介護割引について
学会休み
今日から、院長先生が学会のため、休診となり、スタッフには嬉しい四日間の連続休暇です。毎回、学会休みには何をしよう、何処行こうと迷うのですが、やはり九州に住む独り住まいの父の顔を見に行くことにしました。このブログでも何度も登場させていますが、私の父は92歳で高齢者サービス付住宅に独り住まいをしています。最近、当たり前ですが歳も歳ですし、少し痩せて以前のように元気が無いとの姉の話もあり、少し心配です。
ということで、今日は九州へ向かう新幹線の中からのブログです。
高齢者の診察
クリニックに診察に来る患者様は、7割方、後期高齢者です。もちろん現役さながらお元気な方も沢山いらっしゃいますが、一番困るのは、認知症や難聴で話しが通じない方です。医学的な話は勿論、保険証不携帯、予約間違いなど、折角受診されてもご理解が得られないまま、お帰りになられるのはなんとも辛いもの。そういう場合には、メモで次はご家族と来院してもらうよう伝えたり、その場でご家族の電話番号がわかれば直接電話して状況を伝えたりしています。
本当は毎回、ご家族と来院して頂きたいところですが、家族間の問題もあり、中々、改善されない場合も多いです。地方の三世代同居が多い地域でもこうなのですから、中央に行けば行くほど、高齢者の独居も増え、他のクリニックさんは、どうされているのかなといつも思っています。
スタッフ側から見ると、「あんなお年寄りを一人で診察に行かせるなんて。誰か付き添ってあげればいいのに。」なんて、思ってしまいますが、当の私こそ、高齢で難聴の父をいつも放ったらかしにして、どれだけ、父の通うクリニックに迷惑をかけているのかなと思うと胸が痛みます。父が時々、電話で「この前もらった新しい薬を飲んでから調子が悪い。」などと聞くと、やはり主治医と上手く話しが通じていないのでは。と心配になります。
今回は、父の顔を見舞うと共に、一緒に父の通うクリニックにも受診しようと思っています。何か手土産を持参して。
医療機関によっては受け取って頂けない場合もあるかもですが、皆さまのクリニックではそういう場合どうされてますか?お菓子なら受取りますか?中にはこっそりと先生に何やらお札台の封筒を手渡す方もいらっしゃいますが、そういう時には見て見ぬフリ。なんてこともありますかね。
介護割引
家族側から言わせてもらうと、遠方に住んでいる父が心配なのは、当然なのですが、やはり交通費のこともあり、中々訪れることが出来ないのも事実です。
私の場合、新幹線で移動することが多いのですが、私の所から父の所まで、往復するだけで、25000円はかかります。そこにホテル代を乗せると結構な金額になるのです。姉と話し合いをして、お互い順番に訪問しているのですが、それでも年間にすると25万から30万はかかっているようです。まだ大学生の子供もいますし、家のローンもある。医療事務なんて安月給だし。と、やりくりには結構苦労しています。夫にもかかりすぎじゃない?なんてチクリと言われると、喧嘩の原因になることも。(私は夫の両親と同居しているのに。私の親には冷たいんじゃない!)
有給は腐る程余っているので、使えるのですがやはり先立つものが無いと。というのがホンネ。そんなことを友達に愚痴っていたら、良いことを聞きました。
なんと、飛行機だと介護割引なるものがあるというのです。
調べてみると・・・
JALやANAで介護割引と検索すると、確かにありました。
ちなみにJALでは、JALマイレージバンク(JMB/JALカード)への入会が必要なようですが、介護を必要とされる方の「二親等以内の親族の方」と「配偶者の兄弟姉妹の配偶者」ならびに「子の配偶者の父母」を対象。「介護帰省割引」の適用範囲ご利用区間について「介護をする方」と「介護を必要とされる方」の居住地の最寄の空港を結ぶ一路線限定と、なっていました。
これを利用出来れば、約35%の割引になります。しかしながら、介護保険を受けられる方のみのサービス。私の父の場合、まだ介護保険を受けられる状態にないため、今の段階ではまだ利用できないようです。その上、私と父の路線では新幹線の方が便利なので、JRでも何か介護割引なる制度が出来てくれればと切に願います。
まとめ
そろそろ、父の待つ小倉へ新幹線は到着しそうです。家を出るときは雨模様でしたが、こちらは雨も上がって、よかったです。今回の父へのお土産はなんと2冊の古い本。父から以前に、初めて親に買ってもらった大切な本の思い出話を聞いて、是非探し出してプレゼントしたいと思い、ネットや古本屋を探し回ってやっと見つけた本です。数学の好きだった父に、当時戦中で充分には勉強出来ない父に両親が買い与えてくれた2冊の本。「幾何のあたま」「代数のあたま」喜んでくれるといいのですが。
