合研究会著」
この本のサブタイトルは「医療事務員のためのスキルアップノート」となっていて、【そこのところが知りたかった!】この一文にひかれて購入しました。本の内容はすべてカラーで、新人事務員が先輩事務員に聞きながら公費の説明の仕方を理解するという設定になっています。公費って説明するのが難しいじゃないですか。専門用語の羅列ばかりだし。この本はそこのところをとてもわかり易く書いていて、あくまでも患者様に説明するときの状況を想定して、具体的に書いてあるのが特徴です。特に便利だなあと思ったところは、実際に患者様から聞かれそうな内容を掲載してくれている点。「難病と診断されたらどうしたらいいの?まずどこに行けばいいの?」患者様にそう聞かれたらどう答えますか?もう、ドギマギしながら訳のわからない説明をしなくてもよくなりますよ。とにかく読みやすくて分かりやすい。まずは自分の理解のために、後輩たちを育てるために、そして患者様への説明のために、きっと役に立ちますよ。
たんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル 第5版「日経BP社発行 たんぽぽクリニック 永井康徳著」
たんぽぽ先生の在宅報酬の本を初めて手にしたのは2年前のこと。在宅報酬が苦手で出来るだけ分かりやすく書いてある本はないかと、探し回って見つけたのがこの本です。専門書にも関わらず、イラストや図を随所にいれてあり、改定箇所は色をつけて分かりやすくしてあって初心者でも理解できるように工夫が施してあるのが最大の魅力。正直、初心者にはどんなに簡単に書いてあっても在宅報酬は難しいもの。最初は難しくても、この本を何度も読んでじっくり勉強してみてください。驚くほど自分の在宅報酬の知識が上がりますよ。本の端から端まで捨てるところがないくらい、役に立つ情報満載です。
世界一役に立つ 介護保険の本「講談社発行、東田勉著」
医療事務を勉強していると、介護保険が絡んでくることってありませんか?訪問看護ステーションから連絡が来たり、ケアマネが患者様と一緒に来院されたり。医療は介護とは切っても切れない重要な知識です。仕事を離れても介護はどの家庭でも訪れる身につまされる現実。介護保険を知っていて損になることは一つもないはずです。まずは介護保険を知りたい!そう思って探したのがこの本です。なんたって「世界一役に立つ」とまで言い切っているのが、素敵じゃないですか。なかなかここまで言えるもんじゃないですよね。この本は介護保険の今だけでなく、今までの経緯まで説明してあるので、社会的背景から理解することが出来ます。介護保険の解説書は実は本屋さんには、多数並んでいてどの本を買うべきか悩むもの。迷ったらこの1冊。手に取ってみてください。
まとめ
私は昔から図書館が大好きです。用のないときにはぶらっと図書館で一日過ごします。一人で過ごす雨の日の平日の図書館は最高に贅沢なひと時。
医療事務系の本は仕事ですのでよく読みますが、基本的に小説が大好きです。特に芥川賞とか直木賞とか本屋大賞とか話題になった本は読みたい主義。全て本屋さんで購入していたら大変な額になりますので、お気に入りの作家以外は図書館で借りることにしています。でもこれらの本は大勢の人に人気があるので、予約して3か月後にようやく読めるなんてことも。今は、直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を読んでいます。本なのにピアノの音が聞こえてくるような不思議な感覚。皆さんはもう読みましたか?
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