台風接近
明日、四国、近畿地方を中心に大型台風が接近しています。最近は台風の接近と共に、各鉄道会社から前もって運休が伝えられるようになったり、ニュースで頻繁に避難を促したり、事態が深刻化しないように配慮がなされていますよね。
今朝、院長から突然話しがあり、「急遽、明日一日休診とすることに決定しました。」とのこと。今まで台風が来ようと、大雪が降ろうと、休診になることは無かったので、スタッフ一同「え!」っという感じ。
さあ、そこからが大変です。当院では4分の3が予約患者様なので、全員に連絡をいれなくてはいけません。通常勤務をしながら全員の予約患者様に電話をするのは、結構大変なこと。慌てて、パートさんを一人呼び出して電話連絡スタートです。
電話連絡にも限界あり
患者様のカルテで連絡先を確認してみると、大体が自宅の電話が登録されています。その自宅に電話をかけてみたところ、どの患者様にも繋がらず、いきなり滅入ってしまいました。
たまに電話が繋がっても、患者様の大半は高齢者なので耳が遠かったり、話が通じなかったり。「明日が休診であることを理解して頂き、薬が切れていないか確認し、必要があれば次の予約を取り直す。」たったそれだけのことに一人10分から15分程度かかってしまいます。中には家族に確認しないとわからない。残薬がどのぐらいかわからない。という方も大勢で話がちっとも前に進まないのです。
それでもまだ電話が繋がった方はまだ良い方で、全く電話をかけても出られない場合も多く、携帯がある場合も高齢者の場合、携帯を持ち歩いていないのか、全く電話に出ない方も多く、家族の携帯番号を把握しておくべきだと、強く思いました。
奥の手
やっと8割方の患者様と電話が繋がった頃は夕方でした。しかし何度電話をかけてもやはり出ない方もいらっしゃって、さてどうしたものか?と思案していたところ、一人のスタッフがグッドアイディアを提案してくれました。
高齢者の場合、訪問看護が関わっている場合も多く、訪問看護さんに連絡をして家族の携帯または居場所に連絡してもらうのはどうか、と。
作戦は成功し、全員に連絡がついたころには、夜の7時を過ぎていました。
通常業務と電話連絡。おまけに台風を危惧して今日は臨時の患者様も多くみえて、今日はどのスタッフも終わるころにはグッタリ。
若い方ならメールで連絡など、他にも手があるのでしょうが、高齢者でおまけに一人暮らしなどの場合、本当に連絡がつきにくいものです。今後に備えて何かよい連絡方法を確保するべきかなと思いました。
まとめ
電話連絡をしていて思ったことは、患者様の伝えてくれた番号が時に間違っていることもあるということ、または携帯などは番号が変わったのか「現在使われておりません。」とアナウンスがある場合も。患者様の連絡先は、形式上カルテに自宅のみを記載していましたが、やはりこれからは自宅、携帯、家族の携帯、またはメールなど、聞いておくほうが便利ですね。高齢者の場合は、訪問看護の把握も重要です。
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