インフルエンザワクチン2018年事情は
今年もインフルエンザワクチンの時期がやってまいりました。新聞各紙でも、インフルエンザワクチンのニュースがちらほらと掲載しはじめています。去年は供給不足で患者様への案内が大変であったことを、思い出したところです。
どうもこのニュースを読むと、今年は昨年のような「ワクチン不足」はないように十分足りる量を準備しているようですが・・・
- あくまでも「適切使用」が前提
- 13歳以上の人には1回接種を周知
- 大幅納入を「厳に慎むよう」
昨年度、適切な使い方がなされずに、一部の医療機関、地域での偏りがあったのも事実。しかしながら、医療機関にとっても、患者様の要望に十分応えてあげるには、ワクチンを確保したいのも本音。(またこれはオフレコですが、インフルエンザ接種は医療機関の懐を温かくするのも事実)。という訳で、今年もなんだか雲行きが怪しそうですね。希望者全員に滞りなく、ワクチン接種できると良いのですが。
インフルエンザワクチン予約開始
てなわけで、当院でも本日よりインフルエンザワクチンの予約を開始致しました。予約にしているのは、発注の本数管理のため。厚労省が言う「適切使用」、過剰発注を避けるために、決まった人数を把握するためです。
お陰で受付仕事が混雑し、大変でした。インフルエンザワクチン予約のポスターを掲示したとたん、患者様からの質問、予約が殺到し、普段の受付事務プラス、ワクチン関連の説明で、大わらわ。日程を決めて、予約表に記入し、問診表を渡すだけなのですが、ひと手間かかるものです。終わった頃にはなんだかグッタリしてしまいました。
ワクチン接種前に準備する項目
- インフルエンザワクチン接種日を決める(当院では、インフルエンザワクチン特別外来を週2日午前のみ、通常外来とは別に、応援医師を依頼します。当院通院患者様は予約診察日に同時にインフルエンザ接種をします。)
- 予約枠を設ける(インフルエンザを希望する方には、問診票を手渡すと同時に接種日を決めてもらいます。インフルエンザを希望した方には、予約を取って頂き、予約票を配布すると同時に院内でのインフルエンザワクチン本数を把握します。予約本数をみながら、インフルエンザワクチンの発注をします。)
- 問診票、説明書を準備する(市町村からインフルエンザ問診票、説明書が届くのは毎年接種日直前です。届いたと同時に、全員で問診票、説明書、接種シールをセットします。)
- 電子カルテの自費項目に今年のインフルエンザ費用を追加する(電子カルテに入力するための自費項目をセット項目にする作業です。)
- インフルエンザ予約要領を決める(電話受付と来院受付の両方で対応します。予約時に氏名、生年月日、住所、電話番号を確認します。高齢者でも住所によっては、当院では無料にならない場合もあります。毎年数名、住所が遠方にもかかわらず、事情で近隣に住んでいる高齢者が来院し、ワクチンを接種した後、現住所と住民票住所が違うことに気付き、自費で頂く事例が発生しています。)
- ワクチン接種時の対応の流れをスタッフ全員でシュミレーションする(受付➡問診票記載➡体温測定➡診察➡接種➡会計)診察とは別室で行われるバージョン、診察中に同時に打つバージョン、2パターンでシュミレーションします。
- 接種後、市町村への請求事務方法の確認
結構、することが多いです。
まとめ
このシーズンが始まると、まずはスタッフからワクチン開始。私は注射の後がいつもパンパンに腫れるので本音は受けたくないのですが、無料ですし、仕事の一貫ですし、仕方なくワクチン接種をします。今までワクチンを受けてもインフルエンザにかかったことが2回もあるので、正直気がすすまないのですが。
ワクチンを受けると、インフルエンザにかかったとしても軽くなるとは言われていますが本当のところはどうなんでしょう。
私の夫は、一度もインフルエンザワクチンを受けたことが無いのに、インフルエンザにかかったことがないのが自慢。かかりにくい人っているんですよね。
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