2020診療点数早見表
4月5月は、コロナ禍でどこぞに吹っ飛んでしまった2020年診療報酬改定でした。新しい診療点数早見表はみなさま、もう購入されたでしょうか。毎年毎年分厚く重くなっていく「診療点数早見表」。今回私はまだ購入していません。いつもなら予約してまで手に入れるのですが、今年は先に変更部分だけを掲載した診療報酬BASIC点数表2020を購入したため、躊躇していました(二重に重なる部分があるため)。また職場には保険医協会から届いた保険診療便覧(これは医学通信社協力編集のもので、ほとんど「診療点数早見表」と同等です)もありますので、それを見てから必要なら自分用にも購入しようと思っていたのです。
さて職場にある本をパラパラと開いてみると、なんとまず目に飛び込んできたのが「新型コロナウイルス感染症」に関わる内容が数十ページ!緑の色で(緑は新しい項目という意)ずらっと書き綴ってあります。
- 外出自粛者の診療
- 臨時的取扱い
- 施設基準
- 診療報酬の取り扱い等々
この先もコロナの行く末によっては、中止されたり変更されたりする部分があるのでしょうかね。今後も注意深く見ていきたいと思います。
レセプトコード
今回の改定はあまり大きな改定はなかったものの、私なりに感じたところでは、レセプトコード(電算コード)が大幅に増えたなあと思いました。レセプトコードの欄は巻末近くの診療報酬請求書・明細書の記載要領の部分にあります。2年前のレセプトコードもややこしいなと思ったのですが、この度そのコードが増えていました。その一部がこれ。
在宅時医学総合管理料の算定に、該当する状態を(要介護3など)レセプトコードで入力したり、在宅誘の指導管理料酸素飽和度をいれたりなど。今までももちろん入れていた内容のものも、レセプトコードとして個別にその番号で入力するようにまでは、強制されていなかったので大きな変化です。電子カルテを使っているその機器により、かなり入力の仕様にも違いがあるでしょうが、なんだか面倒なことになってきました。
一つ一つの算定項目にレセプトコードがつくということは、国が管理をしようとしている意味。すべてコード化し統計を取って、今後の日本の医療に大きく貢献してくれれば、良いのですが・・・
ちなみにこちら、まだ猶予期間が定められているので、本格的に導入しなければならないのは10月からとなっています。今のうちにしっかり自分のところで頻出する算定項目を調べておいた方がいいかもですね。
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