
診療点数早見表って、医療事務には必要不可欠ですよね。でもどうして難しく書いてあるんでしょう。ここではもっと簡単にわかりやすく解説します。 以前に在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料についてまとめてあります。そちらもご覧下さい。➡
在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料
(ASV)と(CPAP)とは
ASV療法 患者の呼吸に合わせて陽圧を変動し、空気を送り込むもの
CPAP療法 一定の強さの空気を常に送り込むもの
算定の原則
在宅持続陽圧呼吸療法を行っている入院外の患者に対して、在宅持続陽圧呼吸療法用治療器を使用した場合に3月に3回に限り、在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の所定点数に加算する。
ASVを使用した場合 3750点
CPAPを使用した場合 1100点
指示書
ASV
CPAP
レセプト「摘要」欄の書き方 例
ASV
- 初回実施日:2012年3月3日
- 無呼吸低呼吸指数:脳波を含めた詳細なPSGで20.49
- 睡眠ポリグラフィー所見:重度閉そく性睡眠時無呼吸症候群 検査実施日2012年1月3日
- 自覚症状等の所見:CPAPの導入により夜間の熟睡が可能となった。ASVによりさらに症状は改善。
- (継続理由):上記自覚症状の改善により日常生活の質の向上のため、2か月を超え継続している。
6. (算定根拠):睡眠時に呼吸不全が出現しており、ポリソムノグラフの所見において夜間から早朝への無呼吸状態が長く持続する。ASVの装着開始によりこれらの症状は消滅したため、継続使用。(ASV療法実施開始日:2012年4月3日)
CPAP
- 初回実施日:2012年3月3日
- 無呼吸低呼吸指数:56.1
- 睡眠ポリグラフィー所見:重度閉そく性睡眠時無呼吸症候群
- 検査実施日:2012年1月3日
- 自覚症状等の所見:CPAP導入により昼間の眠気の改善、夜間熟睡が可能となった
- 継続理由:上記自覚症状の改善により日常生活の質の向上が見受けられたため2か月を超えて継続している
まとめ
以前に在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料について書きましたが、今日はその続き。レセプトでの漏れのないよう復習を兼ねてまとめてみました。
レセプト真っ只中ではありますが、軽く近所をジョギングしてきました。雨上がりの空と緑がとても目に鮮やかで気持ちよかったです。
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