出勤一週間の停止命令
症状:微熱(37.0)体のだるさ
「ふーん。そうなの。パブロンでも飲んどく?」
普段ならそれで終了。ってとこですが、この時代、コロナを否定せずして風邪とあらず!と医療関係者の端くれである私はそう思いまして、念のため近くの発熱外来を受診させました。
結果は陰性。「やっぱりな。まぁ良かった。」
それで終わりのはずだったのですか、勤め先のクリニックの院長に報告したところ、わ・た・しの一週間出勤停止の命が下されました。
「え!一週間!陰性だったんだよ!まじでか。」心の声
よーくわかってますよ。陰性でもその後に陽性になることもありますしね。その家族なら濃厚接触者扱いとして要注意なのも、医療関係者の端くれの私だって、知ってますよ。
でもね。夫はその後、すぐに回復。仕事にも復帰しました。そりゃただの風邪だったんですから。
何故か私だけが、そうまだ出勤停止中で(もちろん有給扱いですが)家でゴロゴロしております。
「折角の休みだ!どっか行こう!」なんて勿論できる世の中じゃないし、やることなさ過ぎて、今日発表される芥川賞直木賞候補の本をメルカリで購入して(メルカリ なら外に出ずして家のポストに届きますので)読み漁ってます。
さて、誰が取るかなぁ。
個人的には芥川賞には宇佐美りんさんの「推し燃ゆ」か尾崎世界観さんの「母影」。直木賞では西條奈加さんの「心淋川」か芹沢央さんの「汚れた手をそこで拭かない」を推しています。もちろん話題の加藤シゲアキさんの「オルタネート」も素晴らしかったんですが、少し現代風の話題と若者感覚のテンポの速さにおばちゃんはついていけなくて。
兎にも角にもコロナの恐ろしさを身をもって知ったこの一週間。無症状だったり、風邪かなと世間に広まって、PCRをするのはごく一部の意識ある人だけで、PCRが出来て、たとえただの風邪だとわかっても周りの人間も社会活動を停止させられる。世界の人々の命と経済活動も蝕んでいく末恐ろしいコロナ。
皆様も充分お気をつけ下さいませ。