5年も同じ診療所に勤めていると、時々無性に嫌になる時がある。
メンバーも同じイコール、力関係も同じ。院長がいて看護師がいて、最下位に事務。そう。いつだって事務は最下位。表向きは上手くいってるよ。でもそれは事務が看護師をちゃんとリスペクトしてるから。
仕事も5年もくれると、マンネリ化。同じ診療所なんだから、規模が大きくなるわけでなし、常にルーティンの繰り返し。そのルーティンを如何にミスなく、効率よく、最大限の努力をしているけど、功績を称えられるような事はないよね。
メンバーが変わらないってことは、人間関係がうまくいってるってこと。喜ばなきゃね。でもね。違うんだよね。新しい風が吹かないところって、中の人間も何にも成長出来ないってことなんだ。成長もなく、後退もなく。それって幸せなことなんだろうか。
診療所勤めって、部署替えとか担当替えとかってあり得ない。いつも同じ仕事、同じ担当。診療報酬を勉強してきたのに、同じ算定ばっかり。飽きちゃうよ。2年ごとの診療報酬改定の春。その時期だけが、少し刺激的。その時だけは生きてる!って感じがする。
あとね。診療所って午前診と午後診療の間に無駄に長い昼休みがあってね。あれって勿論給料が発生してないわけ。みんな家に帰ったり、ダラダラランチしてみたり。好きなように時間を使えるのはいいけれど、朝から夜まで無性に長く拘束時間があって、一日がとにかく長いんだよね。働き方改革なんて、診療所ではあり得ないね。どうせ終わるのは夜だもん。
診療所勤めで1番大切なことは、院長に気に入られること。べつに特別仕事が出来なくてもいいのよ。院長好みの性格になって、院長好みの外見で、そう。気に入られさえすれば、それだけで大きな顔してられる。もちろん、院長夫人にも気に入られなきゃダメだけどね。
じゃあ、そんなに不満ならなんでその診療所にいるのよ!って?それはね。お金。給料がほんの少し他のところよりいいんだよね。もうそこだけ。最近は院長の顔が札束にしか見えないって感じ。今は生活のため、割り切って生きるしかないかな。
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