初診料の減点
納得のいかないレセプトが減点されて戻ってきました。
〈病名〉高血圧症 病名開始日:2019/10/1
〈内容〉
初診料: 282点×1 初診日:2019/10/1
処方箋料:68点×1
特 処:18点×1
(アムロジン錠2.5㎎ 1T×14)
「このレセプトをなんで減点???」なんと、初診料が再診料に減点されて戻ってきたのです。
この患者さん、確かに4か月前にも受診歴があり、同薬が処方されていたのですが、その後一切受診なし。病名も3か月を経たところで、中止になっていました。薬を飲みきり中止し、その後一切来院のない患者様で、最終来院から3か月を超えていたこともあり、この日は初診で算定したのです。
「そのどこがいけないのよー」と抗議の声を上げる前にまずは初診料の基本を見直してみることにしました。
【保医発通知「初診料算定の原則」より】
患者が任意に診療を中止し、1月以上経過した後、再び同一の保険医療機関において診療を受ける場合には、その診療が同一病名または同一症状であっても、その際の診療は、初診として取り扱う
「よしよし間違いない。初診料を取ってもいいケースだわ。」そう確信したので堂々と国保連合会に電話をしてみました。数日経って返事がかかってきて、どうも間違いであったとのこと。返金されることになりました。
料理も基本が大切
話は変わりますが、私は美味しいおでんが作れません。ほかの料理はまあまあ家族からも好評なのですが、なぜかおでんだけは、あまり美味しくないと不評なのです。おでんの素を使っても、つゆの素など色々な種類を試したりしても、どうも不評。私には美味しいおでんは作れないわ。とあきらめかけたその時でした。本屋を何気に歩いていると、飛び込んできたこの本!「あ!これだ!今度こそ美味しいおでんを作りたい。」と思い早速購入しました。
料理の味付けは勘と経験で適当に作っていた今までの私をかなぐり捨てて、この本と同じ量、材料で作ってみることにしました。
まずは、昆布だし、鶏がらスープ。今まで顆粒のほんだしやつゆの素を使っていた私。初めてだし取りに挑戦です。枝元なほみさんの言う通りに、昆布と鰹節での出しづくり。簡単ですがひと手間かかります。初めて作った昆布だしの透き通るようなうま味。薄味の中に上品な味わい。
煮込むための材料の下ごしらえ。大根の下茹で、こんにゃくのあく抜き、練り物の油抜き。一つ一つ手間をかけて作っていきます。
すると、なんということか、すっごくすっごく美味しいおでんが出来上がりました!自分でも感動、さらに家族からも大絶賛。
なんで今までこうやって作って来なかったんだろう。日本料理の出しづくりに初めて目覚めて感動した私です。
まとめ
当たり前ですが、料理も仕事もすべて基本が大切なんですね。慣れっこになるとスピードは上がりますが、一方手抜きも覚え、大切な何かを忘れてしまうということでしょうか。改めて考えなおさせられた出来事でした。美味しいおでんが食べたい方はぜひこの一冊を手に取ってみてくださいね。どれもこれも本当に美味しいです。
スポンサーサイト