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レセプト摘要欄の変更事項(特別訪問看護指示加算)

レセプト摘要欄の変更事項について


今日は、残業ですっかり遅くなってしまいました。少し早めですが、4月分の紙レセプトを出力して、レセプト点検を始めました。今回はいつもより気を付けるべき点も多く、点検にも時間がかかります。

さて、前回からレセプト摘要欄の変更事項についてアップしていますが、このブログは厚生労働省の【「診療報酬請求書等の記載要領について」等の一部改正について】平成30年3月26日 保医発0326号 別表Ⅰ→診療報酬明細書の「摘要」欄への記載事項等一覧(医科)を参考に書いています。

C007 特別訪問指示料の特別訪問看護指示加算


医師が書く書類の中でよく見かけるのが、訪問看護指示書です。頻回な訪問が必要になった時に出されるのがこの特別訪問看護指示加算です。点数は従来据え置きのまま100点ですが、一部レセプト記載が変更になっています。

算定については、従来と考え方は変わっていませんので、内容についてはこちらを参考にしてください。→特別訪問看護指示加算



レセプト記載事項



  • 算定日

  • 頻回の指定訪問看護を行う必要性を認めた理由として、(該当するものを選択)

  • なお「その他」を選択した場合は具体的な理由を記載する。





電算処理システム用コード


該当するものを選択→とありますが、選択肢は、以下の通り。こちらに電算処理システム用コードが指示されています。


  • 急性増悪

  • 終末期

  • 退院直後

  • その他  「その他」を選択した場合は具体的な理由を記載する。




まとめ


今までは自由に理由をコメントしていたところが、統一化されたということですね。選択するだけですので、簡単になった感じもしますが、政府に統率された感じもします。

最近のニュースで2020年頃からマイナンバーを保険証の代わりに使えるようになるとも。国家に住所から税金、医療まで全てを管理されるのですね。全国民に番号がつけられて統率されているなんて、AIも人間も同じアンドロイドです。



レセプト摘要欄の変更事項(特定薬剤治療管理料1)

レセプト摘要欄


診療報酬改定で新点数が出たり、点数が変わったり。今回のレセプトはいつもよりも、特に注意を配ってチェックする必要がありますね。

私もいつものレセプトチェックに加えて、今回から新たに必要となったチェック事項をチェックしているところです。(チェック、チェックとわかりにくい日本語ですね~

その中でも特に注意している点は、摘要欄への記載です。今回から新たに変更になったレセプト摘要欄について今日はお話します。




B001の2 特定薬剤治療管理料1


今回の改正で、摘要欄に記載が必要な項目のうち一部について、「厚生労働省が定めた定型文を記載すること」と変更されました。

そのうちの一つが、特定薬剤治療管理料1です。




改正前


改正前は、特定薬剤治療管理料を算定した場合、「血中濃度を測定している薬剤名を記載すること」となっていましたので、レセプトには、


  • (13)特定薬剤治療管理料 開始日2014/3/1 エクセグラン錠100㎎ 470×1


のように記載していました。




改正後


改正後は、「該当するものを選択して記載すること」と変更されましたので、以下の中から選択して記載する必要があります。


  • (イ)心疾患患者でジギタリス製剤を投与

  • (ロ)てんかん患者で抗てんかん剤を投与

  • (ハ)気管支喘息等の患者でテオフィリン製剤を投与

  • (ニ)不整脈の患者でテオフィリン製剤を投与

  • (ホ)統合失調症の患者でハロペリドール製剤等を投与

  • (ヘ)躁うつ病の患者でリチウム製剤を投与

  • (ト)躁うつ病又は躁病の患者でバルプロ酸ナトリウム等を投与

  • (チ)臓器移植術を受けた患者でバルプロ酸ナトリウムを投与

  • (リ)留意事項通知に規定する患者でシクロスポリンを投与

  • (ヌ)若年性関節リウマチ等の患者でサリチル酸系製剤を継続投与

  • (ル)悪性腫瘍の患者でメトトレキサートを投与

  • (ヲ)留意事項通知に規定する患者でタクロリムス水和物を投与

  • (ワ)留意事項通知に規定する患者でトリアゾール系抗真菌剤を投与

  • (カ)片頭痛の患者でバルプロ酸ナトリウムを投与

  • (ヨ)イマチニブを投与

  • (タ)留意事項通知に規定する患者でエベロリムスを投与

  • (レ)リンパ脈管筋腫症の患者でシロリムス製剤を投与

  • (ソ)腎細胞癌の患者で抗悪性腫瘍剤としてスニチニブを投与





レセプトには以下のようになります。


  • (13)特定薬剤治療管理料1 開始日2018/4/5 エクセグラン錠100㎎(ロ)てんかん患者で抗てんかん剤を投与


(下線部分を選択することとなりました)



まとめ


今回からこのように厚生労働省が定めた定型文で入力するようになったものが他にもいくつかあります。
定型文には専用の電算コードが割り当てられており、正しい定型文が入力されていない場合には、返戻となるようです。ちょっとした事務ミスで、返戻になったら大変です。レセプトチェックの時には十分注意が必要ですね。






(新設点数)算定しましたか?

初算定!妊婦加算

診療報酬改定が4月から始まって、10日目。初めて、妊婦さんが来られました!
「やったー!妊婦さんだ!」思わずワクワク。
準備していた算定事項を確認して、いざ算定
  • 妊婦さんであることを医師が確認
  • 妊婦である旨をカルテに記載
  • 病名に妊娠していることのわかる病名も入力
「よしよし」準備通りです。さて、それらを踏まえて電子カルテマニュアルの入力方法通りに丁寧に入力してみると・・・
「あれ?算定できない!」焦りました。「マニュアル通りに妊婦加算の番号を入力しているのに???」
だめですね~緊張しすぎて大切なことを一つ忘れていましたね。当院の電子カルテの数字や記号は半角で入力しないと駄目だったんですね。
一息いれて半角入力し直すと、あこがれの妊婦加算が算定できました。めでたしめでたしです。


認知症サポート指導料

こちらも新設点数。当院の医師は認知症サポート医でもあるので、こちらも4月から算定するぞ~!と準備万端のはずでしたが・・・
  • 他の医療機関からの紹介で来院
  • 認知症の療養上の指導も無事終了
  • 紹介元の医療機関に対し、助言を行う文書も作成
  • 診療情報提供書Ⅰとの併算定不可
  • 助言を行う文書に認知症サポート指導料を算定したことも記載
「ここまでは、よしよし、完璧!」だったのですが・・・
大事なことを一つ忘れてました。
(留意事項)認知症サポート指導料は、認知症サポート医が他の保険医療機関から紹介された認知症の患者に対して、患者又は家族等の同意を得た上で、患者又は家族等に文書を用いて療養上の指導を行うとともに今後の療養方針について、紹介を受けた他の保険医療機関に対して文書にて助言を行った場合に、1人につき6月に1回に限り算定する。なお、患者及び紹介を受けた他の医療機関に交付した文書の写しを診療録に貼付する。
そう、助言は患者様にも文書でお渡しする必要があったのです。口頭だけではダメなんですね。まずは文書の準備が必要でした。慌てて文書作成を始めた次第です・・・というわけでまだ初算定は出来ておりません。トホホ・・・。


一般名処方加算

従来の一般名処方加算1が3点→6点に、一般名処方加算2が2点→4点へ。

これ案外侮れません。ただ一般名で薬を処方するだけで、何もなかったところから+6点の加算。イコール60円の儲けです。今までまだ一般名にしていない医療機関があるとしたら、是非するべきですね。いくらこちらが先発薬で処方したって、薬局では積極的にジェネリックを勧めているのですから。多分もうジェネリックに替わってるよって患者様の方が多いかもしれません。知らぬは医師ばかり。なんせ医療機関としては、患者様がどこの薬局に行って、そのあとジェネリックになっているかどうかなんて、わからないものですからね。

  • 一日に100人外来患者のある医療機関なら、1日で、60円×100人=6,000円
  • それを週5日診療するとしたら、1週間で、6000円×5日=30,000円
  • 一月いくらかを計算すると、1か月で、30000円×4週=120,000円
  • さらに一年それを続けると、1年で、120000円×12か月=1,440,000円
驚くべき数字です。
もちろん、先発薬じゃないと調子が悪いという患者様もいらっしゃいますし、全てを機械的に一般名にするわけにはいきません。


まとめ

実は2日前から些細な事で、久しぶりに夫と喧嘩をして口をきいておりません。喧嘩は、1年ぶりぐらいでしょうか、どうしようもなく腹立たしいのは更年期のせいかもなと思ったり。

ふと、ブログに向かおうと部屋にこもってパソコンを開けてみると、くしゃくしゃのメモの切れ端が挟んでありました。



先手を打たれてしまいました。

(新設)CPAP 遠隔モニタリング加算

遠隔モニタリング加算とは


在宅酸素療法指導管理料と在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料に遠隔モニタリング加算が新設されました。それぞれ150点の加算です。

これらは(要届出)でしたので、当院の院長にも届出をするのか尋ねてみたところ、最初はオンライン診療料と同じく、まだ「必要ないよ。」との返答でした。

理由は単純にオンラインの診察なんて何かと運用を考えるのも面倒だし、手間ばかりかかるし、まだ様子をみたいとのこと。

まあ確かに、オンラインの方々を普通の外来とは別に時間を定める必要もありそうですし、その通信機器を揃えるのも何かと面倒そう。おまけに30分以内で来院出来る距離というのも、制限が厳しすぎ、そのくせ診療料も安いしね~等々の理由でした。




「当院ではオンライン診療を届出しないなら、モニタリング加算もなしだな。まあその辺のところは端折っておこう。」と自分には関係ないと、私の頭の片隅に追いやっていた事項でしたが・・・事情は突然変わりました。




酸素会社さん来院


今日、いつもお世話になっているCPAPの会社の方が面談に来られました。新設の遠隔モニタリング加算の説明に来られたのです。
この度の診療報酬改定で在宅持続陽圧呼吸療用治療器加算 CPAPを使用した場合が、1000点になり、従来より100点減点になったのはご存知でしょうか。無呼吸症候群の方の治療に使うための機器使用の管理料のことです。
詳しくはこちらをどうぞ→在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料についてASVとCPAPについて
従来から、患者様から頂くこの管理料が高いとはいえ、医療機関が酸素会社に支払う代金もかなり大きな金額で、実際のところ医療機関の利益はそれほどありません。それなのに、更に100点の減点とは!医療機関にとってはかなりの痛手なので、その説明に来られたのです。
酸素会社としては、保険点数が下がったので、契約金も下げます。というのではなく、将来を見越して、現在のCPAPの機器をモニタリング仕様に交換していっているとのことで、是非とも遠隔モニタリング加算の届出をして欲しいとの話だったのです。
マイナスになった点数をモニタリング加算で埋め合わする。なるほど理にかなった話ですね。
モニタリング機能のついたCPAPですと、外来を受診することなく、患者様の状況も把握できます。世の中全体の仕組みが、オンラインの方向へと動き始めているのですかね。


留意事項


遠隔モニタリング可算は以下の全てを実施する場合に算定する。


  • ア 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料2の対象で、且つ持続陽圧呼吸療法(CPAP)を実施している入院外の患者について、前回受診月の翌月から今回受診月の前月までの期間、使用時間等の着用状況、無呼吸低呼吸指数等がモニタリング可能な情報通信機器を活用して、定期的なモニタリングを行った上で適切な指導・管理を行い、状況に応じ、療養上必要な指導を行った場合に、2月を限度として来院時に算定することができる。

  • イ 患者の同意を得た上で、対面による診療とモニタリングを組み合わせた診療計画を作成する。当該計画の中には、患者の急変時における対応等も記載し、当該計画に沿ってモニタリングを行った上で、状況に応じて、適宜患者に来院を促す等の対応を行う。

  • ウ 当該加算を算定する月にあっては、モニタリングにより得られた臨床所見等を診療録に記載しており、また、必要な指導を行った際には、当該指導内容を診療録に記載している。

  • エ 厚生労働省の定める情報通信機器を用いた診療に係る指針に沿ってモニタリングを行う。

  • オ 遠隔モニタリングによる指導・管理に関する内容についてオンライン診療を行った場合、当該診察に関する費用は当該加算の所定点数に含まれており、A003オンライン診療料を算定することはできない。











まとめ


診療報酬改定が始まったこの1週間。レセプト時期も重なって、少々疲れ気味です。いつもより脳も気も使っているのか甘いものが無償に食べたくなる今日この頃です。気が付くと桜も葉桜に変わっていて、今年の春は早く終わってしまいそう。診療報酬改定は大変ですが、上手に息抜きをいれて、ほどほどに頑張ろうと思っています。皆様もお疲れ出ませんように。


(新設)処方料 処方箋料 向精神薬調整連携加算 12点

向精神薬調整連携加算とは


2018年の診療報酬改定の投薬で、向精神薬調整連携加算が新設されました。




処方料・処方箋料に向精神薬調整連携加算が新設された。向精神薬の多剤投与、又はベンゾジアゼピン系の抗不安薬・睡眠薬等を長期継続処方した患者について、減薬の上、処方料算定時又は薬剤師、看護師又は准看護師に、処方箋料算定時は薬剤師に症状の確認の指示を行っている場合、月1回に限り12点を加算する。ただし、同一月に薬剤総合評価調整加算及び薬剤総合調整評価管理料は算定できない。




要するに、向精神薬を減薬した際に、薬剤師や看護師等に患者さんの状態を確認するように指示した場合に12点取れますよ。ということ。具体的にはこんな感じでしょうか。





  • 処方料の場合:ドクター「○○さん(看護師)。Aさんの睡眠薬をいつもの半分に減らしたので、体調に変化がないか、睡眠に変化がないか確認しておいて下さい。」

  • 処方箋料の場合:ドクターが処方箋等に記載して薬剤師に指示「睡眠薬の減薬に伴う心身の状態変化の確認をお願いします。」と処方箋に記載し指示をする。



思い切って算定してみました


実は今日、向精神薬(デパス)を減薬した患者様の診察に居合わせたので、思い切ってドクターに向精神薬調整連携加算を取りませんか?と提案してみました。

正直、疑義解釈もまだない状態で、具体的にどういう風に指示するのかわからない状態にも関わらず算定するのには、少し勇気がいりましたが、ここが診療所の良いところ!


ドクターとの距離が近いこともあり、気軽に初めての算定を試みてみたのです。当院は院外処方ですので、処方箋に薬剤師さんあてのコメント「減薬に伴う心身の状態変化の確認をお願いします。」と記載し、カルテにその状況を記載してもらった上で、算定してみたのですが・・・結果はどうなるかわかりませんが、無事に通過してくれることを祈るばかりです。


向精神薬とは


向精神薬とは、抗不安薬、睡眠薬、抗うつ剤などを指します。具体的には、以下のような薬が挙げられます。

  • (抗不安薬)セレナール、セパゾン、ワイパックス、メイラックス、コンスタン、グランダキシン、エリスパン、レスミット、デパス、リーゼ、アタラックス、セルシン等

  • (睡眠薬)サイレース、ユーロジン、レンドルミン、ドラール、ハルシオン、アモバン、マイスリー、ロゼレム、ベルソムラ、ラボナ、リスミー、ベンザリン等

  • (抗うつ剤)ジェイゾロフト、リフレックス、サインバルタカプセル、パキシル、ルジオミール、デジレル等



精神科でなくてもよく処方される薬ばかりです。減薬の際には注意しておくといいですね。



まとめ


病院の医療事務と違って、診療所の医療事務の面白いところは、ドクターとの距離が近く、算定のことも含めて自分の意見が採用されやすいこと。こういう新設の算定は、中々ドクターも一歩を踏み出せない時もあって、共に考え、思い切って算定しよう~とチャレンジが出来るところは、実に面白いところです。
今までも、初めて算定してみて、レセプトの摘要欄のコメントに不備があって、返戻されたり、減点されたり。失敗を繰り返しながら今日に至っているのも事実。
『事実は小説よりも奇なり』『当たって砕けろ』『失敗は成功の母』
トライ&エラーを繰り返しながら日々過ごしている私を雇い続けてくださっている院長にこの場を借りて深く感謝致します。





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