誕生日会に招待されました
私は、毎週1回、外国人に日本語を教えるボランティアをしています。今は、地元の企業に研修生として派遣されているベトナム人の青年に日本語を教えているところです。既に3年間、日本に滞在している彼は流ちょうな日本語を話しますが、日本語検定に合格すると、ベトナムに帰ってからも仕事の幅が広がるらしく、必死で勉強しています。私は、そのお手伝いをしているという訳です。
先日、彼の誕生日に、友達が沢山集まるので、先生も是非、ベトナム料理を食べに来てと熱心に誘われて、誕生日会に行ってきました。
彼のマンションに着くと、そこには靴の置き場のないぐらい多くのベトナム人の若者達が。どの子も(私からするとみんな私の子供たちと同世代)皆、素直で控えめな若者たち。習いたての日本語で一生懸命に話をしてくれます。台所に案内してもらうと、みんなでベトナム料理を作っている様子。私も早速お手伝いさせてもらいました。

- ベトナム揚げ春巻き
- フォー
- ソイ
- エビとレモングラスの蒸し焼き
- チェー
等々。私にはどれもこれも初めて見るものばかり。すべての料理を手作りしていました。男女を問わず、どの子も上手に包丁を扱い、調理をしているのにはびっくり。聞くと、ベトナムの家庭では、小学校高学年にもなると、両親が働いているので、料理や家の事は子供たちがするのが当たり前だとか。フォーのスープを牛骨から取り、チェーに入っているタピオカ風のものまで、片栗粉で手作りしている。初めてみるベトナムのナンプラーやライスペーパー。どこで買ったのか聞いてみると、大抵の食材は、地元の業務スーパーで手に入るそうです。週末に皆で自転車でまとめ買いをして、冷蔵庫にストックしておくそうです。ベトナム人は多くの野菜を食べるのが普通らしく、冷蔵庫には溢れんばかりの野菜が詰め込まれていました。
ベトナム料理の数々
- ベトナム揚げ春巻き(豚のひき肉、きくらげ、ニンジン、ビーフン等に卵を入れて、よくコネ、餃子の具のようなものを作り、ライスペーパーに包んで揚げます。ナンプラーをつけて頂きます。)

- フォー(牛骨から取ったスープをフォーにたっぷり注ぎ、牛肉、パクチーをトッピングして頂きます。)

- エビとレモングラスの蒸し焼き(エビにレモングラスを載せて、蒸し焼きにします。)

- ソイ(日本のおこわのようなもの。黄色いのは大豆でした。)

- チェー(ベトナムのデザート。下から、小豆の煮たもの(あんこより甘くないです)、コーン、ピーナッツ、タピオカ風のカタクリ団子、大豆、ココナッツ、その上にシロップ、氷を砕いてのせて、混ぜ合わせて頂きます。)

まとめ
初めて頂くベトナムの家庭料理でしたが、どれも美味しく頂きました。最後にみんなでベトナムのハッピーバースデーの曲をかけて、何度も乾杯するのですが、その曲の大音量にはびっくり。さすがにここは日本だから、近所の人に迷惑だから、音を小さくするよう注意しましたが。
余談ですが、ベトナムの若者たちにどうして日本に来たのか聞いてみたところ、日本に来るとかなり儲かると思っていたようです。でも実際の彼らの給料は、同年齢の日本人に比べるとかなり少ない。理想と現実のギャップに戸惑いながらも、その少ない給料のほとんどを家族に仕送りしているらしいです。最近では介護業界からの求人も多く、今後の日本の高齢化社会を支えるのが、こういった外国人の方々ばかりになるのかもなあ~と感じました。
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