裏技シリーズ(医師事務作業補助者)
今日は医師事務作業補助者業務の裏技をお教えしますね。
医師の本質を知る
医師は学生時代から難しい勉強を努力をして、つかみ取った職業です。小さい時から頭は良かったタイプだとは思いますが、受験勉強をガムシャラに頑張って何浪もして医学部に入った人も多いと思います。その後、みんなに「先生、先生」と持ち上げられているのですから、プライドの塊と言ってもいいかもしれません。しかし、その中にあっても、総合病院などでは所詮サラリーマン社会と同じ。上下や序列の世界で悔しい思いや、プライドを傷つけられることもあるでしょう。自分は本当は偉いのに、なんでこんな不遇な目に合うんだって思ってる医師にこそ、この裏技が効くのです。
①褒めて褒めて褒めまくれ!
②間接的に褒める!
①よりも効果的なのが、実はこれ!誰かから聞いたとか、患者様が噂をしていたという風に、間接的に担当医師を褒めましょう。
「昨日の○○さん(患者様)、診察後にこっそり話してらっしゃったんですが、この病院には先生がいらっしゃるから遠くても通院して来られているんですって。」
「副院長がこの前来られて、『○○先生(担当医師)は、他の先生とは違ってよくやってくれるんだよ。いつも嫌がらずに救急担当を引き受けてくれて、本当に信頼してるんだ』っておっしゃってましたよ。」
など。○○さんから聞いたんだけどね~は、本当によく効きます。効果絶大です!
③担当医師の誕生日、趣味、家族構成をは絶対に頭に入れておく!
誕生日には必ずおめでとうを言いましょう。さりげなく「先生、今日はお誕生びですよね。おめでとうございます。」こっそり言う。ここがポイントです!
旅行が趣味なら、医師が行ったことがある。これから行くであろう場所についてとことん調べておいて、旅行の話になったらさりげなく「先生○○(場所)はどうでしたか?△△の□□は美味しかったですか?」とこちらは何もわからないという態度で、聞き役に回りましょう。喜んで話してくれるはずです。
「○○ちゃん(医師の子供)の運動会そろそろですよね。今年も晴れるといいですね。」など必ず名前と年齢を覚えておいて話題に使いましょう。子供の名前まで覚えていてくれるのは、うれしく感じるはずです。
④医師が疲れている時こそ、信頼を得るチャンス!
医師だって普通の人間、疲れる時もあれば、不機嫌な時もある。そんな時こそ、さりげなく声をかけましょう。「昨日の手術、大変だったんですね。今日もそのまま外来に入られているんですよね。少しは睡眠、取れましたか?お食事は召し上がりましたか?何かお持ち致しましょうか。」「今日は顔色が優れませんが、お体大丈夫ですか?」など、これもさりげなく、優しく声掛けをしましょう。弱っている時がチャンスです!
⑤医師のスケジュールを把握しておく
医師事務作業補助者は医療秘書ではないので、本来診察室の業務に没頭すればいいのですが、あえて私は担当医師専用のスケジュール帳を作り、毎日の医師の予定を記入しています。医師の外来が終わったあとに、何時に医師会に行くとか、夜は○○病院の院長の接待とか、知りうる限りの情報は常に手にいれて、メモしておきます。医師の一日のスケジュールが分かれば、「今日は講演会がある日ですよね。頑張って下さいね。」などさりげなくエールを送ることが出来ます。そのうち自分でスケジュールを管理するより楽だと思わせ、明日の午後の会議は何時だっけ?なんて聞いてくるかもしれません。そうなったら信頼を勝ち取った証です。
まとめ

医師とのコミュニケーションが十分にとれるようになると自然と本来の業務もスムーズに運ぶことが出来るようになります。多少仕事でへまをしても、常日頃からの信頼関係があれば、本来怒られるところもうまくすり抜けられるはず。そのために褒めることが一番重要。さりげなく褒めて褒めて褒めちぎる。そう、あくまでも、さりげなくがポイントです。