診療所のコロナ対策
コロナ対策
私の住んでいる片田舎にもコロナウイルスが忍び寄ってきました。世間ではスポーツが中止となり、イベントが中止となり、果ては東京オリンピックまで危うい状況。海外、国内共々旅行業界大打撃、世界的な株価暴落、外食産業低迷、コロナウイルスの影響は留まることを知りません。
2020の診療報酬改定も説明会の中止の嵐。病院内の院内感染など、医療崩壊が起きるのも現実になるかもしれません。
小さな診療所にとって、もし万が一のコロナウイルスによる院内感染があっては、診療停止など死活問題になる可能性もあります。
みなさんのところでは、どういう対策をしていますか?見えないウイルスとの戦いをどのようにされていますか?
外来患者激減
いつも年配の方々で大賑わいの外来待合室。最近はすっかり患者数が減りました。世間のニュースを聞いて、受診することを躊躇っている方も多いのだと思います。
- 「今日は、くすりだけもらって、すぐ帰るよ。」
- 「電話で診察してもらえないかなあ?」
- 「病院行くのが恐くて。」
いつもなら気軽に手軽に医療相談に訪れていた軽症患者様がめっきりと減りました。患者様の不安を取り除くためにこんな取り組みをしています。
- 待合室の椅子の配置を全員前を向いて座る配置に変更、椅子と椅子の距離を取る
- 風邪症状のある方全員、駐車場の車内での待機を依頼。電話で問診受付を行う
- 風邪の患者様には、ドクター、ナースはウイルス防護服、防護ゴーグル、マスク、ゴム手袋着用で診察をする
- 診察後、普通の風邪であっても、症状が続くようなら、保健所に連絡する旨を書いた紙を渡す
- 最終、風邪の患者様の診察料を受取りに事務員が患者様の車まで向かうが、(クルマの窓は数センチ開けるだけにしてもらう)手渡されたお金はその場でアルコール消毒する
- 患者様が帰られた後、院内の導線をアルコール消毒する
休憩時間
院長命により、院内に入るのと同時にスタッフ全員マスクを、着用しますが、午前午後の診察の合間の休憩時間も、それぞれ別々に休憩を取っています。
- 家に帰るもよし
- 院内小部屋で1人過ごすもよし
- 自分の車の中で昼寝するもよし
とにかく近距離でマスクをはずして、ランチしながら和気藹々なんて言語道断!仕事以外で全くコミュニケーションすら取れなくなりました。こんなことを続けていたら、人間関係も冷ややかになっていきそうですが。
まとめ
ここまでやるのって、やりすぎ?!と、最初は思っていましたが、スタッフが感染して万が一患者様に移してしまったら、本当に大変なことです。完璧なほどの対処をしても潜り抜けてくる強いウイルスですからね。
3月は本当は私は、東京マラソン、九州旅行、ベトナム旅行と楽しいことを沢山計画していたのですが、全て中止となりました。毎日、ただ仕事場と家との往復のみ。週末も外食を避けて、家ごはんにしています。始めたばかりの投資信託が見事にだだ下がり。バブル期、リーマンショック以来の衝撃です。ここが我慢の時なんでしょうがね。
出口の見えないウイルスの恐怖が1日も早くなくなりますように。